正しい運転姿勢のコツと練習方法!珍教官の珍教習日記!安全運転に大切な理由は何?。教習生に評判の説明と指導方法!

以外に知られていない、正しい運転姿勢!

正しい運転姿勢は安全運転に必要不可欠です!と運転教本には書いてあります。

しかし、理由が分からないと(納得できないと)、教習生は納得しません。

そこで、教習生に評判の良かった、説明と指導方法をここで披露します。

納得して、理解して、行動する!

皆さんも、正しい運転姿勢で、疲れが少なく安全なドライブを楽しんでください。



教習所教官による運転教本参考書

このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。

運転教本では「堅苦しくて分かりにくい。」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい。」「裏技的な事を知りたい。」という要望を受けて、私の経験から作成しました。

そのことをご理解いただき、この文章を読んできた抱ければ幸いです。

私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧くださいね。

運転教本の参考書!教官経験者達の指導方法(例)!珍教官の珍教習記録!
自働車の運転の教習(勉強)には、運転教本というものがあります。これは、学校の教科書のようなものです。巷では、参考書(これを読めば一発合格!等)もたくさん販売されています。 参考書には、教科書にない情報がたくさんありますね。売るために、...



運転姿勢について教本にはどう書いてあるの?

正しい運転姿勢は、教本でも、「アクセルやブレーキを踏んで膝に少し余裕があるくらいに」とか「膝に余裕があるように。」や「肘が少し曲がるように。」と書いてありますが(笑)、あいまいな表現すぎて、教習生に指導する時に、上手く伝えられません。

そこで、「余裕とは?」「少し」とかを、より具体的にな言葉で、お伝えしてきた指導例をお話しします。

宜しければ、【正しい運転姿勢】を取ることの必要性も知っていただけると嬉しく思います。

 

自動車は、様々な法律や自動車工学、人間工学に則って、危険のリスクの少ない、安全な「運転」行為を行えるように設計・製造されています。

「安全な運転」とは、運転者自身の安全はもとより、他の交通に対して、危険や不安を感じさせない「安全な運転」を含みます。



運転のコツ 運転姿勢の必要性!

 「正しい運転姿勢」とは、

安全・疲労軽減・操作のしやすさ、等を考えた運転姿勢の事です。

あくまでも、私個人の力量と経験と知識の範囲で書いていますので、その点はご理解いただきたいと思います。執筆にあたっての私の思いを以下の記事に載せていますので、ご参照いただけるとありがたいです。

運転のコツと練習方法!保守的な教習所業界に一石!珍教官の珍教習!
はじめに  自動車の運転練習については、指導員や試験官・検定員等、又はその他運転のプロ、アドバイザー等によって、様々な「言い方(伝え方)」「指導方法」があります。  しかも、それぞれ、指導する側、指導される側の状況や性格...

「正しい運転姿勢」とは、運転で生じる危険や事故のリスクを最大限減らす目的で定められています。

人間は、残念ながらミスを犯すものです。

故 相田みつをさんの言葉を借りれば、「人間だもの・・・」です。

ハインリッヒの法則では、「重大な事故の背景には30件の小さな事故があり、その背景には300件の【ヒヤリハット】ある」と言われています。

自動車や交通法規・教習や検定・試験は、そのミスを少なくするように、又、ミスをしてしまった時に被害を最小限にとどめるために、知恵を絞って作られ、定められているのです。

又、自動車は安全性だけでなく、快適性(居住空間として、運転を楽しむ、等)も求められます。

そのため、座席(前後、上下等)、背もたれ(傾き)、ハンドルのチルト機能(ハンドルの前後移動)テレスコピックハンドル(ハンドルの上下移動)、シートベルトの調節等、で様々な体格の人や、疲労状態に応じた調整ができるように工夫されています。

さて、この執筆は、私の20年余りの教習指導員としての拙い経験を元に書いています。

 まず運転姿勢についてです。 適切な運転姿勢をとらなければ、疲労が蓄積するだけでなく、とっさの時に対応ができなくなると言われています。
 又、正しい運転姿勢を取ることで、他の交通状況を把握する情報収集がより効率的に行えます。



運転のコツ 運転姿勢のとり方!

座席の調節(前後)

 運転席に着座したら、
 まず、左手で ハンドルの最上部を軽く握ります。左手でハンドルに軽く握り、身体を引っ張ってもらう感じです。
 次に右手で座席の前後調節レバーを引き上げて(通常)、座席を前後させます。その時、左足は フットレストに、一番左側にある縦長の全く動かない蒲鉾板のようなフットレストの上に 左足をしっかり載せて、いざという時に踏ん張れるような状態にしておきます。これは、ATもMTも共通です。
その状態で、右足をアクセルペダルとブレーキペダルに交互に踏み替えます。
 ※ この時、アクセルペダルを踏む時は、踵を床に付けた状態で、ブレーキペダルを踏む時は、踵を床から浮かせて、膝全体を使って踏み込むようにします。
 どちらも(AもBも)しっかり踏み込める状態であれば、ほぼほぼ大丈夫かと思います。 ミッション車(MT車)の場合、フットレストに足を載せた状態の左足をクラッチペダルに踏み換えてクラッチペダルも奥まで踏み込めるかを確かめておきます。

背もたれの調節

 続いて背もたれの調節です。背もたれに背中をつけた状態で、ハンドルの最上部に、両手を揃えてきっちり伸ばして置いてみます。運転教本8ページにはハンドルの両側を持ったイラストに、「ひじがわずかに曲がるように」と書いてあります。しかし、「ひじがわずかに曲がるように」という書き方は、人それぞれの感覚によるものであいまいです。
 私は背もたれに背中を預けた状態でハンドルの最上部に両手をきちんと伸ばし、手首のひじに近い方の部分がハンドルの最上部に載れば良しとしています。そうすればハンドルの両翼(9時15分の位置)を保持した時にひじが少し曲がります。こうすれば「少し」とかと言う表現を使わないで済みますよね。

ヘッドレストの調節

運転教本8ページの通り、ヘッドレストの中心が、耳の高さになるようにすればよいと思います。耳の高さは、後頭部の一番後方に突き出した部分のやや下になりますね。これで追突された時などに、むち打ちになりにくくなるのです。

ハンドルの調節

 それでも うまく調節できない時は ハンドルの 根元あたりについている 「チルト機能」を使ってそのレバーを解除することにより、垂直方向と前後方向に 5cm 程度ハンドルの微調整ができます。ハンドル調整が終わったらチルトのレバーをロックの位置にしておくことを忘れないでください。
「チルトレバー」は見つけにくいので、指導員に遠慮なく尋ねてください。
 又、他者と比べて、極端に背の低い方等がおられると思いますが、自動車学校によっては、クッションを用意していたり、入所前に、運転席に座る等で、アクセル・ブレーキ・ハンドル等が正常に操作できるか?或いは、座高の関係で運転に支障はないか等を確認することもできる場合がありますので、お問い合わせくださると良いと思います。勿論、殆どの自動車学校では大歓迎だと思います。
 だって、入所してから、うまく操作できないからと、返金を求められたり、キャンセルをされたりするよりは良いと思うからです。
 むしろ、そういう相談に応じてくれない自動車学校は、不親切だとさえ私は思います。
 もっと言えば、「五体不満足」の著者である乙武洋匡さんは、特殊な条件を備えた車両で、条件付きながら免許を取得されています。
 今ある教習車両で、適切な運転姿勢が取れないという理由だけで、運転免許取得を諦める事はなさらないでいただきたいと思います。
 道路交通法を理解する能力と、適正な視力と、条件を備えた車両の準備ができ、それを操作する機能があれば、免許取得の可能性はあります。
 これだけ技術革新が進歩している時代ですので、あきらめる必要はないと私は強く思っています。
 費用が心配な方は、業者に依頼するとか、クラウドファンディングを利用することも考えられるのです。
 企業も、自社の技術を高める事にもなると思います。

 



教習生からの質問にQ&Aで全力で答えてみました!

自動車学校の教習は、ほとんどが、一対一 です。教習生から、率直な質問が寄せられます。

私は、過去に傾聴を大切にする「カウンセラー」だったこともあり、聞き出すのは得意です。

又、実際の教習経験だけでなく、SNS等で、面識のない方の質問にも対応してきました。

そこで、教習生やSNSで受けた質問に答える形で、書き続けた記事を、Q&Aと言う形でまとめました。お役に立てれば嬉しく思います。

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