MT車の発進!【運転手順】とは?(エンジン始動~発進)何度も教官に指摘される人多数!珍教官の珍教習日記!

今回は、MT車のエンジン始動から発進までの手順をお示ししますね。大きな力を発揮する自動車のエンジンを始動することは、緊張感も必要です。安全に、確実にしないと、危険が伴います。又、手順を間違えると慌ててしまい、ミスを繰り返す事にもなりかねません。

又、毎回行う運転手順を、間違えるばかりすると、教官のテンションが下がるだけでなく、本時の目標の説明が省略される可能性があります。又は、実質運転練習時間が短縮される可能性があります。

是非とも、覚えておいていただきたいですね。

以前、運送会社に営業に行った時に、事務所にこんな「標語」がありました。

「キー(鍵)を入れたら、気ぃ(気を)入れろ!」

 「キー(鍵)を抜くまで、気ぃ(気を)抜くな!」

です。



教習所教官による運転教本参考書

まずは、こちらをご覧くださいね。「コツと方法」シリーズでの、基本的な私の意図と参考文献を示しています。

このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。

運転教本では「堅苦しくて分かりにくい。」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい。」「裏技的な事を知りたい。」という要望を受けて、私の経験から作成しました。

そのことをご理解いただき、この文章を読んできた抱ければ幸いです。

私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧くださいね。

運転教本の参考書!教官経験者の指導方法(例)!珍教官の珍教習記録!
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MT車エンジン始動の手順!

教習所によって、教習の車種によって、多少の違いはあるかもしれませんが、ご了承ください。

ブレーキペダルを確実に踏む!

ブレーキを踏んでおかないと、自動車が動き出す可能性があります。又、ブレーキの踏みごたえから、ブレーキが機能しているかを確認する意味もあります。

又、エンジン始動の際に、アクセルを踏まないためでもあります。

クラッチペダルを床まで踏み込む!

クラッチペダルを床まで踏み込まないと、エンジンがかからない車も増えています。(クラッチスタート式)

クラッチスタート式でなくても、エンジン始動と同時に自動車が動き出す可能性もあります。

ハンドブレーキが効いているかの確認!

ハンドブレーキ(駐車ブレーキ・パーキングブレーキ)がかかっていないと、発進の時に、自動車があなたの意図に反して動き出す可能性があります。

シフトレバーをニュートラルにする!

シフトレバーをニュートラルにしておかないと、エンジン始動と同時に自動車があなたの意図に反して動き出す可能性があります。

エンジンキーをスタートまで回す!

エンジンキーをスタートまで回します。エンジンがかかると、タコメーター(回転計)の針が0の位置から動きます。(おおむね1の位置くらいまで)

又、ハンドブレーキ(駐車ブレーキ・パーキングブレーキ)の警告灯以外の赤いランプの警告灯は消えていることを確認してください。

因みに、近年では、押しボタン式のスタートキーもあります。

注意!!

まだ、クラッチもフットブレーキも離してはいけません!!



MT車の発進手順!

エンジンが始動した後の発進の手順です!

フットブレーキは、右足で確実に踏んでおく!

エンジン始動手順の最後に、「ブレーキは踏んでおく」と書いていますね。時々、左足でフットブレーキを踏んでいる人が居ますので、あえて、「右足で!」と書きました。

下の手順を、ハワイの定番のあいさつに習って、アロハ と言う教官も多いです。(笑)

アロハ(ア=合図 ロ=ローギア ハ=ハンドブレーキ)です。

発進の右合図(方向指示器・ウィンカー)を出す。

日本では、自動車は左側通行です。基本的に左の路端から発進しますので、右側に出ていきますので、右合図です。

ギアをロー(一速)に入れる!

一速の事をローギアと言います。殆どの車種が、シフトレバーを助手席側に傾け、そのまま前方に押し出す形でローギアに入れます。

ハンドブレーキを解除する!

決して、フットブレーキは離さないように踏み続ける事!

ハンドブレーキのみ解除する事!

車の周囲の確認を全方向する!

全方向から、人が来るかもしれないと思って確認しましょう。特に、小さな子供さんが、お父さんやお母さんを追いかけてきて、轢かれるという事故が度々報告されていますよね。

教習所では、ほとんどあり得ませんが、習慣にしておくことは大切です。

5点確認

① 左後方の目視確認!

後部座席左側の窓から見える危険を確認。

② 左サイドミラー確認!

サイドミラーでの確認は、小さく見えて距離感がつかみにくい。

小さく見える危険も見逃さないことが大切!

③ ルームミラー確認!

後部の窓(リアウィンドー)からの確認になります。

比較的、大きく見えますので距離感はつかみやすいです。

見えない範囲が多いので気を付けましょうね。

④ 右サイドミラー確認!

サイドミラーでの確認は、小さく見えて距離感がつかみにくい。

小さく見える危険も見逃さないことが大切!

⑤ 右後方の目視確認!

運転席右側の窓から見える危険を確認。(振り返るように)

ブレーキから足を離し、アクセルを少し踏む。

右足をブレーキから離し、アクセルに踏み変えます。おおむね、1500回転くらいが推奨されています。

クラッチを繋いで、左足をフットレストに!

左足のンbクラッチペダルを徐々に上げ、半クラッチ状態になったら車が動き始めます。

歩く速さ(時速4km/時)位になったら、クラッチをゆっくり離して、フットレストに左足を置きます。

アクセルを徐々に踏む!

右足で、徐々にアクセルを踏み込みます。



MT発進動作の裏ワザ!?

「右足をブレーキから離し、アクセルに踏み変えます。」の所で、路面が平たんでなければ、知らぬ間に自動車が動き始めます。

(下り坂で半クラッチになってないのに前進したり、上り坂で半クラッチにならないために後退したりします)

そうなると、焦ってしまう方が多いので、そういう人に試してもらった発進方法があります。

簡単に言えば、フットブレーキを右足で踏んだ状態で左足を上げて半クラッチにします。半クラッチになれば、左足に「ブルブル」と言ったような振動が感じられます。又、右足にもわずかな振動が生じます。(これは半クラッチ状態の時に良く見られます)

半クラッチにしてから、右足のフットブレーキを離すと、半クラッチなので自動車が動き始めるという事です。

詳しくは、こちらからご覧くださいね。

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