クランクが出来ない原因と今すぐ試せる対処法(コツ)!感覚ではなく【間隔】重視!

多くの教習生が悩んでいる「狭路通過(【クランク】)」。今まで、文章で書くことにためらってきてなかなか踏み出せませんでしたが、思い切りました。

「いつかは、文章で表現したい。」と思い続けて、20年余り。上手く伝わるか不安ですが、「クランク」でお悩みの方は、一度読んでみてください。

初めてのクランクの教習でしたが、上手にできて、私も嬉しかったのです。

そして検定も合格しました。(笑)。



  1. 珍教官ブログの基本的な理念!
  2. クランクの珍教習を公開する理由!
    1. クランク教習に自信を持たせてくれた、Mさん!
      1. 狭路通過でMさんに初めて出会った
    2. Mさんは、補修にならずにクランクとS字をクリアー
      1. Mさんが、見ず知らずの友達に教習??
      2. Mさんが教官になったら、怖いライバル!(笑)
  3. クランクコースとは?
    1. クランクとは?
    2. クランクの全体像は?
  4. クランクコースを理解する!
    1. 車の大きさ、タイヤの位置を理解しておきます!
      1. 普通自動車の車幅!
      2. 普通自動車の死角!
      3. 普通自動の前タイヤの位置!
    2. 脱輪しないために!
    3. 脱輪・接触怖れ時の修正方法を学ぶ(切り返し)
      1. ①自動車の前輪・最前部が脱輪した・接触の恐れありの場合!
      2. ②自動車の後輪・最後部が脱輪した・接触の恐れありの場合!
      3. 脱輪・接触の恐れありの修正(切り返し)方法は難しい!
        1. 脱輪・接触の恐れの修正(切り返し)は、マニュアル通りには出来にくい!
        2. 脱輪・接触の恐れの修正(切り返し)は、練習しにくい!
        3. 脱輪・接触の恐れの修正(切り返し)は、覚えにくい!
  5. クランク通過は、超低速で走行する事が重要!
    1. 何故、超低速が必要なのか?
      1. 教官の説明が追い付かない。
      2. 教習生の理解が間に合わない。
      3. 教習生の操作が間に合わない。
    2. 超低速ってどのくらいの速度なのか?
      1. 超低速は、初めてハイハイができた赤ちゃんの速さ!
      2. 超低速は、時速1km位!
    3. 止まったり、進行したりして、平均時速1km以下ではだめ?
    4. 超低速を保つため、クランク内では、右足は常に、フットブレーキに!
      1. アクセルは踏ませません!
      2. 右足は常にブレーキに!
    5. MT車では、どうやって車を前進させるの?
  6. クランクで、ハンドルを回すポイントとは?
    1. ハンドルを回し始めるポイント!左に進む時!
      1. 普通自動の前タイヤの位置!
      2. 自動車の前輪・最前部が脱輪した・接触の恐れありの場合の切り返し方法!
  7. ハンドルをまっすぐに戻すポイント!
    1. ハンドルを回し始めるポイント!右に進む時!
  8. 目線が大事!常に外を意識して!
  9. 「自動車学校」でお悩みの方、次の記事一覧をご覧ください!。

珍教官ブログの基本的な理念!

初めて、このブログをお読みになる方は、一度お読みください。この、ブログを紹介する方に、お知らせしている内容です。よろしくお願いいたします。

珍教官ブログの基本的な理念(理想)!指導方法・お問合せ方法
ここでは、珍教官ブログの基本的な理念(理想)をお知らせします。 私は、約25年間、教習指導員をしていました。しかし、この間、指導方法に疑問を抱き続けてきました。私の指導法は、【珍指導】(これは私の命名です)と批判され、見下され、非難さ...



クランクの珍教習を公開する理由!

クランク教習に自信を持たせてくれた、Mさん!

狭路通過でMさんに初めて出会った

私が M さんを教習したのはS 字クランクの教習(狭路通過の教習)が初めてでした。

 初めて出会った時に、「聞き上手な女子だな!」というのが 第一印象でした。
 予想は的中し、私の指導が渇いた土に染み込むように、彼女の頭の中に染み入っているような雰囲気が伝わってくるような感じでした。
 この後書く予定の指導方法で始めました。
 ただ、当時はアクセルペダルを踏まずに低速走行で走るという方法は、使っていませんでした。
 つまり、指導法としては私の中では完成域に達していなかったのです。その為、
 「アクセルを少し踏んでクラッチを半クラッチにして!」「 その後スピードが出過ぎたら ブレーキを踏んで!」「クラッチも踏んで!」
 忙しい足の操作の説明をしながら、ハンドル操作の指導もしていったのです。Mさんも良くついてきてくれました。
 本当に吸収力のある子で、1度目のトライの時にはあたふたとしていたのですが、2度目のトライ では結構できたので驚いたのを覚えています。

Mさんは、補修にならずにクランクとS字をクリアー

 MT教習の女子は、近年殆ど「補修」になっていたのです。
 その後Mさんの教習には一度も当たらず、いつしか彼女の修了検定も終わっていました。
 その次にMさんに出会ったのは2段階の路上教習の時でした。
 路上教習の時に「M さん、修了検定の時は クランク不安なくできた?」と聞いた 私に、M さんは「先生のおかげで、めっちゃうまくできました!」と言ってくださったのです。

Mさんが、見ず知らずの友達に教習??

 さらに嬉しいことに M さんが 続けて言ったのは、
「実は先生、私の仲良しの友達が別の教習所で修了検定を4回受けて、4回とも クランクで失敗して不合格になったのです。」
「一緒に喫茶店でお茶を飲んでいる時に『M ちゃん、あんた何でクランクが上手にできたの?私、苦手でかなわないのに…。4回も クランクで落ちたら もう クランクなんて トラウマだよ!』と言ってきたのです。先生に習った事を思い出しながらメモ用紙に書きました。うろ覚えで『私はこのように習ってこうしたよ!』と伝えました。そしたら次の検定の時に、上手に クランクが通れて合格したそうです『M ちゃんのおかげで合格できたよ』と喜びの LINE メッセージが届いたんだよ。」
「私こそ 先生に 感謝しなくちゃいけないんです。」と嬉しいことを言ってくれたのです。

Mさんが教官になったら、怖いライバル!(笑)

 私はその子が合格したこと以上に、この指導方法を教習生が理解して、さらにこの方法を他の教習生に伝えてくれて それで合格したという事実にとても喜びを感じました。
 もちろん M さんの伝え方が上手だったからなので、Mさんの素晴らしさなのですが、M さんの友達が通っている自動車教習所の指導員が指導しきれなかったことを 私の指導の伝聞 だけで 教えれたことにとても嬉しく思いました。
 この言葉だけで伝えることができたのだから、私も ブログで書いて伝えても通じるのではないかと 自信を深めた次第です。
 M さんほど上手にお伝えできるか自信はありませんが、M さんに負けないように頑張ってお伝えしたいと思います。
頑張ってお伝えしたいと思います。
 本当に M さんみたいな人が教習指導員になったら、私が今まで身につけてきた スキルが全て パクられるのではないかと思ったぐらい(笑)です。
 でも 教習指導員として これ以上 喜びはないですよね。
 我ながら うまく伝えられてるんだなと思って大満足の日でした。
 3年ぐらい経った今でもその時の喜びは忘れませんし、新たな教習生に指導する時も、自信を持って 教習 できるようになりました。



クランクコースとは?

トヨタ名古屋教育センター発行の【運転教本】に準じて説明いたします。

ページで言えば、p.78 ~ p.89 が対象になります。

この教本が手元にない方は、他の教本で「11.狭路の通行」のページを開いてください。

クランクとは?

 クランクとは、10メートル程度の間隔で、交互に直角に右折する箇所と左折する箇所が配置された狭路のことです。

クランクの全体像は?

クランクをうまく通行するために、狭路全体だけでなく、入り口・出口のコース形状をイメージ図ることが大切です。

クランクコースは、ほとんどが、直線・直角コース・直線・直角コース、なので、比較的シンプルです。

実は、教官でも、「クランクの方が(S字より)教えやすい」と言う人が多数派でした。



クランクコースを理解する!

車の大きさ、タイヤの位置を理解しておきます!

普通自動車の車幅!

クランクのコースの幅は、3.5メートルに設計されています。

運転席から見れば、狭い道のように感じますね。普通免許取得のための教習車車の幅は約1.7メートルですから、実際には車2台分ほどの道幅があるのです。

普通自動車の死角!

付け加えると、一般的な体格(身長165cm程度)であれば、普通の運転姿勢で運転席側の窓枠下部に隠れて見えない部分を死角と言います。教本のP.48を見て下さいね。従って、運転席から右側窓枠の下部を見た時に、縁石と窓枠が重なって見えるようでしたら、縁石との間が1m位空いているという事になりますね。可能であれば、窓を全開にして顔を出して確認してみてください。

実際には、「縁石が見えないから、乗り上げる」と恐怖を抱いて、不必要に離れようとする方がおられます。

普通自動の前タイヤの位置!

また、クランクを通行するときは、タイヤの位置を把握することが大切です。多くの方が、タイヤはかなり運転席から前方に離れていると思っているようです。実際は、ブレーキペダルの前方50cm位の場所に、右側前輪の接地面があるのです。そのことを考えて、クランクを走行する際には、コースのできるだけ外側に寄って走行するように気を付けることが大切です。

脱輪しないために!

 自動車が曲がる時には、前輪と後輪の通る軌道は異なります。

ハンドルを目一杯回した場合、内側の後輪が通る軌道は、前輪が通る軌道よりも約70~80cm程度内側を通ることになります。
これを、内輪差といいますが、後輪のタイヤ位置を把握することは困難なので、なるべく外側を通過するようにします。

運転教本P.92の一番下のイラストに書いてある通りですね。

クランクの場合は、外側に黄色のポールが立っていますので、外側ギリギリをせめてみましょう。



脱輪・接触怖れ時の修正方法を学ぶ(切り返し)

①自動車の前輪・最前部が脱輪した・接触の恐れありの場合!

 自動車の前輪・最前部が脱輪した・接触の恐れありの場合は、直ちに停止します。その後、ギアをリバース(後退)に入れ、ハンドルをまっすぐに戻します。

(ここでは自動車の誘導に特化してますので、合図や確認事項は省略します。ご了承下さい)

約50cm位後退して、進みたい方に一気にハンドルを回すと、ほぼ通過できます。

②自動車の後輪・最後部が脱輪した・接触の恐れありの場合!

自動車の後輪・最後部が脱輪した・接触の恐れありの場合は、直ちに停止します。その後、ギアをリバース(後退)に入れ、ハンドルを回さずに後退します。(つまり、ハンドルはそのままです)

(ここでは自動車の誘導に特化してますので、合図や確認事項は省略します。ご了承下さい)

約2~3m位後退すると、脱輪前の直線部分まで下がり、直線コースと車体が平行になります。そこでハンドルをまっすぐに保ちます。そこから1m~2m直進してから進みたい方に一気にハンドルを回すと、ほぼ通過できます。

脱輪・接触の恐れありの修正(切り返し)方法は難しい!

以下のように、状況により方法が複雑ですので、修正(切り返し)は困難をきわめます。

脱輪・接触の恐れの修正(切り返し)は、マニュアル通りには出来にくい!

前にしろ、後ろにしろ、脱輪・接触の恐れの場合の修正方法は、脱輪・接触の恐れの程度によって違います。

①、②の場合のいずれも、ギリギリ通過できない時の修正方法です。明らかな、脱輪・接触の恐れの場合は、その時の教官の指示に従ってください。

脱輪・接触の恐れの修正(切り返し)は、練習しにくい!

例えば、後方から、別の教習車が接近した場合、検定車が近くにいる場合は、練習できませんね。

脱輪・接触の恐れの修正(切り返し)は、覚えにくい!

考えてみてください。前進でクランク通過できない人が、たまにしか練習できない【切り返し】を覚えられると思いますか?

私は、最初の勤務校で「S字・クランクの切り返しの練習をさせろ!」と主張する検定員が居て苦労しました。その検定員は、自分の担当の生徒が切り返しを必要とする場合には、遠慮なく切り返しの練習をさせました。ところがその検定員が後ろにいた場合、「後ろに俺が居るのに、切り返しの練習なんかさせるな!」と怒るのです。

再就職した勤務校では「S字・クランクの切り返しの練習は一回程度にしましょう。上手くできないと『後が大変だ』と思わせるようにして、なるべく前進で通過できるように指導しましょう」と呼びかけられました。「そもそも、前進でクランクを通過できない人が、後退(切り返し)ができるわけないのですから」とも言われて、とても良い所に再就職できたと喜んだことがあります。



クランク通過は、超低速で走行する事が重要!

何故、超低速が必要なのか?

教官の説明が追い付かない。

教官の説明が追い付かない。→ 早口になる。→ 口調が強くなる。→ 怒られたと感じる。

教習生の理解が間に合わない。

言葉を聞いてすぐには理解できません。→ 間違って理解しても修正できません。→ その後の運転装置の操作の理解も間に合いません。

教習生の操作が間に合わない。

教官の説明を理解する。→ 頭の中で整理する。 → 実際に操作をする。

個人差はありますが、瞬時に理解できたとしても、単純な繰り返し作業でも、指示通りに操作できるまでに、平均的に約1秒必要だと言われています。

ましてや、初めての操作では、何秒かかるかわかりません。

超低速ってどのくらいの速度なのか?

超低速は、初めてハイハイができた赤ちゃんの速さ!

超低速…これも個人差がありますが(笑)、亀の歩み位でしょうか?

超低速は、時速1km位!

超低速…具体的には、「時速1km以下で」と言っていました。

時速1kmと言えば、秒速0.3m未満です。つまり、1秒間に30cmも進まない速さです。

実際に測れるわけではありませんが、そのくらいのつもりで走行していただきます。

※ 勿論、免許再取得の方で、腕に自信のある方は、その必要がありませんね。(そもそも、そういう方は、この記事を読まないと思いますが)

因みに、車体の個体差は有りますが、AT車のクリープでは、時速4km前後は出ると言われていますし、MT車でアクセルを全く踏み込まないで、半クラッチにしても、時速4km前後は出ると言われています。

止まったり、進行したりして、平均時速1km以下ではだめ?

基本的に、「止まらないで!」と言ってきました。停止した状態でハンドル操作をすると、「すえ切り」と言って、自動車にダメージが加わりやすいのは当然のことですね。

更に言えば、停止した状態でハンドル操作をすると、今現在、タイヤがどちらを向いているのか理解しにくいという事も大きな理由です。

時速1kmででも、走行していれば、今現在自動車がどちらに向かって動いているのかがわかりますよね。

後で述べますが、自動車がどちらに向いて動いていて、どの部分が脱輪・接触しそうかという目配りが大切です。



超低速を保つため、クランク内では、右足は常に、フットブレーキに!

アクセルは踏ませません!

狭路内(クランク・S字)では、AT車・MT車どちらでも、基本的(特に最初に指導する時)に、アクセルは踏まないようにして指導していました。

踏み間違いもありますが、説明も複雑になり、「はい、アクセルを少し踏んで!」「はい、今度はブレーキを踏んで!」という事を繰り返すと、言い間違いや、聴き間違いが生じる可能性が高まるからです。

特に、正社員指導員歴の晩年には、ほとんどそのようにやっていました。

右足は常にブレーキに!

「構えブレーキ」と言う言葉をきいたことがありますか?

剣道では、対戦前に、「構え」という体制を取ってから、試合や練習します。

まだ、実際に行動しないけれど、いつでも行動できるように準備しているという事です。

簡単に言えば、ブレーキペダルの上方に、右足を浮かしておいて置き、いつでもすぐにブレーキが踏める状態にしておくことです。

これで、右足は、ブレーキを踏むか、ブレーキから右足を浮かせるか?だけなので、指示も徹底しやすくなります。

MT車では、どうやって車を前進させるの?

AT車では、ブレーキから右足を離すと、クリープ現象で前進しますよね。

では、MT車ではどうするのでしょうか?

MT車でもアクセルは踏みません。半クラッチをうまく利用すれば、低速が保ちやすいのです。

この方法については、こちらで詳しく書いていますので、是非ともご覧下さいね。

MT車の発進のコツと方法!右足と左足同時操作なし!エンスト・急発進・ノッキング無し!珍教官の珍教習記録!
教官経験者による、教本参考書シリーズです。過去の記録を推敲して、やっと文章がまとまりかけましたので、今回は、MT車の発進手順について、私の指導方法の一部を公開します。 困っている方の参考になれば幸いです。 まだ、編集途中の部分も...

 



クランクで、ハンドルを回すポイントとは?

やっと、画像を貼ることができるようになりました。3年ほど前に作った、教習生に見せて指導していたものです。汚れていますし、手書きの拙いものですが、画像が貼り付けれた記念です。近々、書き換えますのでご了承ください。

この、クランクコースは、右折してクランクに入ります。しかも、やや鋭角的に入ります。

 

 

ハンドルを回し始めるポイント!左に進む時!

普通自動の前タイヤの位置!

普通自動車の前タイヤの接地面は、実は、ブレーキペダル前方約50cm位の場所にありますよね。

ブレーキペダルの真横(左に進むならば、左方向真横)に最初に見える横向きの直線(縁石)部分が来たら、ハンドルを左に一回転だけ回します。

次に、両手で保持しているハンドルの全て(下部まで全て)が横向きの直線(縁石)部分をこえたら、残り約半回転だけ回します。これで、ハンドルは全て左に回したことになるはずです。普通自動車では、これで、ほぼ通過できます。

ハンドルの回し方については、下記の記事を参考にしてくださいね。

ハンドル持ち方のコツ!9時15分をお勧め!珍教官の珍教習日記!9時15分をお勧め!性格が出るの?減点になるの?
 今回は、「 ハンドルの持ち方」について、私が実際に指導してきて効率よく理解してもらえた指導方法のいくつかをご紹介いたします。  運転教本には図で書いてありますが、具体的に言葉では書いていないことも多いですよね。  ネットでは10時...

ただし、この場合、右の先端部分が、ポールに接触しないかを確認してくださいね。

そのポールに、大好きなアイドルが立ってると思ってください。「ぶつけて怪我をさせたら大変ですし、離れてしまったらアイドルに近づく事さえできない!」と思ってください。

右前端部が接触しそうになったら、切り返しをします。

自動車の前輪・最前部が脱輪した・接触の恐れありの場合の切り返し方法!

 自動車の前輪・最前部が脱輪した・接触の恐れありの場合は、直ちに停止します。その後、ギアをリバース(後退)に入れ、ハンドルをまっすぐに戻します。

その後、約50cm位後退して、左方向に一気にハンドルを回します。

そのまま、アイドルポールから離れそうであれば、徐々にアイドルポールに近づけます。

これで、ほぼ通過できます。

前がギリギリ通過できれば、後輪・最後部が脱輪・接触することはまずありえません。(笑)



ハンドルをまっすぐに戻すポイント!

ポールが続く限り、アイドルが立っていると思って、右前部を近づけてください。最後のポールの直近を通過したら、ハンドルは一回転回した状態でしばらく走ってください。(勿論、超低速で)

その後、ポールの列と平行になっている直線状態の白線(縁石)と自動車が平行になったら、ハンドルをまっすぐに戻します。

この【平行になった】というのは、こちらを参考にして下さいね。

普通自動車の死角!

運転中の死角とは、通常の運転姿勢で、目視やミラーでの確認で見えない部分の事を言います。

これは、車体が作る死角だけではなく、ブロック塀や樹木等、自動車の外にあるものでも死角はできます。又、人の体が死角を作る場合もあります。

ここでは、自動車が作る死角について、その中でも、クランクに関係する死角について補足しておきますね。

一般的な体格(身長165cm程度)であれば、普通の運転姿勢で運転席側の窓枠下部に隠れて見えない部分の死角は約1mと言われています。教本のP.48を見て下さいね。

運転席から右側窓枠の下部を見た時に、縁石と窓枠下部の直線部分が平行に見えるようでしたら、車体と白線(縁石)が平行になっていることになりますね。可能であれば、窓を全開にして顔を出して確認してみてください。許されるならば、ドアを開けてみるとわかりやすいと思います。

 

ハンドルを回し始めるポイント!右に進む時!

基本的には、

【ハンドルを回し始めるポイント!左に進む時!】

の記事の、右と左を入れ替えたら、同じことになりますね。

是非ともお試し下さいね。



目線が大事!常に外を意識して!

クランクでは、基本的に、外側前部がポールに当たらないか、外側前輪が脱輪しないかを意識してもらいます。

外側をぎりぎりで通れば、内側が脱輪することは基本的にあり得ません。外側「ギリ」で通れないなら、誰も通れません。(笑)。冗談みたいな指導ですが、結構、説得力ありました。(笑)

しかも、外側脱輪なら、比較的、切り返しが楽なのです。

詳しくは、こちら↓↓

自動車学校での切り返しは、車体前部を近づけると簡単!珍教官の珍教習記録!
自動車学校での【切り返し】は、皆さん苦労していますね。 私の指導法は、独特だと思います。 それで宜しければ、お読み下さいね。



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ご了承ください。

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