教習所の第一段階で、【発着点に止める】 と、第二段階で、【路端停車と発進】という課題がありますね。
これは、共通する部分があります。
むしろ、私は、ほぼ同じように指導しています。
少なくとも、私が勤務した教習所と、法定講習で話題になった時の、他の教官の方法は、私にとっては???の連続でした。
笑ってはいけないけど、笑ってしまいました。
みんな、頑張っていますね。
最初の勤務校で、私がこれからお勧めする方法で指導したところ、他の教官に完全に否定されました。
2番目の勤務校では、「良い所はどんどん取り入れよう」という風潮があり、すぐにパクられる可能性があるので(笑)、教習生が教官に漏らさないように工夫しました。(笑)。
教習所教官による運転教本参考書
このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。
運転教本では「堅苦しくて分かりにくい。」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい。」「裏技的な事を知りたい。」という要望を受けて、私の経験から作成しています。
そのことをご理解いただき、この文章を読んできた抱ければ幸いです。
私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧下さい。
路端停車(発着点含む)が上手くいかない指導法!
私は見た!他の教官の上手くいかない指導方法で、多いパターンをンご紹介します!
サイドミラーを見て!
「サイドミラーを見て!見たらわかるだろう?」とだけ言う教官。サイドミラーを 見るのではなく、サイドミラーで 観るのです。詳しくはこちらから↓
助手席のドアを開ける
助手席のドアを開けて、「ほら、こんなに離れている!」と必死に説明する教官。
もっと左にハンドルを回して
「離れているから、もっと左にハンドルを回して!こら、回しすぎ!そんなに回したら脱輪する!」と焦っている教官。
次の時間に頑張って
一番新しいネタは、終業のチャイムが鳴った時、車から降りて、生徒に確認させるんですよね。
「ほら、こんなに離れていますよ。線から30cm以内に止めないといけないんですよね。次の時間に頑張ってください。」
おい!君は、応援団か?と苦笑しましたね。しかも次の教官へ教習丸投げかよ~
路端停車が上手くできない理由!
私が、偉そうに?馬鹿にした理由を述べますね。
「サイドミラーを見て!」しか言わないのは教習ではない!
正しくは、「サイドミラーを見て!」ではなく、「サイドミラーで観て!」なのです。
サイドミラーを見ても上手くはなりません。
サイドミラーで観てこそ上手くなるのです。
さて、サイドミラーで何を観るのでしょうか?
それが分かってないから、教習生は右往左往するのだと思いますね。
助手席のドアを開けて、左の白線を見せようとする事の無意味!
ドアを開けて、「離れてるだろう!」と言う死角を理解しない教官!
助手席のドアを開けて、「ほら、こんなに離れている!」と必死に説明する教官を良く見ました。
しかし、冷静に考えると、(いや、冷静に考えなくても(笑))教官からは助手席のドアを開けると白線は見えますが、教習生には死角になって見えないのです。(笑)
きっと、必死になっているんでしょうね。ある面、熱心と言えば熱心なんですが。(笑)
そもそも、教習生が運転席側の窓枠から、右側の路面を見ようとしても、死角は約1mあるのです。
教習生からすれば、教官が助手席のドアを開けても、右側同様に死角は1m以上あるはずです。つまり、車体と左の白線の間が1m以上開いてないと、教習生から白線は確認できないのです。見えるわけないのです。(笑)
ましてや、おデブさんの教官ですと、太ももが邪魔をしてますます見えないのです。
このドア開け行為は、危険であるだけでなく、道路交通法に違反していますよね。
「走行中にドアを開けてはいけない」(当然停止中でも、いつでも動ける状態は走行中とみなされるはずです。教官たる者、開けてはいけないと思います。例えコース内と言えども、正しい道路交通法を教える場所ですからね。)
教官が強気で「ほら、こんなに開いてるだろ?」と言うと、教習生には見えてもいないのに、気をきかせて(呆れて)、「そうですね」というのです。そこで、教官は自己満足しているのです。
しかも、「見えません」なんて言うと、「見えないのか?」と怒鳴られ、真面目に見ようとすると口うるさい教官に身体を近づけないといけません。又、「分かった?」と言われたら「分かった」としか言えないのです。
「わからない」と言ったら、又、クドクドと分からない説明をされるからです。
私は、ひねくれた性格なので、教官自身も、実は、左ミラーの観方・使い方がわからず、ドアを開けて、自分で確認しているとしか思えません。(笑)
ドアを開けると、サイドミラーでの確認ができないと気づかない教官!
助手席のドアを開けると、サイドミラーが真横に向いてしまい確認ができませんよね。
運転教本の9ページの、左右サイドミラーに白線が映り込んでいるイラストを見て下さい。左のミラーで、白線がきちんと見えていますね。
これで助手席のドアを開けられると、見る事はできません。
助手席の窓を開けて、窓から腕を出している教官!
助手席の窓枠に肘をのせる教官!
助手席の窓枠から肘を車外に突き出して乗ってる人が多いのです。しかも腕の太いぽっちゃり体形の人に多いのです。
きっと、窮屈なのでしょうね。(笑)
しかし、教習生からは、そのぶっとい腕が邪魔して、サイドミラーにはほとんど教官の腕しか見えないのですね。
助手席の窓から腕全体をだらんと伸ばしている教官!
ほとんど、ひじを車外に出している教官と同一人物です。
こうされると、教本9ページのように、下の方の白線も見えませんね。
特に上手に寄せている人にとっては、自分の技術を恨まなければならない?という異常な事態になりますね。
教習生が車を停止させててから「離れているよ!」と言う教官!
本日の教習生の生の声です。(笑)
私が、上の例「ドアを開けて!『見てみろ!』と言う教官が居ますね」と言ったら、女性の教習生が、
「先生、私はドアは開けられませんでしたが、停止して直後に『これ見てごらん。こんなに離れてるよ』と言われました。そろりそろりと走っていたので、心の中で『止まってから言うなよ!止まる前に言えよ!』と思いました。」
確かに、数少ない練習で、止まる前に言ってもらえれば、一回余計に練習できるかもですね。
しかも、その教官は、最後の練習の時に言ったそうです。時間が無いので、「はい、次に頑張ってね!」と言ったそうです。
「それなら、尚更、止まる前に言えよ!」と思ったそうです。(笑)
私は、その教習生に、
「新しいネタができたので、ブログに書かせてもらいますね」と言って許可を得ました。
早速、帰りの電車内で今書きました。(笑)
「もっと左にハンドルを回して!」は指導ではなく命令!
「離れているから、もっと左にハンドルを回して!こら、回しすぎ!そんなに回したら脱輪する!」と焦っている教官。
指示の時期が遅いから、慌てて「もっと」と叫びます。早口で言うので、教習生は怒られていると思い慌てます。慌てて回すから、回しすぎになります。
「次の時間に頑張って!」は励ましてるようで何も指導していない!
一番新しいネタは、終業のチャイムが鳴った時、車から降りて、生徒に確認させるんですよね。
「ほら、こんなに離れていますよ。線から30cm以内に止めないといけないんですよね。次の時間に頑張ってください。」
「君は、応援団なのか?」と笑ってしまいましたね。
30cm以内に止めるにはどうすればよいのかを教えてあげて欲しいですね。(笑)
発着点停車・路端停車の私の指導法!
この記事を読んでくださる方に、私の指導法を伝授します。とにかく、最初に指導する時以外は、すぐにはこの指導法を行いません。一度、させてみます。その様子を見て、その人の問題点を探ることにしています。
因みに、どの「運転のコツ」の記事でも同じですが、皆さんは、実際に運転はできませんので、イラストを見たり、や自分の練習風景を思い出して、実際にハンドルを回す真似をしたりして、身体で覚えるようにして下さい。体で覚えこまさないと。このブログを見ながら教習は受けれませんので(笑)
フロントガラスの中央下部目標に!【ゴリラの鼻くそ】
例えばですが、ゴリラが、鼻まで覆うことができる特製のゴーグルをしていると考えてください。そのゴーグルの透明部分をフロントガラスだと考えてください。
そうなると、フロントガラスの中央の一番下の部分には、「ゴリラの鼻くそ」が付いていると考えられますね。
【ゴリラの鼻くそ】は、フロントガラス中央下部の真ん中あたりを目標にしている私の造語です。(笑)
その、「ゴリラの鼻くそ」部分に、ワイパーの部品の一部が見えたり、非常点滅表示灯のスイッチ(赤い△)があったり、エアコンのフロントデフロスターの吹き出し口の左右分割の境目が見えたりしますね。
車種・運転者の体格や姿勢によって違いますので、「ゴリラの鼻くそ」の位置付近(フロントガラスの中央下部)に、良い目標物を探して下さいね。
教本のP.55の一番上の横長のイラストを見てくださいね。
フロントガラスの中央に、縁石(白線)が見えていますよね。この状態であれば、縁石(白線)と車体との間は、白線2本分以内に収まっている可能性が高いのです。
しかし、あくまでも目安ですので、御自身の体格や教習車の特性に合わせてくださいね。
「ゴリラの鼻くそ」の中心に縁石、「ゴリラの鼻くそ」の左端に縁石、「ゴリラの鼻くそ」の右端に縁石、等々、御自身の運転姿勢から、bestなポイントを見つけてくださいね。
発着点には、右カーブから入ることが多い!
発着点手前の右カーブにさしかかったら、「ゴリラの鼻くそ」の真ん中に白線が見えるまで直進します。「【ゴリラの鼻くそ】の右端が白線にオンライン」と言っています。学科教習のオンラインが始まった事にかけて(笑)。
「ゴリラの鼻くそ」が白線より外側(鼻くその右肩)に見え始めたら、ハンドルを右に少しずつ回し始めます。角度的には、60度ずつ、時計の短針で言えば2時間(長針で言えば10分)ずつ、位でしょうか。
とにかく、一気に回さない事です。一気に回すと、慌ててしまい、自分がどれだけハンドルを回したか?車がどう動いているか?さえ、わからなくなり、冷静さを失う生徒さんが多いのです。
この時に、ハンドルの持ち方が大切です。決して真横(9時15分)以外を保持しないように心がける事です。
手を滑らせて違う所を保持すると、今、ハンドルをどれくらい回したかわからなくなる人が多いのです。又、頻繁に持ち替える(これを通常『送りハンドルの傾向』という)又は、それを確認するために、ハンドルばかりを見てしまい、「ゴリラの鼻くそ」と白線から目が離れるのです。
ハンドルの持ち方の基本形については、こちらからご覧くださいね。
右カーブから発着点付近の直線に差し掛かったら!
半回転近くまで回すと、直線部分に差し掛かります。そうすると、「ゴリラの鼻くそ」から左側に直線(白線)が見え始めます。こうなれば、ハンドルを左に少しずつ回し始めます。正確に言うと、左に戻し始めます。
「ゴリラの鼻くそ」の真ん中に白線が見えたら、まず、ハンドルをまっすぐ(9時15分の位置)に保ったまま、「ゴリラの鼻くそ」の真ん中に白線がオンラインしているかを見るのです。そして、左サイドミラーで、白線と車体が平行になっているかを確認してください。
更に、白線と車体左部分の間が、30cm以内かどうかを確かめてください。
因みに、白線の幅が、15㎝ですので、白線2本分以上離れていると減点対象になります。
又、平行になっていないと、更に減点されますのでご注意を!
しかし、離れすぎを怖れて、白線を踏んでしまうと、脱輪(検定中止)になることが多いので気を付けましょう。
脱輪よりは、離れすぎの方が、少ない減点で済みます。
平行にさえなっていれば、離れていても‐5点です。
因みに脱輪は、バックして元に戻せても、‐20点で、元に戻せなければ、検定中止になります。
私は、「寄せるのが苦手なら、離れてもいいから脱輪だけはしないように!」とアドバイスしていましたね。
左サイドミラーでの確認は、最終段階!
サイドミラーで観るのは、ズバリ、30cm以内に寄せるべき白線と自分が運転する自動車の左側端との間隔なのです。
運転教本のP.9を見てくださいね。左ミラーにバッチリ見えますね。白線と車体が。
この教本のイラストですと、白線と車体との間隔が、白線一本分くらいしかありませんね。
理想的な、寄せ方ですね。
この、左ミラーで観えるイラストの通り寄せる事ができれば、左寄せはできるのです。
路端停車では、ほぼ直線状態になってから、左寄せをしてください!
路端停車地点や、後退の為の駐車地点に近づいたら、安全確認をした上で、ハンドルを左に10度程度ゆっくり回すと、「ゴリラの鼻くそ」の左側に見えていた直線又は縁石が「ゴリラの鼻くそ」中心付近に近づいて見え始めます。こうなれば、ハンドルを少しずつゆっくり戻し始めます。
「ゴリラの鼻くそ」の真ん中に白線が見えたら、まず、ハンドルをまっすぐ(9時15分の位置)に保ったまま、左サイドミラーで、白線と車体が平行になっているかを確認してください。
更に、白線又は縁石と車体左部分の間が、30cm以内かどうかを確かめてください。
因みに、白線の幅が、15㎝ですので、白線2本分以上離れていると減点対象になります。
又、平行になっていないと、更に減点されますのでご注意を!
しかし、離れすぎを怖れて、白線を踏んでしまう(縁石に接触・乗り上げしそうになる)と、脱輪(検定中止)になることが多いので気を付けましょう。
脱輪よりは、離れすぎの方が、少ない減点で済みます。
平行にさえなっていれば、離れていても‐5点です。
私は、「寄せるのが苦手なら、離れてもいいから脱輪・接触だけはしないように!」とアドバイスしていましたね。
勿論、左サイドミラーに、発着点の白線と車体の左部分が映り込んでいないと確認できません。
このサイドミラーの調整方法について、よくわからないという方は、こちらを見て下さいね。
又、サイドミラーで何を観るのか?については、こちらをご覧くださいね。
教習生からの質問にQ&Aで全力で答えてみました!
自動車学校の教習は、ほとんどが、一対一 です。教習生から、率直な質問が寄せられます。
私は、過去に傾聴を大切にする「カウンセラー」だったこともあり、聞き出すのは得意です。
又、実際の教習経験だけでなく、SNS等で、面識のない方の質問にも対応してきました。
そこで、教習生やSNSで受けた質問に答える形で、書き続けた記事を、Q&Aと言う形でまとめました。お役に立てれば嬉しく思います。
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