自動車学校での喫煙問題と禁煙対策の取り組み!元珍教官の提案!

自動車学校の教官は、喫煙者が多いと言います。喫煙者の言い分は、「ストレスが溜まりやすいから」と言われていますが本当でしょうか?それならば、まだ未熟な運転を教習する教官は、全員喫煙者になるべきです。

批判覚悟で申しますと、非喫煙者の私からすれば、「異性にモテるため」「喫煙を容認する異性との出会いを求める為」としか思えません。

健康増進法が施行されて数年が経過しますが、自動車学校に通った若い女性にこのような問いかけをしてみてください。「確かにそうかもしれない」と賛同する意見が聞かれるはずです。

「ストレスが溜まる」と言う理由が正当なら、「自動車学校でタバコ代を支給すべきですよね」

という極端な声も聞かれました。



自動車学校のスモハラって何?

教習所のスモハラは、一般的に言われるスモハラと若干事情が異なると思います。

一般的な企業や団体であると、喫煙者と距離を置くことができますし、場合によっては喫煙者を避ける事も可能です。

受動喫煙も喫煙?

私は、受動喫煙も、喫煙であると考えます。根拠は、(旧)未成年者喫煙防止法 です。

(旧)未成年者喫煙防止法

未成年者喫煙禁止法(明治33年法律第33号)の概要 満20歳未満はたばこを吸うことを禁じ、違反者は行政処分に処する。 親権者が、未成年者の喫煙を制止しないときは、科料に処する。 たばこ及び器具(以下たばこ等)を販売する者は、未成年者の喫煙防止のため、年齢確認その他必要な措置を講ずるものとする。

二十歳未満の者の喫煙の禁止に関する法律

2 未成年者喫煙禁止法等の改正内容(新旧対照表:別添3)
(1) 未成年者喫煙禁止法(明治33年法律第33号)の一部改正
未成年者喫煙禁止法が20歳未満の者による喫煙を禁止している趣旨は、民法
の成年年齢の定めとはその趣旨を異にし、健康被害防止及び非行防止の2点に
あることから、喫煙を禁止する年齢については、引き続き20歳未満とすること
とした。
他方、今回の民法改正により、「未成年者」は18歳未満の者を指すことにな
り、未成年者喫煙禁止法の題名と規定内容との間に乖離が生ずることとなるこ
とから、この度の改正により、題名を「二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル
法律」に改めることとした。また、本則中、喫煙を禁止する者として規定して
いる「満二十年ニ至ラザル者」を「二十歳未満ノ者」に改めることとした。

引用元:警 察 庁 丙 少 発 第 1 9 号

平 成 3 0 年 6 月 2 0 日に出されたものです。

以上のように、喫煙に対して、「受動喫煙を除く」とは書かれていないのです。

「受動喫煙」と言う言葉に、喫煙が含まれていると考えると、受動喫煙も喫煙に含まれると私は考えます。

そもそも、能動喫煙(一次喫煙)よりも、副流煙の被害が大きい受動喫煙(二次喫煙)も、喫煙者の姿が見えない残留受動喫煙(三次喫煙)も、被害の実態は深刻なのです。

 

ここでは、教習所のスモハラに特化して、書いていますので、宜しければこちらからご覧くださいね。↓↓

スモハラとは?自動車学校で問題になっているスモハラの実態!元珍教官が解説します。
スモハラとは、Smoke Harassment。能動喫煙(一次喫煙)、直接受動喫煙(二次喫煙)、間接受動喫煙(三次喫煙)による健康被害・健康不安被害のことを言います。 専門的な内容は、専門家にお任せするとして、こちらでは、教習所の実情...

 



自動車教習所での会社としての喫煙者対策

自動車学校で「禁煙している」と公表しているところは、まだ数が少ないと思います。「禁煙」と公表しながらも、実は、完全禁煙でなかったりします。

自動車学校での完全禁煙!は可能か?

私が考える自動車学校での完全禁煙は、自動車学校の職員全員が、完全禁煙(プライベートでも)後、3年を経過してからだと思います。

私が知り得た情報で、一番「完全禁煙」に近いと思われる自動車学校は、【株式会社くまもとKDSグループ】の取り組みです。

指導員の8割が喫煙者だった自動車学校を、約12年かけて、職員全員を禁煙者にすることに成功した、自動車学校の取り組みです。

従って、【自動車学校での全員禁煙】は不可能ではないと思われます。

詳しくはこちら↓↓

「お客さまと社員のいのちをまもるために!
社長のリーダーシップで取り組んだ
受動喫煙対策」



自動車学校 敷地内の完全禁煙!

敷地内完全禁煙を公表している自動車学校が最近増えてきました。しかし、口コミ等やこのブログに寄せられたコメントを見ると、「敷地内禁煙」と公表しているところでも、対応は様々です。

敷地内は禁煙だが、敷地外(すぐ近く)に喫煙場所がある!

これは、私に言わせれば、ダメですよね。自動車学校の敷地ではないというと、自動車学校が所有する土地でない可能性が高いです。そんな場所に喫煙場所を設置する事自体が大問題です。

又、自動車学校の教習施設にはなっていないけれど、駐車場や寮など、教習所が所有する場所ならば問題ないとされていますが、これも受動喫煙の防止にはほとんど意味をなさないと考えます。

更に、敷地に隣接する道路等や空き地でタバコを吸っている教官が居るという指摘もあります。

敷地内は禁煙と言いつつ、喫煙場所がある!

敷地内に喫煙場所がある自動車学校もあるようです。

よく話題に出るのが、駐輪場(自転車置き場等)です。屋根がついているところが多いので、雨の日の喫煙にはもってこいですよね。

その他、教習車の整備用のピットの片隅や、敷地内にある寮の軒下なども喫煙場所として使われている例があるようです。



私が理想としている自動車学校での完全禁煙!

教官の完全禁煙!

教官の完全禁煙は、一朝一夕にできるものではありません。

【株式会社くまもとKDSグループ】の取り組みは、業界としては最先端だと思いますが、実際、完全禁煙後、「最低3年間は、完全禁煙とは言えない」、と言う見解もあります。

又、厳しい見方をする見解では「完全禁煙後、10年間経過しないと、禁煙者とは言えない」。

更に、厳しい見解では、「完全禁煙後、20年間経過しないと、禁煙者とは言えない」。とも言われています。

自動車学校での教官のキャリア形成を考えると、20年間となると、厳しいものがありますので、私的には、完全禁煙後10年を目安にしたら、自動車学校の現状に合うと思います。

教官だけでなく全職員の完全禁煙!

確かに、教官の喫煙行動は、例え休憩時間であっても、教習中に受動喫煙に晒されるので影響は大きいですよね。

しかし、原簿の受け渡しや、配車カウンターでのやり取り、等、教官以外の人との接触の機会は多々あります。又、教官以外の職員の呼気等から、三次喫煙の可能性があります。

2. 三次喫煙(間接的受動喫煙)とは?

教官だけでなく教習生の完全禁煙!

教習生も完全禁煙者しか入校させない!という事です。

教習生からの二次喫煙で、教官が三次喫煙になる可能性が高いのです。

二次喫煙とは?

受動喫煙(二次喫煙・三次喫煙)とは|習志野市ホームページ
二次喫煙は、英語ではsecond-hand smoke(SHS)と言い、いわゆる“受動喫煙”のことを指します。少し難しい表現になりますが、「他者の喫煙により生じた『副流煙(ふくりゅうえん)』(たばこの先から出る煙)及び『呼出煙(こしゅつえん)』(喫煙者が吐き出した煙)によって周囲に拡散される『環境たばこ煙』(有害物質を...



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