進路変更!苦手な方が多いのではないでしょうか?
苦手な人が多い大きな原因として、次のキーワードがあいまいだからだと思っています。
進路変更をする場合として、
左折の時は「あらかじめできるだけ左側に寄せる。」
右折の時は「あらかじめできるだけ右側に寄せる。」
あらかじめについては後述しますが、「できるだけ」については、何も書かれていないのです。
そのあたりを、具体的に書いていきますね。
曖昧な書き方の多い内容を、深堀していきます。ご参考にしてくださいね。
尚、車線をまたがる進路変更(車線変更)については、レベルが上がりますし、多くの人が書いていますので、今回は触れていません。
今後、より分かりやすい記事が書けましたら、車線変更についても一記事上げたいと思います。
教習所教官の運転教本参考書
このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。
運転教本では「堅苦しくて分かりにくい」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい」「裏技的な事を知りたい」という方向けに、私の経験から作成しました。
そのことをご理解いただき、この文章を読んできた抱ければ幸いです。
私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧くださいね。
進路変更のコツ! 合図 とは?
進路変更の合図は「右左折前の30m手前までに行う!」これは皆さんご存じの常識ですよね。
しかし、これは嘘です。(笑) だましてすみません。
右左折の合図は、「右左折しようとする交差点の30m手前の地点に達した時」ですね。
という事は、進路変更は、右左折する地点の30m手前までに完了しなければならないことになりますね。
さて、その進路変更ですが、
「進路変更の合図は、進路を変える約3秒前に行う」という事ですね。
という事に関してはとても具体的に数値で表現されていますね。
合図を出すタイミングについては、ややこしいですが、数字が記載されているので、具体的と言えば具体的ですよね。
同一車線内の進路変更のコツ!手順とは?
以下の、進路変更の手順については、運転教本に則り書きましたが、各教習所で統一されている場合があります。
①進路変更可否の安全確認
②進路変更を行う時の合図!
③進路変更可否の最終確認
例えば、
①進路変更可否の安全確認
ルームミラーだけで良い。
②進路変更を行う時の合図!
ルームミラーでの確認後すぐに出す。
③進路変更可否の最終確認
サイドミラーと目視だけで良い。
等です。
教習所のコースの広さ等の事情により変わっている場合があります。
その時は、教官の指示に従ってくださいね。
勿論、教本に則って手順を守る方がより安全です。
進路変更可否の安全確認
①ルームミラーでの確認!(真後ろ)
②サイドミラーでの確認!(曲がる方向)
③直接目視による確認!(ミラーの死角)
ですね。
※ハンドルは基本、直進状態を保ってください。
この段階の確認は、進路変更が可能かどうかの確認の要素が強いです。
進路変更を行う時の合図!
合図を出します!
※ハンドルは基本、直進状態を保ってください。
進路変更可否の最終確認
①ルームミラーでの確認!(真後ろ)
②サイドミラーでの確認!(曲がる方向)
③直接目視による確認!(ミラーの死角)
ですね。
※ハンドルは基本、直進状態を保ってください。
進路変更のハンドル操作!
①他車に不安を与えないように、緩やかにハンドルを回します。せいぜい1/4回転程度。
②進路変更が完了(走行中の縁石や線と車体が平行になった)ら、合図を戻します。
進路変更の時、ハンドル直進(まっすぐ)状態で保つコツ!珍教官
ハンドルを直進状態で保つには、基本的に9時15分の位置を両手で保持するのがお勧めです。
9時15分の位置を保持。
ハンドルの持ち方について、詳しくお知りになりたい方は、こちらをご覧くださいね。
親指の第一関節を、窪みに軽く添える。
「親指の指紋をハンドルに残さない」と言うイメージで、持つといいですね。
ハンドルを強く握り込まない。軽く押すように持つ!
ハンドルを強く握り込まないようにすると、肩の力も抜け、急なハンドル操作がしやすいと言われています。
そもそも、急なハンドル操作は危険な場合が多いです。危険な状態になった時、すぐにハンドルで避けようとする人が多いですが、とても危険です。
危険を避けるのは、基本的にブレーキで! と言う意識付けにもなります。
進路変更の合図は、ハンドル直進(まっすぐ)状態で!珍教官
結構居るんですよね。ハンドルを回しながら進路変更の合図や確認をする人が…。
ハンドル直進状態だと、合図は指一本で出せる!
合図は指一本で出せます!というか、指一本で出した方が良いです。
ハンドルを保持したまま指一本でウインカーを操作する方法!
指一本でウインカーを操作するメリット!力が入りすぎない!
指一本でウインカーを操作するメリット!ライトを点灯しない!
指一本で操作すると、ライトを点灯することが少なくなります。一々ハンドルから手を離して、ウインカーレバーを握って操作する人は、無意識のうちにライトスイッチを点灯してしなう傾向が強いです。更に、ライトを上向きにして教官からきつく叱られる人も見かけます。
実際、教習生でウインカーレバーを握る人には、「このウインカーレバーを大好きな人の指だと思って握ったらだめだよ。」と言います。(笑)
「このウインカーレバーを、教官の私の指だと思って操作しなさい。操作しないと注意されるから操作しないといけないし、教官の指になるべく触りたくないから、恐る恐る触るという感じで…。」と言うと、よく理解してもらえました。(笑)
更に、人差し指の中指の側面(指紋が付かないところ)で操作するとより、確実です。この時も、「指紋が付く場所は、この後何かを食べる時に触れる部分でしょ。誰が触ったかわからないところで操作すると不潔でしょ。」と言ったりしましたね。
ハンドル直進状態だと、合図は消えにくい?
ほぼ直進状態で合図を消した教習生!
ハンドル直進状態だと、合図を落ち着いて出せる?
進路変更の確認は、ハンドル直進(まっすぐ)状態で!
ハンドル直進状態で確認すれば、ふらつかない!
ハンドル直進状態で確認すれば、確実な確認ができる!
ハンドル直進状態で確認すれば、落ち着ける?
確認時のふらつき防止のための珍教官の珍指導!
①ウインカーレバーを指で軽く挟む!
②ウインカーレバーの先に指をあてる!
進路変更後、どれくらい寄せるのか? この記事の肝です(笑)
左折時は、「あらかじめ、できるだけ、左側に寄せる」と書かれていますね。
右折時は、「あらかじめ、できるだけ、右側に寄せる」と記述されていますね。
という事は、進路変更終了時には、「あらかじめ、出来るだけ、曲がる方に寄せる」のですね。
皆さんわかりましたね。
本当にわかりましたか?
私には理解できませんでした。
これで、教習生を指導する自信はありませんでした。
私は、この疑問をある検定員にぶつけてみました。
「『できるだけ、左に寄せる』と言っても、教習生に教えることはできません。」
「教習生が『私は、できるだけ 左に寄せた!』と言い切れば、検定員は減点しないのですね。」と、聴いたのです。変な教官でしょう。(笑)
そうすると、私が聞いていた検定員はしどろもどろになりました。すると、ある態度のでかい検定員が割り込んで言ったのです。
「右折する時は、中央線から50cm以内。左折する時は、縁石か白線から1m以内に決まっとんじゃ。これは道路交通法に書かれとんじゃ。そんなの常識じゃろうが。」と言ったのです。
よっしゃあ~。今後は、あの偉そうな「S検定員が言った」と言えばよいぞ!って思いましたね。
皆さんも、これを覚えておいてください。
S検定員ではないですよ。50cmと1mですよ!
更に、私はこのように教えていました。
右側に寄せる時
私は「この教習所のコース内に描かれている中央線の幅は何cmだと思いますか?」とまず聞きますね。
答えて頂いた後に、正解を言います。
「実は、15㎝なんですよ。という事は、中央線と車体の間が、白線3本分以上空くと、50cmを超える可能性が高くなるのですよね。かといって、中央線を越えるほど右に出ると、右側通行で検定一発アウトになる可能性が高まるのですよ。」
「従って、中央線から二本分以内に寄せることをお勧めしています。」と言っています。
左側に寄せる時
「この車(教習車)の幅は何cmだと思いますか?」と聞くことが多いですね。
「実は、約170cmなんですよね。左折の時は1m以内で、出来れば50cmはあけた方が、脱輪しそうな恐怖が無くていいんですよね。」と付け加えますね。
因みに、S検定員は、30cm以内に寄せないと減点していましたが・・・。
「170cmの半分、つまり、車体の半分(約85cm)あければよい事になりますよね。」
何故?右が50cm以内?左が1m以内?
右折は、対向車が居たら待ちますよね。延々と対向車が続く時は、長時間待つことになりますよね。後続車が延々と続く場合があります。
なるべく右に寄っていれば、後続車が横を通り抜けられる可能性が高まるのです。(これは、教習所では推奨されていません。あくまでも一般の車がこうしているという実態です)
一方、左折の時は、教習生からは車体感覚がつかみにくく、脱輪の恐怖が付きまといますよね。後続車が居ても、基本的に左折は優先なので、長々と待たされる可能性は減りますよね。
更に、対向車が居なければ中央線を越えて抜いていくこともできますよね。(これは、教習所では推奨されていません。あくまでも一般の車がこうしているという実態です)
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