今回は、方向変換のコツと方法です!ずいぶん前から、急かされて(イヤ期待されて)いたのですが、なかなか文章で書くのは難しかったので、今頃になってしまいました。
拙記事【クランクコース(狭路)通過のコツと方法】も 、構想から2年経過していました。
私が一番うまく伝えられると思う方法でお伝えします。文章だけで伝えるという事で、読みにくいかもしれませんがお許しいただきたいと思います。
教習所教官による運転教本参考書
このブログの趣旨!
まずは、こちらをご覧くださいね。「コツと方法」シリーズでの、基本的な私の意図と参考文献を示しています。
このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。
運転教本では「堅苦しくて分かりにくい。」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい。」「裏技的な事を知りたい。」という要望を受けて、私の経験から作成しました。
そのことをご理解いただき、この文章を読んできた抱ければ幸いです。
私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧くださいね。
運転教本の参考書!教官経験者達の指導方法(例)!珍教官の珍教習記録!
自働車の運転の教習(勉強)には、運転教本というものがあります。これは、学校の教科書のようなものです。巷では、参考書(これを読めば一発合格!等)もたくさん販売されています。
参考書には、教科書にない情報がたくさんありますね。売るために、...
このブログの個人情報対策!
このブログには、コメントができるようになっていますので、ご意見・ご質問等を受けることができます。
ただ、コメントに返信する必要がありますので、貴方のメールアドレスは、管理人及び数人の厳選された投稿者に知られることになります。
特に、現役指導員の方に質問すると、「教習生の連絡先を知ろうとした」と問題になってはいけないと思い、Lineの【Open Chat】 を開設しました。
これですと、貴方からのLineのIDも知ることはできませんし、ハンドルネームで参加できますので身バレもしないので私的には、良い方法だと思います。
教習生の方で、教官から知らされてこのブログを見た方は、このOpenChat で質問してくださると個人情報も漏れずに、気軽に質問できると思います。
但し、現役教官のライターさんが居ますので、差し支えなければ、ハンドルネームの中に教習生番号を入れて頂けたら、より適切なお答えができると思います。
例えば、教習生番号が「8765」であれば、「8765hiukonyan」とか「87kuma65mon」とかとして頂けると、ライターもお答えしやすいと思います。
OpenChat 名:【自動車学校お悩み相談室】
管理者名:【きょめん76】
方向変換の時は基本的にポールを見ません!
私がこれからやる方向変換のやり方は、ほとんど ポールを見ないで やります。理由は2つあります。
方向変換の方法「ポールを見て!」と教本に書かれていない!
実は方向変換のやり方を 教本で見るとポールを見るような指導は書かれてないのです。
しかし、実際には「ポールがここに見えたら、ハンドルを目いっぱい切れ」とかという指導が横行しています。
方向変換の方法!実際の道路にはポールはない!
私は実家が田舎にあり あります。
田舎の田んぼの中の農道では、当然、方向変換をする時に都合よくポール などありません。
ポールを見て行う、【方向変換】なんて、卒業 検定で合格するための方向変換にしかならないと思うからです。
方向変換の時にポールを見る事こそ、【目印教習】だと私は思う!
これから紹介する方法は、複数の教官から否定されました。否定した教官からは「目印教習をするな!」と言われました。
しかし、その教官に教わった人に「前の教官に習った通りにしてみて!」というと、「右側真横に、太い木が並んだら、ハンドルを目一杯切れ!」と教わったというのです。
私に言わせれば、私の指導を否定した教官の「ポールを見るやり方」こそが【
目印教習】だとしか思えないのです。その教習所にしかない太いを見てする教習を【
目印教習】 と言わずに、何と言うのでしょう。しかもそのポールが見えたら、「ハンドルをまっすぐにしろ!」とか、「目一杯切れ!」などと言ってるんです。
この【
目印教習】事件?があったころ、今までの経験が思い出されて、思わずブログに書いてしまいました。多少重複するかもしれませんが、宜しければご覧くださいね。
目印教習とは?目印教習の良くない指導!目印教習と言われない指導!珍教官の珍教習日記!
目印教習!という言葉を聞いた事がありますか?
教習生の皆さんには、あまり関係ないかもしれませんが、「目印教習は悪い事」というのが教習所業界の常識です。
「悪い事」「禁止」と言われれば言われるほど、「ちょっとやってみたいな!」と思...
自分の車と道路面だけを観て方向変換する!珍教官の手法
免許取得後にポールはない?
珍教官の私の考え!
私の方向変換のやり方は、多くの教官がやっているものでありません。あなたがこの方法を習得すると、道路さえあれば、出来るはずです。きっと役に立つと思います。そう信じているので、紹介するのです。
卒業検定で、このやり方を使うか使わないかはあなたの自由です。卒業検定では、脱輪せず、ポール等に接触せず、安全に方向変換ができればよいのですから。例え【目印教習】であっても、それを理由にして不合格にはできません。でも、方向変換の目的を考えると、免許取得後の方が重要だと思うのです。
教習生の一言から勇気をもらう!
「路上から10分ほど帰ってきたので、方向変換のやり方を紹介しますね。私がやる方向変換は、ボールを見ないやり方でやります。田舎道で方向変換する時に都合よくボール なんか立っていませんよね。 私が 田舎道で方向変換をする方法を教習に行かすように研究?しました。もしよかったらこの方法もあるということで 参考にしてください。 あなたが使えると思ったら使ってください。」
と話したところ、私にとってとても嬉しい返しが返っててきました。(笑)。
「先生その言葉 待ってました。是非とも方法を教えていただきたいです。」
私は、今までの教官から、方向変換でポールを見て学んだので、免許取得後お母さんの車にぶつけたら、
「ポールを設置して」なかったお母さんのセイ!」
「ポールで教習した自動車学校のセイ!」
と言っていました。(笑)。
彼女は続けます。
「だって家の車庫に止める時にも ボールなんかないでしょ まるたとえ 柱とかがあってもそんな都合のいい間隔を開けて 柱が立ってないでしょ。 私 いつも言ってるんです。『もし 免許を取ってから 車庫入れがうまくできなくても、車庫に教師書と同じようなボールをつけてくれてないお母さんが悪いんだからね。 ぶつけても文句言わないでよ。 それで怒られたら 私自動車学校に文句言いに行くよ。 自動車学校で責任を持って各 家の車庫にポール をつけてください。だってボールでしか教えてもらってないんだもん。』と言ってるんです。」
一通り 方向変換の説明をして 私の方法で体験させた彼女は最後にこう言ってくれました。
「初めてこんなに分かりやすく教えてくれる先生に会いました。 本当にありがとうございました。」
教本の説明も色々!
今日本を読んでいると、なかなかわかりにくいと思いませんか?縦列駐車に比べて(笑)。
「後輪の位置を意識する」とか、「脱輪しないように見る」とか?(笑)
よく教本で例示されているものに、以下の二つのパターンがあります。
斜め停止後、方向変換
直進停止後、方向変換
方向変換を英語で言うと?
右への方向変換を英語で言うと、州によっても違うようですが、
「right turn about」と言うそうです。
about とは、「およそ」と言う意味合いが強いのです。
又、日本では、「曖昧」と言う意味で使われますよね。
方向変換~教官の説明も「曖昧」
教官たちも、「このあたりで回してごらん」と言う教え方がほとんどなんです。そして車の動きを見て、慌てて「こらっ!回しすぎ」と言ったりしているのです。
方向変換~珍教官はなるべく具体的に指導!
方向変換の方法は一つだと信じた教習生
私は以前から、「この【方向変換】のやり方は、強制しません。あなたがこのやり方の方がやりやすいと思ったら使ってください」と前置きして、この方法をお伝えしました。ところが、或る日私が担当させていただいた教習生は、
「前回の先生には違う方法で習いました。それでしないといけないのではないですか?」とキレられたことがありました。私は、
「方向変換が安全に確実にできればいいのです。最初に言ったように、これも一つの方法です」と言いましたが、不満げな顔をされました。
どうやら、前回の教官が、「このやり方でしないとダメだ!」というような事を言ったみたいですね。因みに前回の教官は、検定員で、自己の方法を押し付けるタイプだったので、私は説得を諦めました。
私の方向変換指導は、田舎の農道が教科書!
あなたがこの方法を習得すると、田舎の田んぼ道で方向変換をする時に、見つけた方法です。ポールが無い中、主に路面から脱輪しないようにと考えました。
もっと、種明かしをすると、実は乗用車で軽自動車規格の貨物トレーラーを引いているのです。その乗用車+軽トレーラーで方向変換する際に見つけたのです。
私の方向変換指導は、大型トラック教習を参考に!
私は、最初に勤務した自動車学校で、普通自動車の指導員資格を取得してから、4ヶ月後には大型自動車の指導員資格を取りました。
その大型自動車の教習指導員としてのスキルも入っていると思ってくださいね。
きっと役に立つと思います。
あなたの心の中に、このやり方が記憶に残っていれば、何かで役立つといいなと思います。 そして卒業してから 田舎道で方向変換をやる時に、この方法があなたの参考になって上手く方向変換ができてくれたら嬉しいです。
この指導方法を思いついたきっかけ!
私は教習所の教官になってすでに20年を経過しました。自家用車で運転している時も、なんとか教習生にうまく伝えられる方法はないかと模索してきました。
免許取得後の方向変換!
田舎道で、農道で、方向変換をするとき、
・自分は何を観て方向変換をしているのか?
・どのくらいハンドルを回して自動車を誘導しているのか?そして、
・教習生にどのように話せば効率よく伝えられるのか?を模索してきたのです。
目印教習と批判された事への抵抗!
最初の勤務校では【目印教習の】の連続でした。検定員でさえ堂々と行っていました。
二番目の勤務校では、道路を見る方法が、教習生の勘違いの発言から【目印教習】と批判されました。
教習所にしかない【目印】(つまりポール)は使わない!
大型トラックの教習の応用!
・私は、大型トラックの教習もしていました。
大型トラックは、後輪の位置が把握しやすいのです。又、一度に全部ハンドルを切ると、振り出し(オーバーハング)が大きくなるので上手くできないことが多いのです。
しかし、上手く言葉で説明できませんが、その時の教習のスキルが生かされています。
中には、中型トラックで長年運転経験を積んだ人もいました。
元々免許持ちの人の技術を参考に!
免許取り消しになった人も居ました。その人たちの技術を見習って、自分なりに考えてきました。けっこう、新しい発見があると、WordやExcelに記録していました。
私は、この指導方法をいつかは書物に著したいと思っていました。何故なら、この指導方法を伝えられる期間は、多分あと数年くらいです。
一日に10人に指導できたとして、週休二日の身では、一ヶ月で200人程度です。あと数年頑張れたとしても、1万人にも満たないのです。しかも、方向変換を指導できるのは、全教習の5%位です。
しかも、「【目印教習】するな!」と否定されたことで、ここ数年間、全くと言っていいほど、1時限丸ごと方向変換を指導したことは有りません。
ここで、公開するのは、尾崎豊ではありませんが「(教官である)僕が僕である為に!」なのです。「書き(勝ち)続けなきゃならない!」のです。「正しい物は何なのか?」をこのブログで問い続けたいのです。
このブログを公開して!
今回、ブログ というものに出会い、書物にしたい、と思っていた夢が現実に近づきました。
私自身が、蓄積してきた知識と経験が多くの人公開できる喜びに溢れています。
今まで、すでに、ハンドルの持ち方・回し方等、たくさんの「ハウツー記事」を公開してきました。
この方法があなたの技能向上の一つの「引き出し」として、あなたの今後の運転で、お役に立てれば嬉しいと思っています。
免許証を取得してからも、いつか、「あの時あの親父教官のブログに出会ってよかった」思っていただけたら喜ばしいことです。
珍教官の【右方向変換(右バック)】珍指導の実際!
今回の、方向変換の指導は、基本的に左バックも右バックも 同じです。
因みに、英語では、左バックの方向変換の事を、「right turn about」と言うそうです。一方、右バックの方向変換の事を、「left turn about」と言うそうです。
だから、教官自身も、「このあたりでハンドルを切って!」とか「後ろタイヤのあたりを良く見て」とかと言う アバウトな指導が多いらしいです。(笑)
いや、ほとんどが、そういう指導をする教官です。
いくら、英語で「about」とあるからと言って、アバウトな指導は、私は苦手です。
やっと、画像を貼ることができるようになりました。3年ほど前に作った、教習生に見せて指導していたものです。汚れていますし、手書きの拙いものですが、画像が貼り付けれた記念です。近々、書き換えますのでご了承ください。
この、方向変換の指導法の画像は、左バックからです。
次の、方向変換の指導法の画像は、右バックからです。
最初にサイドミラーの調整をお願いします!
まず最初にサイドミラーの調整について、注文を付けさせてくださいね。
サイドミラーは教本の9ページにあるように内側に4分の1 ほど 車体が映り込むように、必ず調整してください。
次にサイドミラーの上下の角度です。教本P9のサイドミラーのイラストの下には、吹き出しで
ちなみに、私は、1段階の時から、2段階でも、教習中は全てこの角度でサイドミラーを調整してもらっています。 あくまでも お願い という形ですが…。余談ですが、私の自家用車は、この角度でいつも調整しています。
左バックも右バックも基本的に同じです。左と右が変わるだけです。
今回は、右方向変換でお話をしたいと思います。 左方向変換の場合は これと真反対になると思ってもらったらいいです。
因みに、この記事では、車の誘導をメインに書きますので、いわゆる【安全確認】は自己責任でお願いいたしますね。
(右)方向変換スペースへの前進入りが重要!右左均等に間隔を!
右方向変換スペースへの導入が重要です。
方向変換の導入路(幹線道路から方向変換課題の細道)に入ったら、右左のミラーを頻繁に見てください。 角度を下げたミラーなら、導入路に車体が入ったら、右左の縁石(溝・白線(縁石))がサイドミラーの下の方に見えるはずです。
運転教本9ページの、右左のサイドミラーに映っている白線(縁石)を縁石(溝)に見立ててください。
(ほとんどの教習所では、右に寄せておくという指導をしているようですが。)
ど真ん中をキープする理由は、教習生が覚える事を減らすことと、勘違いを減らすためと、「何cm開けて」と言ってもわかりにくい事から、私が考えた方法です。(左バックは左寄り又は右寄り)(右バックは右寄り又は左寄り)と覚えなくて良いからです。
後退前の直線路で真ん中をキープする!
後退前の停止位置まで、右左のミラーを頻繁に見ます。少し角度を下げた サイドミラーで、路面に見える溝と自分の車との間隔を見ていただきます。【まん真ん中】をキープできるように頻繁に右左のミラーで確認してハンドルを使って微調整をします。その時、ハンドルは緩やかにかつ右左15度程度で回して修正してください。最大でも30度以上は回さないでください。行き過ぎると、ふらついたような状態時なります。
右左のサイドミラーを均等に見ながら、微調整を繰り返し方向変換内の道路から他の道路に出る直前で止めます。
後退前の停止位置(どこまで前進するか?)
その時、右ミラーの下の方に自動車の車体と、ほぼ平行になっている、白い 縦の線(縁石)が映り込みます。
この下の方に見えている直線部分と自動車の車体右側と白線(縁石)(縁石)との間の横幅(路面の部分)が、おおむね同じ長さに見える場所を探します。そしてその位置に車を停止させます。結構前まで出しておくと良いでしょう。
前方の幹線道路のギリギリまでに止めて下さい。
最終的には、この下の方に見えている直線部分と自動車の車体右側と白線(縁石)(縁石)との間の横幅(路面の部分)が、おおむね同じ長さに見える場所が理想的ですが、適切な位置に止めれるように、できるだけ前に止めておくのがコツです。結構前まで出します。
何故なら、一度「バックギア」に入れて、その後前方に移動すると、「切り返し」で減点されるからです。前に出しておいて、前過ぎたら方向変換を始める時にギアをバック(リバース)に入れてから下がれば「切り返し」の減点はされませんよね。
右に方向指示器を出す!
右に方向指示器を出します。(これは出さなくて良い教習所も有ります)
運転性の窓を全開にする!
後方の確認がしやすいように運転席の窓を全開にします。(窓を開けなくても良い教習所も有ります)
ギアをリバースに入れる!
ギアをリバース(R)に入れると、後退灯が点灯します。これで【後退の合図】が完了します。
後退前の確認をする!
後退は死角が多いので、全方向をサイドミラーやルームミラー、目視等を駆使して確認します。
この時に、自動車を動かさないように、しっかりブレーキペダルを踏んでおきます。
確認完了しないうちに、自動車が動き出すと減点対象になります。
適切な位置まで後退!
右のサイドミラー 下に見えている直線部分と車との間の路面の四角がほぼ正方形に見えたらいいのです。
別の言い方をすると縦の白い直線の長さとボディと車と溝との間隔が同じになるということです。
前方の幹線道路のギリギリまでに止めていますので、基本的には縦の直線部分が長く見えるはずです。
右方向変換スペースに入りきるまで!【後退】
ギアをリバース(R)に!
ギアをリバース(R)に入れます。
後退(前)確認等
後退確認等をします。
ハンドルを左手1本で③の位置まで回す。
この、「ハンドルの位置を③の位置まで回す」と言う方は、運転教本19ページをご覧くださいね。
今回は上の段、①~⑥です。詳しくはこちらを。
ハンドルを回す量が分からない?(運転教本を元に)角度と番号で指導!カーブ・右折・左折・で違う!角度で指導!~珍教官の珍教習記録!
ハンドルの回し方については、「もっと回せ!」「回しすぎ!」「戻せ戻せ!」と言われた経験をお持ちではないでしょうか?
実は、私も、40年くらい前、教習を受けている時にそのように言われました。(笑)
でも、教官の「もっと」は、教習生...
又は、「ハンドル珍教官」で検索すると見られます。
右サイドミラーの下の方に概ね 縦向きの白線(縁石)が、白線(縁石)と車体との間の横幅(路面の部分)と同じ長さに観える位まで下がります。まだそこでは ハンドル はまっすぐ 状態です。できれば縦の白線(縁石)部分が横幅(路面の部分)より少し短いくらいの方がより確実だと思います。言い換えれば、横の白線と車体、縦に見える直線とサイドミラーの下の枠で囲まれた路面が正方形に見える程度になります。
その位置が確認できたら、左手でハンドルを押し気味に、運転教本 19ページの上半分のイラストのように③の位置まで回して、③の位置を左手で保持しておきます。
そのまま 後退していくと、縦の白線(縁石)がだんだん短く見え始めます。さらに後退していくと 縦の白線(縁石)はほぼ見えなくなり、縦の白線(縁石)の続きの扇形(1/4 円形)の白線(縁石)がわずかに見え始めます。場合によっては、その円形の白線(縁石)の右側に見える 横向きの直線白線(縁石)も見え始めます。
その円形の白線(縁石)と横向き白線(縁石)がミラーの下に全く見えなくなったところで一度停止します。
ハンドルを右に1回転回します。
右サイドミラーの下の方に見えていた白線(縁石)が全て見えなくなった(サイドミラーに映らなくなった)ところで、左手で更に押しながら③の位置から④の位置を過ぎるところまで左手1本で回します。 さらに、右手で⑤の位置を押しながら⑥の位置まで回し さらに①の位置まで右手で回します。
これでハンドルを右回しに1回転だけ回したことになります。
ここで背伸びをします。
運転に特段の支障がない範囲で背筋を伸ばし、右サイドミラーを見ます。 すると 先ほど見えなくなったはずの縦の白線(縁石)とカーブの白線(縁石)、さらには 横向きの白線(縁石)が背伸びをすることによって見えてきます。
(※ 左バックの時は、かなり背伸びでしたが、右バックの時は背筋を伸ばす程度で良いです。)
ここで、なぜ背筋を伸ばすかというと、地上 1/3、路面 2/3 の角度で背筋を伸ばした時にサイドミラーの下に見えている部分が、右後輪の路面 接地 部分と ほぼ一致するのです。
何が言いたいかと言うと、ここで背筋を伸ばした時に下の端に見えている部分が 右後輪の接地面と一緒ですので、ここで右サイドミラー 内側1/4 ほど見えている車体部分が、溝または縁石を覆い隠さない限り、右後ろタイヤは、脱輪しないと考えていいのです。
背筋を伸ばしたまま後退すると、右後輪が脱輪しそうかどうかを確認できるのです。
残りの半回転(全部)ハンドルを回す
背伸びをした状態で 先ほど見えていた 縦直線の白線(縁石) カーブの白線(縁石) 右横向きの直線 白線(縁石)が見えなくなった時 残りの半回転 つまり ハンドルを全切りします。
今までの言い方ですと①の位置にある左手を押すように 右に③の位置から④の位置くらいまで回すことになります。
この時背筋を伸ばした状態で車体が溝または縁石を隠していないかを確認します。
溝 または 縁石を車体が多い 隠さなければ 脱離していることはほぼありません。
右後輪が脱輪しないことを確かめ 左前輪が脱輪しないことも確かめておきます。
この方法は左前輪が脱輪しないことにもつながります。
合計3回に分けて ハンドルを半回転 近く、次に1回転まで、次に1回転半くらいまで回すことにより、左の前輪が脱輪したり ボールがある場合に ポールに接触する 危険性を減らす事にもなります。
ハンドルをまっすぐに戻すタイミング
右方向変換 スペースに車体が ほ ぼ 入ったら、左後方がボールに接触しないかということを確認する必要があります。
左サイドミラーだけでは分かりにくいので左後方目視も合わせて行って 必ず接触しないことを自分の目で確かめてください。
方向変換で入ったスペースと車体をまっすぐに保つ。
ここで 意外と難しいのですが、車体と方向変換にバック完了の状態とをまっすぐに保つ というのがとても難しいようです。
これのコツは、角度を下げたままの サイドミラーで左と右を頻繁に確認していくことです。 ボールに車体が当たらないかという確認ではありません。
車体を方向変換スペースと平行にするためです。
右左の若干下げた サイドミラーで 頻繁に確認すると、下の方に路面のアスファルトが見えてきます。
右左両方見ていると どちらのアスファルト路面も 長方形に見えるようになったら ハンドルをまっすぐに戻して構いません。
当然 片方のサイドミラーだけで長方形になってるか ほぼ確認できます。しかし私は両方のサイドミラーを確認して どちらも 長方形になったところでハンドルをまっすぐに保つように指導しています。
後退中の周囲の確認
なぜわざわざ 面倒な 両サイドミラーの確認をしていただくのかということについて説明しておきましょう。
実は方向変換の採点基準の中に、「後退 中は 常に修理の確認を行うこと」というのがあります。
ここからが珍教官の珍教習記録の真骨頂です。
つまり 周囲の確認を着ていると検定員に思わせるために、右左のミラーを頻繁に見てもらうのです。
もちろん周囲の確認のついでに 右左のサイドミラーで黒いアスファルト路面の長方形を見てもらうわけです。
間違っても、「長方形に路面が見える」などと言って確認しないでください。 心の中でだけつぶやいてください。
検定員は「きちんと 周囲の確認をしているな」と思ってくれるはずです。(笑)
さらに言うと 路面 ばっかりを確認せずに金にはその両側に見えるボールのあたりまで見ると完璧だと思います。
方向変換から出る時の誘導方法
方向変換から出る時には とりあえず 左に方向指示を出します。
その後 前進できるギアに入れ直します。
さらに後退の時と同様の注意の確認をします。
すぐにハンドルを左に回さないでください。
すぐにハンドルを左に回してしまうと左 降臨が脱輪することが多いのです。
後退の最後に まっすぐ 状態で少し下がっているはずです。
その下がった分だけは 前に出てから ハンドルを切らないと後輪が脱輪しています しまいます。
私がよく おすすめしている方法は、あなたが今 踏むことができる ブレーキペダルが、横に見えている最初の長い横直線(白線/縁石)と並んだところで左に1回転まず切ります。
そのまま 少し進んで ハンドルが下の端まで全て 先ほどの 横向き 白線(縁石)を越えたら残りの半回転ほどを回すとまず大丈夫です。
実は方向変換で出て行く時の直角のこの道路は、クランクとほぼ同じサイズです。
詳しくは クランクの通行の仕方をご覧いただけるとわかると思います。
プランクの通行の仕方と一緒で、左に直角に曲がったところでその直線路と車が平行になったところでハンドルをまっすぐに戻していくようにします。
自動車の車体がまっすぐ 状態になってから1m ほど進むと その後は たとえ 脱輪しても検定で減点されることはほぼありません。(笑)。
この方法を見つけたきっかけ!
余談ですが、実はこの方法は 私が大型トラックの教習 や 中型トラックの教習を担当していた時に見つけた方法です。
大型トラックの場合 左側に概ね 3回転 ハンドルが回されます。
もちろん 右側にも概ね3回転ハンドルが回せれます。
これだけ ハンドルが回せるということは当然一気にハンドルを回してしまうと右後輪が脱輪する可能性が高くなります。 と同時に左前輪が外輪差によって捺印する可能性も高くなるのです。
右バック(右方向変換)開始!真っすぐ~ハンドル半回転~
ここで右に方向指示器を出します。
次に後方全体の周囲確認をします。
縦の直線部分が長いはずですので、縦の直線部分と横幅(路面の部分)が同じくらいになるまで後退します。
そこで、一度、車を止めてください。
ハンドルを右に180度(半回転)回してください。「
ハンドルを半回転回す!」が分かりにくい方は、教本のP19のイラスト3段目の右端のイラスト~4段目の右端のイラスト 迄の動きを参考にしてください。詳しくは、下記の記事に書いています。
ハンドルを回す量が分からない?(運転教本を元に)角度と番号で指導!カーブ・右折・左折・で違う!角度で指導!~珍教官の珍教習記録!
ハンドルの回し方については、「もっと回せ!」「回しすぎ!」「戻せ戻せ!」と言われた経験をお持ちではないでしょうか?
実は、私も、40年くらい前、教習を受けている時にそのように言われました。(笑)
でも、教官の「もっと」は、教習生...
経験上、この方法だと、ちょうど ど真ん中に止められなくても方向変換が上手くできる可能性があるのです。
つまり、横幅(路面の部分)が1mあれば、縦の白線(縁石)も1m見える位。
横幅(路面の部分)が30cm位ならば、縦の白線(縁石)も30cm位。
笑いを取るために、ここでは、「微分積分で計算した数式と公式を元に計算したら、ここで右後輪タイヤの位置が行けるんだよ」のだとか 「相対性理論に基づいて、私が見つけた方法なのだよ」とか言って笑いを取っています。
右バック(右方向変換)!ハンドル半回転~ハンドル一回転!
右のミラーを見ながら下がると、右後ろタイヤの位置が、右側の溝(縁石)に近づいていきます。 それと同時に左前方のタイヤの軌跡が縁石からはみ出すことなく(又、ポールがある場合はポールに接触することなく) 下がっていきます。私が経験した 教習所では左前輪の外側にポールが並んでいる所もあります。 そのポールがあってもぶつけることは少なくなるような方法で試しています。
右のミラーを見ながら下がっていくと、右後ろタイヤが溝に近づく頃に さっき見ていた 縦の白い縁石に続く カーブ 縁石とほぼ横向きの縁石がミラーの下に映り込まなくなります。
ここで、ハンドルを右に、もう半回転(先ほどと合わせて一回転)回します。
そこで、運転に支障がない範囲の背伸びをします。
すると、先ほどまで見えていた、右後輪付近の溝が少し見えてきます。
この背伸びをした時のミラーの下の端に映り込んでいる部分が、右後輪の路面への接地面とほぼ一致するわけです。
ということは、右後輪付近のボディ(あなたが運転している車)が溝にかからなければ(隠さなければ)、右後輪が脱輪する事はないということになります。
右に180度ハンドルを回した状態で、ゆっくりと後退します。後退しながら、車体が溝(縁石)を隠さないかどうかを確認できます。
背伸びをしているのでボディ(後輪)が溝(縁石)を隠さない(つまり、後輪が脱輪落しないことが確認できます。
右バック(右方向変換)!ハンドル一回転~ハンドル一回転半!
背伸びをした状態でも右サイドミラーで見える 縁石(白線(縁石))が見えなくなると、さらに、残りの半回転を右に回します。(これで、ハンドルを全部回したことになるはずです)」
この方法で、ほぼ確実にスペースに入れることができます。
右バック(右方向変換)!後退完了!~ハンドルを真っ直ぐに!
ここでも又、右左のがミラーを頻繁に見ながら、ミラーの下に映り込んでるアスファルト部分を両方見ます。アスファルト部分が両方とも長方形に見えるようになるまで待ちます。そこで ハンドルをまっすぐにします。
ここでは 右左の長方形になった部分 (アスファルト路面)は、必ずしも 同じ面積になる必要はありません。 右左のポールや縁石(溝)等と平行になるように注視してください。
後退スペースと車体は平行になるように!
結構多いんです。 平行にできない人が。 私が最後の勤務先であった教習所は、右方向変換と左方向変換の後退スペースは、スペースに収まると、ちょうど真向かいに対面する形になります。
めっちゃくちゃ傾いて停止しているのに教官は何も助言していないのを見て滑稽に思ったことがあります。
きっと、片方の ミラーだけを見るとかして指導しているのでしょう。手で「これでは 平行になってないよ」という 身振り手振りをよく見ました。ミラーで確認すればわかるのにねぇ。(笑)
発着点の時の記事に書きましたが、ドアを開けて「これ見てごらん」と言ってるように見えるものもありました。
目標にあわせた停止(発着点・路端停車)のコツと方法!感覚でなく!間隔を重視!ゴリラの鼻くそ!珍教官の珍教習日記!苦手な人必見!みきわめで口頭指導しただけで検定合格して感謝されました!
教習所の第一段階で、【発着点に止める】 と、第二段階で、【路端停車と発進】という課題がありますね。
これは、共通する部分があります。
むしろ、私は、ほぼ同じように指導しています。
少なくとも、私が勤務した教習所と、法定講習...
車体平行は、必ず右左のサイドミラーで確認!
必ず両側のサイドミラーでアスファルト路面を見てください。
なぜかと言うと、後退中は、「周囲の確認」をすることになっているのです。
あなたはアスファルト路面を長方形に見えるように確認していても、検定員には周囲の確認をしているように見てもらえるからです。
セコいですけど、そこは、プライドを捨てて我慢です。(笑)
わざわざ、「周囲確認をしろ」と言っても、教習生にはすぐ忘れられるのです 。(笑)
勿論、ポールに接触しないように見ることも大切です。
因みに、両方の路面が長方形に見えなければ、路面が見えない方のポールに車の後方部分が接触する可能性が高いということも、経験上わかっていますので お知らせしておきます。
しかし 方向変換のスペースに対して 車体をまっすぐにするためであれば、あれば、ほとんどの 教習生はきちんと確認してくれます。
入れる スペースにきちんと 1と入れる、そういうのは人間誰しも持っている漢方です。
人がいる確率 1%未満のような 周囲確認は進んだりとなんかいませんし 忘れる人も多いのです。(笑)
方向変換から出る時!
出る時はクランクの教え方と一緒です。
方向変換の出口とクランクの通過はほとんど一緒です。方向変換の出口の道幅・角度と クランクの道幅・角度はほとんど同じです。
クランクの通り方については、下記からご覧くださいね。
クランク(屈折)コース【狭路】通過のコツと方法!珍教官の珍教習記録!感覚ではなく【間隔】重視!
多くの教習生が悩んでいる「狭路通過(【クランク】)」。今まで、文章で書くことにためらってきてなかなか踏み出せませんでしたが、思い切りました。
「いつかは、文章で表現したい。」と思い続けて、20年余り。上手く伝わるか不安ですが、「クラン...
前輪付近に見える 運転席から見たら 横向きの長い白線(縁石)(縁石)と、ブレーキペダルが並んだら左に1回転だけ回します。
50cmほど前進したら、ハンドルの全体が先ほどの横向きの白線(縁石)を越えます。
こうなるとハンドルをもう半回転ほど左に回します。 これでハンドルは左 いっぱいに全て回したことになります。
あとは 右前輪が落ちないように慎重に進みます。
あるいはポールがあるところでは、ポールがボディに当たらないように慎重に確認します。
そこでよく左の後輪が落ちないかを気にしすぎる人がいます。
私は、クランクの時もそうですが、基本的に前をしっかり見るように指導しています。
後輪を見過ぎるとそのまま、そちらにハンドルを切ってしまい、左の後輪を落としてしまう人が多いのです。
そして、左の後輪を見る あまり右の前を 脱輪しても気づかない人が多いのです。
左方向変換については、こちらからご覧くださいね。
方向変換(左バック)!のコツと方法!脱輪しない!修正しやすい!コース路面を観てポールをほぼ見ないで出来る!感覚ではなく間隔重視!珍教官の珍教習記録!
今回は、方向変換のコツと方法です!ずいぶん前から、急かされて(イヤ期待されて)いたのですが、なかなか文章で書くのは難しかったので、今頃になってしまいました。
拙記事【クランクコース(狭路)通過のコツと方法】も 、構想から書き上げるまで...
教習生からの質問にQ&Aで全力で答えてみました!
自動車学校の教習は、ほとんどが、一対一 です。教習生から、率直な質問が寄せられます。
私は、過去に傾聴を大切にする「カウンセラー」だったこともあり、聞き出すのは得意です。
又、実際の教習経験だけでなく、SNS等で、面識のない方の質問にも対応してきました。
そこで、教習生やSNSで受けた質問に答える形で、書き続けた記事を、Q&Aと言う形でまとめました。お役に立てれば嬉しく思います。
自動車学校のQ&A!(教習プランの選択・入所・準備・等)教習生の質問に全力でお答え!教官が言えない裏ワザと教習所事情暴露ネタも!珍教官のネタバレ!
教習生からの質問に真面目に答えようとすると、自分の知識の確認にもなりますし、指導技術の向上にもつながります。
こういった面で、私は、真面目な(前向きな)教習生からの質問は、大歓迎です!!
教習生からの質問によって、私も成長を実感...
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