自動車学校の教官が怖い!って言う声が良く聞こえます。
見た目?言葉?行動?雰囲気?性的な事?もしかしたら運転が怖い事を教官のせいにしてる?
などなど。
怖い教官が多いのは、教習生になめられないためであるという事もありますが、指導方法に自信のない人が、怖がらせて従わせるという部分も大きいと個人的には思っています。
言ったとおりに従わせると、一時は、上達したように見えますからね。教習生に対しても、他の教官に対しても、何より、自分自身に対しても。
私のイメージですが、教え方が下手な教官ほど、怖がらせていますね。
怖い教官でいないと、舐められるし、指導が伝わらないと思っているのです。「権威的」と言った方が良いかもしれませんね。
何故、怖い教官でいなければならないのか?怖がるだけでなく、教官の気持ちも考えると、怖くなくなるかもしれませんよ。
例えは悪いですが、「気の弱い犬ほどよく吠える」って言うでしょう!
自動車学校の怖い教官は、教え方が下手な教官なの?
教官とは、教える官 と書きますよね。
自動車学校の指導員は、実は教官ではないのです。
辞書によると、教官とは?
国立の学校・研究所などで教育・研究に携わる人。
私立大学や技術を教える学校の教員。
旧陸海軍の学校の教職者。 また、旧制の学校で教練を担当した軍人。
引用元:Weblio辞書
とされていますね。
自動車学校の、いわゆる「先生」と呼ばれる人は、教官ではなく、単なる、教習指導員なのです。
教官と呼ばれる事により、「厳しい」「怖い」事が許されると勘違いされていると思われます。
従って、私は、指導員在職中も、教官という言葉には違和感がありました。
私は、教官と言われることは嫌でした。このブログを書く時も「指導員」と書いていたくらいです。
でも、ブログでは読んで頂けないので、教官という言葉を使います。ご了承ください。
自動車学校に怖い教官がいる理由5つ!教官の事情!
ここでは、自動車学校の教官が怖いと思われている理由を5つ、教官の事情からピックアップしてみました。
教官の事情や、理由が分かれば、不安も減るかと思います。
自動車学校に怖い教官がいる理由!叱ると怒るの使い分けができない!
皆さんは、「叱る」と「怒る」の違いが分かりますか?
実は、教員をしていた時代に聞いた事なのですが…。
「叱る」は、相手の事を考えて指導や叱責することだそうです。
「怒る」は、自分の感情を前面に押し出して指導や叱責することだそうです。
このことを常に肝に銘じて約40年間仕事をしてきたと思います。
教習に当てはめて詳しく言いますと、
叱る は、教習生の事を大切に思い、教習生の成長を願い、事故を起こさないように、厳格に指導するのが、叱る に当たりますね。
怒る は、教官の立場を主に考え、自分の為に、自分の感情のまま、教習生にぶつけて厳しく指導するのが、怒る に当たると言えるでしょうね。
教習生は、この区別がつきにくく、よくネットの口コミなどに、「怒られた」と書いていますが、「怒られた」と思った内容の大半は「叱られた」だと私は思います。
実は、教官もそこの区別ができてないのです。(笑)
怒鳴っておきながら、「せっかく叱ってやったのに」と言う言葉を聞くのは日常茶飯事ですね。
自動車学校に怖い教官がいる理由!自動車の運転は危険に直結する!
「自動車の運転は危険を伴うから、怒るんだ!」と言う指導員が多くいます。
当然な意見だと思います。
私も、危険な運転や悪質な交通違反に対しては怒ることもありました。
でも、怒りだすと、怒(いかり)りが増幅されて、アドバイス的な事(危険に直結しない事)に対しても怒ってしまうんですよね。
怒るスィッチが入ってしまうというか。(笑)
自動車学校に怖い教官がいる理由!褒める習慣が無いから!
日本人は、特に一対一で、人を褒めることが苦手ですよね。
同調してくれる人が居れば褒めることができる人は多いです。しかし、一対一では、照れるというか、下心があると思われることに警戒するのか、教官でほめ上手な人はめったにいませんね。
近畿地方のどこかの教習所が、「褒めちぎる教習所」と言うキャッチフレーズで有名になりましたが、裏を返せば、それだけほめる人が少ないという事でしょうね。
「褒め達検定」(褒める達人)というのも存在しますよね。
しかし、怒る検定は存在しないですよね。(笑)
それだけ、褒めることは難しいのです。
自動車学校に怖い教官がいる理由!教習生に舐められるから!
教習生とは、教習車内では、基本的に一対一ですよね。中にはやんちゃな人もいます。一々逆らう人もいます。そういう人たちとも1コマ(50分)の間は付き合わなければなりません。
態度の悪い教習生は、威厳を持たねば舐められます。怒ると反発する人も居ますし、叱れば納得する人も居ます。
以前、他の教官からも悪評高い教習生の担当になりました。初めての路上でしたが、ハンドルを持つ位置が、両手そろえて真上(北極の位置)を持っているのです。それで、スラロームのように直進路を走るものですから、「真横に近いところを保持してください」と注意しました。
ふらふらして危ないので、ハンドルを補助しようとしたら、「いちいちハンドル補助するな!」と怒鳴られました。
売り言葉に買い言葉で、「では、危ない時はブレーキを踏むから覚悟しろ!」と言い返しました。
それから、3回ほど補助ブレーキを踏むことがありましたが、やっと、おとなしくなりました。
自動車学校に怖い教官がいる理由!教習生の安全を願うから!
特に危険なことに関しては、怖い教官が多いですね。
実際、危険な場面では、落ち着いて「叱る」事は困難です。教習生の行動を予測できるときはまだ「叱る」事ができますが、予想外の事をされると、「怒って」しましますね。
実際に、自分が指導した教習生が事故で亡くなると本当につらいのです。
厳しく指導することが、教習生には「怖い」と思われることもありますが、これは必要悪だと思います。
教官が怖いと思った方は、教官の事情も考えてみると、落ち着いて対応できると思います。
教え方の下手な教官のみきわめもできるかもしれませんね。
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