ミラーの調整?そんなことは知ってるよ!と思ってるあなた!ミラーの調整を舐めてはいけませんよ。
運転の教習中は「ミラーを見て!」と言われ続け、免許取得後は、ミラーを見てると思います。
「はい!わかっています!」と答えた貴方!間違っています。(笑)
細かい事を言うようですが、この小さな?(実は大きな)勘違いが大きな間違いなのです。
正しくは、「ミラーを 見る」のではなく「ミラーで 観る!」なのです!
そんな屁理屈!とお思いでしょうが、実際ミラーを 見て 教習を受けている人が多いのです。
そんな話から、ミラーの調整の重要性・調整の方法・その理由について述べていきます。
最後までお付き合いくださいね。
教習所教官の運転教本参考書
このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。
運転教本では「堅苦しくて分かりにくい」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい」「裏技的な事を知りたい」という方向けに、私の経験から作成しました。
そのことをご理解いただき、この文章を読んできたいただければ幸いです。
私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧くださいね。
サイドミラーの調整方法!お勧め!
サイドミラーで何を確認するのか?私の指導方法に生かせるサイドミラーの調整方法をお知らせします。
勿論、私が気に入っている指導方法ですので、他の教官と整合性は取れていません。(笑)
しかし、運転教本に書いてあることとほとんど一致していますので、ご安心ください。
教官に否定されたら「教本には『こちらでも良い』と書かれていますけど」と反論してください。(笑)
従って、この方法を受け入れてくれそうな教習生の時にのみ、使っています。受け入れてくれなさそうな教習生に伝えると、「前の先生と違う指導だった」とか、「変な指導方法を強制した」とか言われかねないからです。(笑)
又、この方法を良く思っていない教官に当たれば、指導法を否定される可能性があるからです。 私の方は、自信を持ってる為、(過信とも言う)一向に気にしないのですが、教習生が迷ってしまう事がかわいそうだからなのです。
でもこの記事をお読みになった方は、もう大丈夫ですよね。
色々な考え方や指導法があって当たり前ですが、「前の教官という事が違う」とネガティブに考えて欲しくないのです。「なるほど!こういう考え方もあるんだ!」「よし、複数のやり方を習ったんだから、自分はラッキーだ」とポジティブに思って頂きたいのです。
サイドミラーの調整において大切にしている観るべき4つのポイント!
自動車の運転中のミラーで確認する必要があると言えば、ミラーに映っている情報を見るのです。
ミラーに映る情報とは、自分の運転に関係のある情報ですね。
当たり前かもしれませんが、ミラーに映っている必要な情報を見ようとしていないミラー調整をしている人を多く見かけるのです。
観るべき情報を、いくつか挙げてみますね。
主に後方からの交通(移動物)
主に後方からの交通 「車・歩行者などの移動物(動くもの)」 ですよね。
動いている物の確認だけでなく、速度や走行位置も確認が必要ですね。
速度は、大まかに言って、近づいているか(加速しているか)、離れているか(減速しているか)ですね。
走行位置は、進路を変えようとしているか?、ふらついているか?等が大切ですね。
出来れば、後続車の運転者の表情(特に目線)にも注意を払うと、その後の動きが予測しやすくなりますよね。
動かないもの(不動物)
動くものに加えて、静止しているもの(ボールなどの障害物) ですね。
ここまでは、通常、ほとんどの教官が、ミラーで確認していると思います。
でも、意外に多いのです、「ミラー見たら!!」と声を荒げる人が。(笑)
ミラーで、「端っこのポールを見て!」とか、「発着点のポールと自車との間隔を見て!」とかいう人は少ないんですよね。
それに加えて、私は少数派だと思いますが、次の物をミラーで確認して頂くようにしています。
後輪の位置を観る!
後輪の位置を観る!主に、狭路通行・縦列駐車、方向変換の時ですね。
ミラーのン角度をン下げていれば見れます。ミラー角度が私のおすすめの方法で調整されている場合は。
背の低い方は、背伸びをしたら見られますね。
走行ライン を観る!
自分の運転している自動車が走行している、走行ライン を観る!
これは、運転教本73ページと76ページを見ていて思いつきましたね。
このイラストででは、運転席側の窓を開けて顔を出して確認していますが、これをミラーで確認するのです。
すると、車線を逸脱することなく走れる事が多いのです。
この活用方法は、別記事の「道の真ん中を走るには?」で述べていますので、ご確認願いますね。
サイドミラーの調整方法(合わせ方)のコツと方法
サイドミラーの調整で大切にしている4つのポイント!
で、先ほど申し上げましたね。この4つを、最も確認しやすいと考えている調整方法をお知らせします。
サイドミラーの左右の角度の調整!(1/3車体)
運転教本9ページをご覧くださいね。
教本のサイドミラーのイラストと少し変えています。違う所はわかりますか?
教本では、車体が1/4ですが、珍教官は、1/3です。
教本では、路面が1/2 か 2/3 ですが、珍教官は2/3 です。
サイドミラーで車線の白線が見える ことが大切!
路面 2/3 が映っている方が、車線の線等が確認がしやすいのです。
もう一つ、お知らせすると、この上下の角度ならば、運転に大きく支障のない範囲で背伸びをしたときにサイドミラーの一番下に見える路面が、後ろタイヤが路面に接する場所とほぼ一致するのです。これはサイドミラーの凸面率から考えると、ほとんど全ての国産自動車に共通します。後ろタイヤの接地面の場所がわかると、後輪が脱輪しそうかどうかの判断ができます。特に、狭路通過や縦列駐車・方向変換の時の安心感が増します。
サイドミラーで自車の車体が映り込む!ことが大切!
自分が乗っている教習車の左ミラーです。車体が、内側、約1/4位映り込んでいますね。更に、さりげなくイラストに描いていますが、左のミラーですと、左の白線が車体とほぼ平行に見えていますね。
次に、右のミラーです。同じく、内側約1/4位映り込んでいますね。更に、さりげなくイラストに描いていますが、右のミラーですと、右の白線が車体とほぼ平行に見えていますね。
同じようなことをしつこく書いてしまいましたが、理由があるのです。
しかも、珍教官は、1/3 映り込むようにしてますね。
実は、左ミラーで車体が映り込んでいるかいないかは、教官が気づきやすいのです。
しかし、右ミラーで車体が1/4映り込んでいないことは、教官から確認する事は困難なのです。
私が「車体が映り込んでる?」と聞くと、教習生は「はい」と答えます。
念のため、「右のミラーで、運転席のドアノブがミラーに映って見えてる?」と聞くと、教習生は「はい。見えてます。」と答えます。(別に脅してるいるわけではないですよ。)
それでも不安に感じた時は、「ちょっと顔を私から遠ざけて窓に頭を付けてください。」と言って、私の顔を運転者の顔の位置に近づけて確認するのです。教習生と同じ目線で見ても、映り込んでいないのです。
先日なんか、一日10人教習して、そのうち3人が二段階のみきわめ前でしたが、3人とも、ミラーを外に向けていて、車体が映り込んでいないのです。
その場で、映り込むように指導して調整して頂きましたが、そのまま卒業されていたら…と思うとぞッとします。
それには、後日談がありまして、そのうち一人の女性は、翌日みきわめで、再び担当したのですが、もう一度右ミラーの調整を指導しなおしました。
私が最初に指摘した時、その女性は「この調整だと走行ラインが見やすいですね。」と喜んでくださったのです。
でも、翌日みきわめの時に、又、右サイドミラー外に向けたのです。
最初に指摘した時に「この調整だと走行ラインが見やすいですね。」と喜んでくださったにもかかわらずです。
しかし、みきわめ不良になり、同日夜に、再び二度目のみきわめで、私の担当になりました。それなのに、再びミラー調整が改善されてないのです。つまり車体が全く映り込んでいないのです。
きっと、今まで、誰にも指摘されずに来たので、癖になっているのですね。(汗)
長い間かけて染みついた、癖と言うのは、なかなか治らないという事に気づかされましたね。
「車体が映り込んでいますか」解く質問にも、訳もわからず、又は面倒くさく感じてか、適当に返事していたのだと思いましたね。
皆さんには、そのようなことにならないように、気を付けて頂きたいと思います。
そして、そのような経験から、助手席から右ミラーの車体映り込みを確認しやすいように工夫したのが、
1/4ではなく、1/3なのです。
私は、左右どちらのミラーでも、車体が1/3映り込むように調整することをお勧めしています。
と言うのは、次に述べる、上下の比率も1/3だからです。混在すると覚えにくいと思うからです。
サイドミラーの上下の角度の調整!(1/3地上) (2/3路面)
私は、教習生に、サイドミラーは「地上が1/3、路面が2/3見えるように調整してください」と言っています。教本にも、「地上1/2、路面1/2」又は、「地上が1/3、路面が2/3」と書いてあるのにです。
又は、と書いてあるので強制はできませんが、その分お勧めと称して、「そのように、調整することがお勧めです。差し支えなければ、その調整で、この一時限は運転してみてください。」と言っています。
こうすることで、サイドミラーで路面の白線や縁石が簡単に確認できるのです。
もう一つ、この角度のメリットは、縦列駐車と方向変換の際に、後輪がコースから逸脱しないかの確認の時に、見る事の出来ない後輪の位置を把握しやすいのです。
但し、後輪の位置を把握する時は、運転席で背伸びをして確認していただきます。背伸びした時にサイドミラーの一番下の部分の鏡面に映っている場所が、おおむね後輪の位置になります。
又、縦列駐車や、方向変換の記事を書いたら、そこで詳しく述べますが、知っておいて損はないと思いますね。
路面を確認するので、「目印教習」と言われることもありませんからね。
因みに、目印教習 とは何かについては、下記の記事で詳しく述べていますから、興味のある方はご覧くださいね。
サイドミラー!地上1/3、路面2/3 に調整するメリット!
ルームミラーの調整方法(合わせ方)のコツと方法!
ルームミラーは、自動車の後方を全体的に確認できるように調整しましょう。簡単に言えば、リアウィンドウを通して、最も、後方の交通が確認できる角度です。多くの車が、上手く調整すれば、ルームミラーの範囲にちょうどリアウィンドウのガラス部分がちょうど見えるようになります。
「ルーム内を見るからルームミラーと言うのではありません。」「ルーム内にあるバックミラーだからルームミラーと言うのです。」と言います。時にはルームミラー越しに、教習生の方と目が合う事も有ります。気まずいですよね。(笑)
教習後に交代して運転席に座ってみたら、同じ高さの目線なのに、車内の天井や後部座席の背もたれしか見えない調整をしている方が居ます。教官側から、正しく調整できているかわかりにくいので、注意が必要です。
調整をする手は、ルームミラーに近い方の手(通常は右ハンドルですので左手)で行うようにしてください。反対側の手で調整すると、頭の位置や角度が運転時の目線と大幅にズレる可能性があります。
教習生からの質問にQ&Aで全力で答えてみました!
自動車学校の教習は、ほとんどが、一対一 です。教習生から、率直な質問が寄せられます。
私は、過去に傾聴を大切にする「カウンセラー」だったこともあり、聞き出すのは得意です。
又、実際の教習経験だけでなく、SNS等で、面識のない方の質問にも対応してきました。
そこで、教習生やSNSで受けた質問に答える形で、書き続けた記事を、Q&Aと言う形でまとめました。お役に立てれば嬉しく思います。
「自動車学校」でお悩みの方、次の記事一覧をご覧ください!。
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自動車学校について詳しくお伝えできれば光栄です。
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