自動車学校で、終了検定(仮免許の技能試験のようなもの)と卒業検定(本免許の卒業試験のようなもの)の前には、必ず【みきわめ】の教習があります。
【みきわめ教習】とは、言葉通り、みきわめるのです。受検者が検定に受かるレベルにあるかどうかをみきわめるのです。
検定の合格点に達するかどうかをみきわめるのです。
教習生から、よく受けていた「【みきわめ】って何をするんですか?」という疑問にお答えしたしますね。
ここでは、なるべく堅苦しくなく、教習生に聞かれたことに対して、話すように述べますので、正確に知りたい方は、みきわめ教習でググって下さいね。
- 教習所教官による運転教本参考書
- 自動車学校の「みきわめ」とは?何するの?教官によって甘いとか落ちるとかあるの?
- みきわめ(教習効果の確認)の目標
- 自動車学校のみきわめで落ちる人の特徴!
- 自動車学校の「みきわめ」で何をみられるの?教官によって甘いとか落ちるとかあるの?
- 自動車学校の「みきわめ」の教官は?
- 自動車学校の「みきわめ」!教官によって甘いことはあるの?
- 自動車学校の「みきわめ」!教官によって落ちるとかあるの?
- 自動車学校の「みきわめ」とは?まとめ
- 教習生からの質問にQ&Aで全力で答えてみました!
- 技能教習(普通車)の教習項目別ごとにリンクした投稿記事一覧です!
- 「自動車学校」でお悩みの方、次の記事一覧をご覧ください!。
教習所教官による運転教本参考書
このブログの趣旨!
まずは、こちらをご覧くださいね。「コツと方法」シリーズでの、基本的な私の意図と参考文献を示しています。
このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。
運転教本では「堅苦しくて分かりにくい。」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい。」「裏技的な事を知りたい。」という要望を受けて、私の経験から作成しました。
そのことをご理解いただき、この文章を読んできた抱ければ幸いです。
私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧くださいね。
このブログの個人情報対策!
このブログには、コメントができるようになっていますので、ご意見・ご質問等を受けることができます。
ただ、コメントに返信する必要がありますので、貴方のメールアドレスは、管理人及び数人の厳選された投稿者に知られることになります。
特に、現役指導員の方に質問すると、「教習生の連絡先を知ろうとした」と問題になってはいけないと思い、Lineの【Open Chat】 を開設しました。
これですと、貴方からのLineのIDも知ることはできませんし、ハンドルネームで参加できますので身バレもしないので私的には、良い方法だと思います。
教習生の方で、教官から知らされてこのブログを見た方は、このOpenChat で質問してくださると個人情報も漏れずに、気軽に質問できると思います。
但し、現役教官のライターさんが居ますので、差し支えなければ、ハンドルネームの中に教習生番号を入れて頂けたら、より適切なお答えができると思います。
例えば、教習生番号が「8765」であれば、「8765hiukonyan」とか「87kuma65mon」とかとして頂けると、ライターもお答えしやすいと思います。
OpenChat 名:【自動車学校お悩み相談室】
管理者名:【きょめん76】
自動車学校の「みきわめ」とは?何するの?教官によって甘いとか落ちるとかあるの?
自動車学校のみきわめは、基本的に一段階と二段階で2回あります。
教習が、一段階と二段階で分かれている教習においては、2回だと覚えておいてよいでしょうね。
良く言われる、修了検定前と卒業検定前と言う解釈だと誤解を生みますので、一段階と二段階に分かれているものは2回だと覚えてくださいね。
例えば、二輪免許や大型特殊免許、牽引免許などは、修了検定がありませんが、一段階と二段階に分かれているからです。よって、みきわめは2回あります。
正式な名称?は、【教習効果の確認】ですが、自動車学校では、【みきわめ教習】という事が多いです。
文字通り、みきわめるのです。
何をみきわめるのかと言うと、検定に合格できるレベルかどうかをみきわめるのです。
みきわめ(教習効果の確認)の目標
項目 教習効果の確認(みきわめ)
(みきわめ)って何をするんですか?の疑問に答える
よく、教習生から聞かれました。
「先生、みきわめって何をするんですか?」と。私は、
「今まで、技能教習でやってきたこと全てだと思ってください。」と言います。
実は、一部教習ではやるけれど検定では行わないものがあります。一例をあげると、MT車の人が行う、「AT車の運転とAT車の急加速と急発進時の措置」という項目などです。
私が、みきわめの時に気を付けていたのは、右左折や坂道・狭路通行など、検定コースによって通りそうな所をすべて、必ず一度は通るようにしていましたね。
後、みきわめを行う時は、基本的に前半は指導を行ってもよい事とされています。
しかし、後半は基本的に指導しないで判定を優先することになっています。
「みきわめの際は、前半で出来ていなかったからと言ってすぐに不合格の判定を下すのではなく、後半で助言なく適切な運転ができていれば、不合格にすることができる」というニュアンスの言葉が書かれていました。
自動車学校のみきわめで落ちる人の特徴!
基本操作ができてない
自動車の運転は、「走る」「曲がる」「止まる」です。その為には、適切なアクセルの踏み方等が大切です。
エコドライブでは、「ふんわりアクセル、e(エコ)運転」と言う標語があります。しかし、ある程度のメリハリも必要です。
特に直線路では、アクセルを踏み始めて1秒後では10㎞/h、2秒後では20㎞/h、を目指して加速して頂きました。
勿論、ブレーキを踏む時は、予備制動を効かせて、断続的にブレーキを踏むようにしましょう。
基本操作ができないのは、「頑張ってるけど出来ない」と「頑張ろうとする気がなくて出来ない」があります。
単純に分ける事は難しいですが、「自分はどちらに近いかな」と振り返ることは大切だと思います。
基本操作「走る」
走るには、アクセルの適切な踏み方が大切です。右足の踵を床に付けて、踵を支点に踏みましょう。
これは、運転姿勢がかなり影響してきます。
基本操作「曲がる」
ハンドルの保持(特に運転姿勢)が大切です。ハンドルの保持のしかたができていればハンドルもスムーズに回せます。
「ハンドル 珍教官」でググって見て下さい。
交通ルールを理解していない
当たり前ですが、一時停止は確実に停止線手前で「止まれ」です。
(安全であれば止まらなくていい) ではありません。
黄色信号は「行けたらいけ!」と思ってはいませんか?
(基本的に「止まれ」です。)
青信号は、「進め」ではありません。
(安全が確認出来たら進んでもよろしい)です。
自己流の運転を改めない
内かけハンドル、片手ハンドル、NGです。
黄色信号で加速
合図をギリギリに出す。
ハンドルを回し始めてからの確認!
ハンドルを回し始めてからの確認と、似ていますが、確認しながらのハンドル操作も厳しく見られます。
等々、教官に指摘された事は、着実に守りましょう。
自分の運転を客観的に見れていない
自動車を前に走らす事だけを考えている人が多いという印象です。
その運転が、他の交通に対して、どれだけ不安を与えているか考えてみてください。
自分が運転している時に「なんだ?この運転!」と他車を見て思った事はありませんか?
人の運転にして思う腹立たしい気持ちを、自分の運転を冷静に見て振り返る材料にしてください。
自分の運転の問題点に気づいていない
私が、みきわめの時に、教習生によく問いかけるようにしていた言葉があります。
「今まで練習してきて、『上手くできない』とか『もっと上手くなりたい』というようなポイントは有りますか?」
その中で、「坂道が苦手です」とか「確認ができていないと言われます」とか「S字が苦手です」とか「発着点ができません」とかいう教習生には、そこを重点的に指導してきました。
でも、このように答えられる人は、良い方です。
「今まで練習してきて、『上手くできない』とか『もっと上手くなりたい』というようなポイントは有りますか?」
と聞いて、
「何にも問題ありません。自信はあります」
と答える教習生は、かなり高い確率で、出来てないことが多いです。
自身ではなく、過信なのですね。(笑)
自動車学校の「みきわめ」で何をみられるの?教官によって甘いとか落ちるとかあるの?
それぞれの段階で、今まで教わった事を、道路交通法に応じて、他車に気配りしながら、安全に運転するのです。
基本的に、みきわめ指導員(みきわめができる指導員)は、コース指示しかしない事が多いです。実際、みきわめ不合格と2回判定された教習生の話によると、
「前の2回の先生は、『みきわめだから教えない』と言われました。」と言っていました。
以前教習した教官(みきわめ指導員)の勘違いだと、私は思いますがね。(笑)。
それなら、みきわめ指導員は、楽ですよね。コース指示だけすればいいのですから。(笑)
自動車学校の「みきわめ」の教官は?
自動車学校のみきわめの教官(【みきわめ指導員】と呼びます)は、自動車学校の管理者に選任された教官でなければできません。実際に指導員として選任されてから、2年以上経過してからという暗黙の了解があります。
私の場合、指導員に選任されてから半年くらいで検定員を受けに行ったので、検定員を受けることが決まってすぐに、【みきわめ指導員】をやらされましたが・・・。(笑)
従って、指名制度のある自動車学校においても、その教官が指導員に選任されて2年以内だと、みきわめはしてもらえない可能性があるのです。
最近は、うるさく言われませんが、以前は、みきわめで合格を出した教習生が、検定不合格になると、ペナルティがあったようです。
私の場合、はっきりしたペナルティは有りませんでしたが、「あの程度の技量で、みきわめ合格するな!」と罵倒されたこともありました。結構、リスクがあるのですよ。(笑)
みきわめした教習生の不合格が続くと、みきわめ指導員を解任されることもあると他の自動車学校の教官から聞いた事もあります。
私が半年でみきわめ指導員になった事や、3年経っても、みきわめ指導員に選任されないなど、自動車学校の都合によりますので、断言はできませんがね。
自動車学校の「みきわめ」!教官によって甘いことはあるの?
正直言って、有ると思います。お断りしておきますが、一対一で教習しているのだから、教習生が甘いと思えば甘いという判定になるのです。その前の教官が特に厳しかったりすると、みきわめなんて、甘々ですよね。(笑)
こんな例もありますよ。ある、みきわめ指導員の話です。
教習生に、出来てないことを指摘すると、ムッとした顔で、「確認してます」と言い張る。「そんな確認では検定落ちるよ」と言えば、不満げな顔を露骨にする。(多分、今までも、そんな態度で指導員に何も言わせずにここまで来たのだな)と思った教官は、そのままみきわめ合格にしたそうです。そして、その教習生の検定を担当する検定員に「私は指導しました。でも指導を聞き入れないので、みきわめ合格にしました。あの教習生には、検定で現実の厳しさを知らないと、二段階で苦労することを知らせるために、あえてみきわめ合格にしました。」と言ったそうです。その教習生は、(みきわめなんて、チョロいもんだ!)と思った事でしょうね。(笑)
又、不満げにしたり、指導を聞き入れない教習生には、有無を言わせず、みきわめ不合格にしてしまうことの方が多いです。そこは理解してください。
自動車学校の「みきわめ」!教官によって落ちるとかあるの?
先ほどの、甘い教官の逆バージョンですね。中には、冷徹に、「あなたは不合格!」と言い放つ教官も多いようですが、私は、今後苦労しないために、あえて厳しくすることがあります。
甘々教官のようなことをしたことも確かにあります。
しかし、きちんと学ぼうとする意欲を感じる教習生には、より厳しく判定する事も多かったです。
それこそ、前半で、全てを教えてあげようと思って、熱が入りますね。矢継ぎ早に指摘されると、教習生は(落ちる)と思うでしょうね。
それに耐えて、頑張ったら、「あなたは、最初の5分の運転では、不合格だと思っていました。でも、後半は別人のようになりましたね。よく頑張りました。」という事が多いです。でも、ここでは終わりません。
「でも、今の状態では、検定ではほとんど練習走行がないので、前半のような運転だと心配です。」
と、正直に言います。「それでもあなたが、(後半の運転が)できると思うのならば、貴方を信じて合格にします。」という事もあります。
厳しいようですが、その教習生のやる気と本気度を確認するようにしていましたね。
自動車学校の「みきわめ」とは?まとめ
良く、「みきわめになると、教官が厳しかった!」という発言が見られます。
それは、貴方を合格させたいからだという強い思いからだと思っていただけるとありがたいと思います。
変な言い方ですが、貴方を見放すならば、わざわざ嫌われてまで強くは言いません。それが原因で、アンケートに悪く書かれたり、口コミで名指しされたりしたらたまりませんものね。(笑)
みきわめ不合格者や、みきわめ合格の判定をした教習生の不合格者が続くと、教官(指導員)も窮地に立たされるのです。
厳しく言うのは、貴方への優しさだと思っていただけるとありがたいと思います。
教習生からの質問にQ&Aで全力で答えてみました!
自動車学校の教習は、ほとんどが、一対一 です。教習生から、率直な質問が寄せられます。
私は、過去に傾聴を大切にする「カウンセラー」だったこともあり、聞き出すのは得意です。
又、実際の教習経験だけでなく、SNS等で、面識のない方の質問にも対応してきました。
そこで、教習生やSNSで受けた質問に答える形で、書き続けた記事を、Q&Aと言う形でまとめました。お役に立てれば嬉しく思います。
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