教官にブレーキのかけ方が「下手」とか「イマイチ」とか言われたことはありませんか? ほとんどの教官が、「ブレーキの方がきつすぎる。」 「ブレーキのかけ方が弱い。」「 もっと強く踏んで。」「もっと優しく踏んで。」くらいの助言しかしてないように思えます。又、MT車の場合、「クラッチを早く踏んでおけばエンストしないぞ!」と言う教官も多いのですよね。ここでは、MT車の円滑なブレーキのかけ方について述べたいと思います。
珍教官の珍教習!運転教本参考書
このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。
運転教本では「堅苦しくて分かりにくい。」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい。」「裏技的な事を知りたい。」という要望を受けて、私の経験二基づいて作成しました。
そのことをご理解いただき、この文章を読んできた抱ければ幸いです。
私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧くださいね。
運転教本の参考書!教官経験者達の指導方法(例)!珍教官の珍教習記録!
自働車の運転の教習(勉強)には、運転教本というものがあります。これは、学校の教科書のようなものです。巷では、参考書(これを読めば一発合格!等)もたくさん販売されています。
参考書には、教科書にない情報がたくさんありますね。売るために、...
ブレーキ(制動装置)とは?
ブレーキとは、推進力又は慣性によって動いている自動車の速度を遅くしたり止めたりするものです。目的と機能により2種類あります。
フットブレーキ(基本的に右足で操作します)
フットブレーキは、動いている自動車を減速・停止させる必要があるため、ブレーキは4輪全てにかかります。また、小さな力で大きなブレーキ力を発揮する「油圧式」を採用しています。
AT車のフットブレーキ!
AT車のフットブレーキは、基本的に横長の長方形に近い物が多いです。
MT車にある、クラッチペダルが無いため、足元スペースに余裕があること。
又、踏み間違い・空踏み防止のために、フットブレーキを横長にしているとも言われています。
MT車のフットブレーキ!
MT車のフットブレーキは、真四角(正方形)に近い物が多いようですね。
ブレーキに関する検定採点基準!(細目別)
お断りしておきますが、本記事のブレーキ操作に関係のある減点細目について記載しています。
見出しの見方の凡例
因みに、減点数は5点、10点、20点 危=検定中止 です。
⑤のように○が付いているのは、特別減点です。
減点細目 [細目名(略称)] 減点数 (路上 /場内 )
惰力走行 [エンブレ] 減点数 (路上⑤ /場内⑤)
適用事項
1 ブレーキをかける以前又はブレーキをかけるのと同時に動力を伝達を断つなどして惰力走行をした場合[断]
2 変速操作の前後で不必要な惰力走行した場合[前後]
制動操作不良 [ブレーキ] 減点数 (路上⑤ /場内⑤)
適用事項[構]
1 道路及び交通の状況に応じ 制動の必要が予測される状況(法令に基づく 徐行場所又は徐行すべき場所を含む。)にもかかわらず ブレーキペダルに足を移して制動の構えをしない場合。[構]
適用事項[断]
2 交通の状況に余裕があるのにもかかわらず ブレーキの断続 操作(制度 アイズ および制度を早めに行い 制度 アイズ および制度を早めに行い かつ 車輪ロックを防止し、円滑な制度を行うため ブレーキペダル等を徐々に弱く、 2~3度に分けて使用すること。)をしない。[断]
適用事項[待]
3 信号待ち 等で暫時停止している間に ブレーキを効かせていない場合又はハンド(駐車)ブレーキを効かせていない場合。[待]
適用事項[停車]
4 路端への 停車及び発進の課題における 停車時に、ギアをニュートラル(AT車は P レンジ)とせず、ハンド(駐車)ブレーキをかけず、又はブレーキペダル等によるブレーキを効かせていない場合。
[停車]
適用事項[不円滑]
6 ブレーキのかけ方が強すぎるため、概ね 0.4 G の加速度を生じた場合。 ただし、脱輪 大 又は接触を防止するための場合は適用しない。[不円滑]
クリープ [クリープ] 減点数(路上10 /場内5)
MT車の為、省略。
速度速過ぎ[速過ぎ](小) 減点数(路上10 /場内10)
適用事項
1 道路及び交通の状況に適した安全速度より概ね5km/h未満速い場合[速い]
2 カーブで概ね0.3g 以上 0.4 G 未満の横加速度を生じた場合[カーブ]
速度速過ぎ[速過ぎ](大) 減点数(路上20 /場内20)
適用事項
1 道路及び交通の状況に適した安全速度より 概ね5km/h 以上速い場合[速い]
2 カーブで概ね0.4 G 以上の横加速度を生じた場合又はカーブ 手前の直線部分での制動時期が遅れ、ブレーキをかけながらカーブに入った場合又はカーブに入ってからブレーキをかけた場合
[カーブ]
暴走[暴走] 減点数(路上 危 /場内 危)
適用事項
ブレーキ、 ハンドル 等のコントロールを失い 危険な場合
急ブレーキ禁止違反[急ブレーキ]減点数 (路上10 /場内10)
適用事項
後続車に追突されることとなるような減速 もしくは停止した場合又は概ね 0.4 G を超える強い 加速度を生ずる ブレーキをかけた場合。 ただし、 前者が急ブレーキをかけた場合又は他の交通による急迫した侵害受けた場合には適用しない。
安全運転 意識[安全意識]減点数 (路上10 /場内‐) P70
適用事項
3 前方 道路が渋滞している場合に、道路外の作法 から発進しようとしている車両の進路を妨げて停車した時。
4 走行経路を間違えた場合に走行経路を間違えた場合に、交差点手前でブレーキを踏んだため 他の車両に迷惑をかけた時。
ブレーキペダルの踏み方!
ブレーキのかけ方については基本的に決められたことがあります。
ご存知だと思いますが、ブレーキは【かかと】を浮かして、膝を使って踏むというのが減速です。
アクセルペダルは【かかと】を運転席の床部分につけてから踏むのですから、ずいぶん 違いますね。
【予備制動】って何?
【予備制動】は、「制動予告」などと呼ばれる事も有ります。
一時停止や赤信号などで減速や停止をする際に、後続車に対し、本格的な制動の予告をブレーキランプを点滅させて行うことです。
この「予備制動」の大きな目的は、追突されるのを防ぐことですが、追突に至らないまでも、後続車が危険を感じたり、不安を感じたりして操作ミスを誘発しない為でもあります。
ブレーキを本格的に使用して、減速を開始する前に、後続車に対し制動の予告を行うので、追突される危険性が減りますね。
【断続ブレーキ】(ポンピングブレーキ)って何?
断続ブレーキの目的① 後続車への注意喚起!
断続ブレーキは、ポンピングブレーキとも言われます。ブレーキを使って減速する場合にブレーキを2~3度ほど踏んだり離したりを繰り返す操作法のことを言います。
現代では知ってる人も少なくなりましたが、昭和時代、田舎で、井戸水をくみ上げるのに、ポンプと言うものが使われていました。
ジブリ作品の「となりのトトロ」で、メイちゃんかサツキちゃんが井戸水をくみ上げるシーンがありますね。けっこう、頻繁にポンプを上下させることから、ポンピングブレーキ と言われています。
このようにブレーキ操作を数回に分けて操作することによりブレーキランプが点滅するので、後続車に減速していることを効果的に知らせることができ、追突防止に繋がることになります。
断続ブレーキの目的② 制動距離を短くする!
近年、制動距離を短くする目的での【断続ブレーキ】の記述は少なくなりましたね。
昔は、教習所で行われる ブレーキ操作は断続ブレーキが当たり前でした。(と言うよりは、断続ブレーキをしないと教官に叱られましたね)
断続ブレーキを使用することによって制動距離が短くなるということです。
学科で習うと思いますが 自動車がブレーキをかけた時にタイヤが「ロック」(タイヤの回転が停止)すると、タイヤと画面の摩擦係数が低くなり タイヤが滑りやすくなるのです。
断続ブレーキは「ロック」を防ぐために、推奨された技術です。
タイヤがロックしそうな時にブレーキを緩め、タイヤがロックしない時にブレーキを踏む。を繰り返せば、断続ブレーキの効果が かなり有効になるのです。
しかし、運転席から初心者がタイヤがロックをしているかどうかを把握するのは大変難しいのです。ベテラン 運転手 ならまだしも これから免許を取得する素人はタイヤがロックするという間隔を身につけることができないのが現状です。
そこで 断続ブレーキを使ってロックする前にブレーキを離し、 ロックしそうだという時までブレーキをかけるということを習慣化するように練習していたのです。
アンチロックブレーキシステム(ABS)の機構が供えられるようになり、アンチロックブレーキのシステムを 学科で指導するようになりました。
そこで私が対面の学科教習でよく話していたのは、
「ブレーキを強くかけてタイヤがロックしそうな時にブレーキを離し、タイヤが回転を始めた時にブレーキを強くかけ、」を繰り返すことを機械的に1分間に何十回という頻度で コンピューター制御により 断続ブレーキを繰り返し システムの事を、アンチロックブレーキシステムの原理です というお話です。
しかし ポンピングブレーキ・断続ブレーキ、が死後になりつつある今、このことを伝えるのもとても難しくなってきたと実感しています。
しかし イメージでは理解していただきたいと思ってわざわざ書いておきました。
断続ブレーキの目的③ 教官と検定員に安心感を与える!
断続ブレーキをかけると、ほとんどの教習車で、教官と検定員用に車室内でブレーキ灯の点滅が確認できます。
これは、助手席で指導や検定をする立場からすると、とても安心感のある装置です。
「この教習生は、一時停止で止まるのか?」と疑ってる自分を落ち着かせることができます。
断続ブレーキが無いと、「急ブレーキをかけられるのではないか?追突されるのではないか?」と不安になるのです。詳しくはコチラ↓↓
ブレーキのかけ方指導(例)珍教官の珍教習
走行中のブレーキ操作のタイミング!
基本的に余裕のある時には予備制動 又は 断続ブレーキをかけるようにしましょう。
余裕のある時とは、前もって ブレーキをかけて、【減速】【徐行】【停止】【停車】【駐車】をすることが予測される場合だと考えます。
走行中断続ブレーキをかけるべき場所!
具体的には、
信号が黄色や赤になって、まだ距離がある地点。
徐行や 一時停止の標識や標示がある場所。
踏切の手前。
信号のない横断歩道の手前。
等が考えられます。
逆に言えば上にあげた例以外の場所では予備制動や 断続ブレーキの 義務はないと言えるでしょう。
走行中断続ブレーキをかけるべき場合!
場所ではないけれども 徐行や 一時停止の必要があると思われる場合。
例として
①横断歩道でないところで 歩行者が車道を横断しようとしている場合。
②駐車車両の横を十分な間隔が取れないで通過しようとする場合。
逆に言えば上にあげた例以外の場合でも、場合ですから予備制動や 断続ブレーキをすべき場合がたくさんあると思います。
走行中のブレーキ操作の方法!予備制動!
私がいつもおすすめしているブレーキのかけ方の例をお伝えします。
珍教官の珍 教習 だと思ってくださいね。
ブレーキの点滅回数!
とりあえず予備制動や 断続ブレーキが必要な状況でのブレーキのかけ方についてのお話をしておきます。
予備制動の見出しのところでもお話ししたように予備制動というのは後続車にブレーキランプの点滅させて、「これから 減速し又は停止しますよ」 ということを示すためのものです。 後続車に分かりやすい 効果的な予備制動としての、点滅回数があるはずです。では効果的な点滅回数というのはどうすればいいんでしょうか?
実は皆さんご存知のように 方向指示器(ウインカー)や非常点滅標示灯(ハザードランプ)の点滅回数は、道路運送車両法によって決められています。それが周囲の車から認識しやすく 見やすいということで、毎分60回以上120回以下です。というように点滅回数が決められているのです。 そのリズムでブレーキ等を踏んで周囲 この場合は 後続車に知らせるということをお話しするようにしています。
ちょうど 教習車であれば 助手席の教官の席と運転席との間にブレーキ 等とか方向 指示器を出したかどうかの確認のために 教官にも見えるように インジケーターランプが装備されているものが多いです。それを見ながら ブレーキを踏んでいただく練習をまだ車を動かす前に練習していただくことが多いです。「 ハザードランプの点滅に合わせて ブレーキランプも点滅させてごらん」と言っています。
ブレーキ灯点滅が出来ない教習生の多い事!
ちなみに私が最初に勤務した 教習所ではブレーキ等のインジケーターランプが 助手席から見にくいものもありました 。その時は後部のウィンドウにハイマウントストップランプの赤色の灯火が光って見えますので 暗いところでそれを見ながら練習したこともあります。
そのような基本的なことが、当然できると思ってしまいがちですが意外にできない人が多いのです。
教習車は教官用のブレーキ警告灯で理解しやすい!
驚いたことがあります。私が2番目に勤務した 教習所では担任制ではなかったのですが、その教習生に、2段階 後半で初めて当たったのです。その方は断続ブレーキの方法(意味?)が全く分かっていませんでした。
路上に行く前に灯火類の点検をしてから路上教習に行くのですが、「ハザードランプをつけ、ブレーキ等をハザードランプの点滅に合わせて3度同じようなリズムで踏んでみてください。」
と言っても、ブレーキ は点滅したままです。 運転席まで行って ブレーキとブレーキの足元を見ましたら確かに足はブレーキから離れてるように見えるのです。しかし、その人は完全にブレーキペダルから足を上げてしまうことができず、本人は断続ブレーキをしているつもりでも全く ブレーキ灯は 点滅していないのです。 私が教官と共に見えるインジケーターを指さしながら「ウインカーの点滅に合わせて 赤のも点滅させるんだよ。」
と言ってもまだわからないんです。 「はい、光ってるでしょ。まだ ブレーキから足が離れてないよ。」と説明して、数秒後にやっとブレーキ灯が消えたのです。
「あーこういうことですか?」とその教習生の方はおっしゃいましたが もう見極め まであと数日後という教習生の、その反応に驚いたことがあります。
それで納得してもらえてブレーキ灯点滅の練習を丁寧にしたせいか、その後の路上ではぎこちないながらも ブレーキと3度をハザードランプの点滅とほぼ同じリズムで点灯させることができました。
という事は、それまで誰にもわかるまで指導されてなかったのですね。
ブレーキ灯3回点滅!珍教官の珍教習記録!
ある程度 ブレーキランプの点滅ができる人で リズムが悪い人にはハザードランプ や 方向指示の点滅と同じリズムでやってくださいと言いますが 印象づけるために時々はその人の能力に応じて 次のような話もよくしていました。
ドリカムの「未来予想図Ⅱ 」という歌 歌 をご存知でしょうか?
作詞・作曲は高校時代の吉田美和さんです。
何と、未来予想図Ⅱが作られた時には、まだ免許をお持ちでなかったと思われる吉田美和さんの歌詞に助けられるとは!
吉田美和と中村正人が結婚?結婚歴とその時の年齢は?事実婚・年の差婚は未来予想図通りなの?話題になっています。現在の夫は鎌田樹音元夫は 末田健。~現 夫とは19歳差。 元夫とは事実婚。 - 音楽!あれこれなんでも情報局
DREAMS COME TRUE(ドリカム)のボーカルである、吉田美和。代表曲「未来予想図II」が大ヒットしで話題になっている吉田美和。2027年には還暦を迎える吉田美和さんの未来予想図は、歌詞のようにかなえられていった
私を降ろした後
角を曲がるまで
見送ると
いつも ブレーキランプ5回点滅
ア・イ・シ・テ・ル のサイン
と言う 有名なフレーズです。
実際のブレーキランプの点滅よりは、ア・イ・シ・テ・ル テンポが速いですがね。(笑)
動画の1分30秒超えた当たりが「ブレーキランプ5回点滅」です。
これはとても教習に有効です。(笑)
今は 吉田美和さんに感謝しかありません 。(笑)
少し ブレーキペダルの操作のところから外れますが お読みくださいね。
技能検定の採点基準に
安全不確認
という項目あります。
その中に運転中 ルームミラー で 後方を全く確認しない時に減点するとあります。 ただし 進路変更時 後退時を除く とも書いてあります。進路変更時や 後退時に ルームミラーを見るのは必須なのですがそれ以外にも一度は ルームミラーを見て 後方を確認しないと減点されるということです。
もう一度 未来予想図Ⅱ の歌詞を思い出してみてください。
角を曲がるまで 見送る私に いつもブレーキランプ5回点滅。 とありますね。
ここでこの歌詞を思い出して、【後方確認】をすれば、【安全不確認】(後方)を、まず忘れることがないでしょう。後続車に「私は原則をします。止まる かもしれません」 ということを知らせる 意味でも大きな意味があると思います。
私は 吉田美和さんには申し訳ないですけれども 勝手に替歌にして教習していました。
ブレーキランプを踏む前に後ろから 後続 車がいないか、見てください。(後方確認) そうすれば(安全不確認(後方))が適用されない可能性が高まります。
ここからですがブレーキの操作方法について戻ります。
ブレーキ 5回点滅させると ア・イ・シ・テ・ル のサインになりますから(笑)
教習では、ブレーキランプ3度 点滅 ト・マ・ル かも のサイン。 で指導していました。
ブレーキ 5回を ブレーキ 3度となると 字余りになるので(笑)、ブレーキ 3度 点滅 にしました。
しかもい、ブレーキをかけるのは必ずしも、止まる時とは限りません。 徐行であったり 単なる減速であったり、停止もあるかもしれません。 従って ト・マ・ル かも のサインということにしました。(笑)
一応 色々一応 色々と考えて教習を行っています。(笑)
教習生から「先生、一応、そこまで考えているんですね」と馬鹿にしたような態度を取られながらも…。
もちろん 基本的に減速する、ことが予想できる予備制動の段階ですから、
予備制動の範囲での ト・マ・ル かも のサインにしています。実際それほど余裕のある運転ができる 教習生はいませんが その心がけで予備制動を習慣づけていただいていきたいと思って行っていました。
実際には次のように指示していますかね。
「次の一時停止が見えますか?では、ドリカムの未来予想図Ⅱのように ブレーキ 3度 点滅! 123!それができたら ブレーキをできれば 数回に分けて踏んで停止位置で止まりましょう。」ですかね。
ブレーキランプ3度点滅の効果!
ブレーキランプ3度点滅は 後続車に「これからブレーキをかける」という意思を示すためのもの。したがって、3度点滅の間は基本的には ブレーキランプが点滅させるだけでほとんどブレーキが効かない状態が良い。と思います。
方向指示器(ウインカー)や非常点滅標示灯(ハザードランプ)の点滅回数は、道路運送車両法によって決められています。それが周囲の車から認識しやすく 見やすいということで、毎分60回以上120回以下です。
その理由を、いかに述べますね。
ブレーキランプ3度点滅は、他車に気づかれやすい!
ブレーキランプ3度点滅は方向指示と同じようなリズムで出すのが適切 です。という事なので、このリズムが、他車の運転者に気づかれやすいのです。
ブレーキランプ 3度点滅は前方の危険に対して心構えができてる証拠!
ブレーキランプ 3度点滅は運転者が前方の危険に対して心構えを示している証拠になります。
「信号赤だよ」「一時停止の標識見えてる?」と言っても、「はい、分かっています」と不機嫌に言う教習生が居ます。せめて、足がブレーキペダルに乗っていれば…、と思うことも多いのです。
ブレーキランプ3度点滅は、教官が次の指示を出しやすい!
ブレーキランプ3度点滅すると、教官は運転者にブレーキランプ3度点滅の指示を出さないで良いから、その先の指示が落ち着いてできるのです。
ブレーキランプ3度点滅すると検定員も落ち着いて検定できる!
ブレーキランプ3度点滅すると、検定員は補助ブレーキの構えを 本気でしなくて済むので、検定員からも好感が持たれます。
検定員は忙しいのです。(笑)。事故を起こさないように是正しなければならないし、採点もしなければならないし、採点を記録しなければならない。等々、すごく大変な仕事なのです。
基本的な、予備制動(ブレーキランプ3度点滅)ができていないと、疲れるのです。
ブレーキランプ3度点滅すると教習生はブレーキの効き具合を理解できる!
ブレーキランプ3度点滅すると最初の3度はほとんどブレーキが効いていないので、ブレーキに対する踏み具合が分かりやすいのです。
ブレーキの遊びは各 車両 ここに違っているのです。この3点滅 で ある程度 その車両のブレーキの踏み具合の癖が理解しやすいのです。
ブレーキランプ3度点滅するとブレーキ装置のあたりが付く?
これは、やや、専門的になりますが、ブレーキは冷えた状態でかけると、急に効く傾向があります。3度点滅のブレーキ操作で、ブレーキがある程度熱を帯び、穏やかな制動が得られます。
これを、日版的に、ブレーキの【あたりがつく】とも言います。
ブレーキランプ3度点滅 と言うと、教習生に理解してもらいやすい!
未来予想図Ⅱと同じように、「ブレーキランプ 3度 点滅」 と言うと 教習生に理解してもらいやすいのです。教官の立場としても穏やかに指摘がしやすいのです。何しろ、教習時の場が和むし、教官も威圧的になりにくいのです。
「予備制動を3回しろ!」「断続ブレーキ3回!」と威圧的に言われるのと、未来予想図Ⅱのメロディーに乗せて、「♪いつもブレーキランプ3度点滅♪止まるかものサイン♪」の方が、やる気が出ませんか?(笑)。
少なくとも、私は、これでヤル気が出ます!
ブレーキランプ3度点滅は、カックンブレーキ防止!
ここで一つ おまけの話をしておきましょう。
一時停止や 信号待ちで停止する時に、いわゆる「カックンブレーキ」になってしまうという人はいませんかになってしまうという人はいませんか?
せっかくですので ここでお話ししておきましょう。
結構よく使われている方法 なので ご存知かもしれませんが結構よく使われている方法 なので ご存知かもしれませんが…。
カックンブレーキは基本的に自動車が止まる直前に起こります。
ここでカックンが 来るなと思ったところで一度ブレーキを緩め、それから、超低速のはずですので 優しく ブレーキを踏んでいくのです。
豊臣秀吉が 隠れキリシタンに対して踏み絵を踏ませたというのが 歴史上の勉強でありましたね。 キリシタンの人はイエス様の銅板を踏むことができずに島流しになることを恐れて 渋々 イエス様の姿が彫られた銅板?を、イエス様に心の中で謝りながら踏んでいたということです。 そのくらいのつもりで最後のブレーキを踏むのです。 ためらうように 本当に遠慮がちに。 という気持ちです。
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