進路変更(場内)のコツと方法!珍教官の珍教習記録!合図・確認のタイミングは?手順は?どのくらい寄せるの?(同一車線内)

進路変更!苦手な方が多いのではないでしょうか?

苦手な人が多い大きな原因として、次のキーワードがあいまいだからだと思っています。

進路変更をする場合として、

左折の時は「あらかじめできるだけ左側に寄せる。」

右折の時は「あらかじめできるだけ右側に寄せる。」

あらかじめについては後述しますが、「できるだけ」については、何も書かれていないのです。

そのあたりを、具体的に書いていきますね。

曖昧な書き方の多い内容を、深堀していきます。ご参考にしてくださいね。

尚、車線をまたがる進路変更(車線変更)については、レベルが上がりますし、多くの人が書いていますので、今回は触れていません。

今後、より分かりやすい記事が書けましたら、車線変更についても一記事上げたいと思います。



  1. 教習所教官の運転教本参考書
  2. 進路変更のコツ! 合図 とは?
  3. 同一車線内の進路変更のコツ!手順とは?
    1. 進路変更可否の安全確認
    2. 進路変更を行う時の合図!
    3. 進路変更可否の最終確認
    4. 進路変更のハンドル操作!
  4. 進路変更の時、ハンドル直進(まっすぐ)状態で保つコツ!珍教官
    1. 9時15分の位置を保持。
    2. 親指の第一関節を、窪みに軽く添える。
    3. ハンドルを強く握り込まない。軽く押すように持つ!
  5. 進路変更の合図は、ハンドル直進(まっすぐ)状態で!珍教官
    1. ハンドル直進状態だと、合図は指一本で出せる!
      1. ハンドルを保持したまま指一本でウインカーを操作する方法!
      2. 指一本でウインカーを操作するメリット!力が入りすぎない!
      3. 指一本でウインカーを操作するメリット!ライトを点灯しない!
    2. ハンドル直進状態だと、合図は消えにくい?
      1. ほぼ直進状態で合図を消した教習生!
    3. ハンドル直進状態だと、合図を落ち着いて出せる?
  6. 進路変更の確認は、ハンドル直進(まっすぐ)状態で!
    1. ハンドル直進状態で確認すれば、ふらつかない!
    2. ハンドル直進状態で確認すれば、確実な確認ができる!
    3. ハンドル直進状態で確認すれば、落ち着ける?
  7. 確認時のふらつき防止のための珍教官の珍指導!
    1. ①ウインカーレバーを指で軽く挟む!
    2. ②ウインカーレバーの先に指をあてる!
  8. 進路変更後、どれくらい寄せるのか? この記事の肝です(笑)
    1. 右側に寄せる時
    2. 左側に寄せる時
    3. 何故?右が50cm以内?左が1m以内?
  9. 技能教習(普通車)の教習項目ごとにリンクした投稿記事一覧です!
  10. 「自動車学校」でお悩みの方、次の投稿記事一覧をご覧ください!。

教習所教官の運転教本参考書

このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。

運転教本では「堅苦しくて分かりにくい」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい」「裏技的な事を知りたい」という方向けに、私の経験から作成しました。

そのことをご理解いただき、この文章を読んできた抱ければ幸いです。

私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧くださいね。

運転教本の参考書!教官経験者達の指導方法(例)!珍教官の珍教習記録!
自働車の運転の教習(勉強)には、運転教本というものがあります。これは、学校の教科書のようなものです。巷では、参考書(これを読めば一発合格!等)もたくさん販売されています。 参考書には、教科書にない情報がたくさんありますね。売るために、...

 



進路変更のコツ! 合図 とは?

進路変更の合図は「右左折前の30m手前までに行う!」これは皆さんご存じの常識ですよね。

しかし、これは嘘です。(笑) だましてすみません。

右左折の合図は、「右左折しようとする交差点の30m手前の地点に達した時」ですね。

という事は、進路変更は、右左折する地点の30m手前までに完了しなければならないことになりますね。

さて、その進路変更ですが、

「進路変更の合図は、進路を変える約3秒前に行う」という事ですね。

という事に関してはとても具体的に数値で表現されていますね。

合図を出すタイミングについては、ややこしいですが、数字が記載されているので、具体的と言えば具体的ですよね。



同一車線内の進路変更のコツ!手順とは?

以下の、進路変更の手順については、運転教本に則り書きましたが、各教習所で統一されている場合があります。

①進路変更可否の安全確認

②進路変更を行う時の合図!

③進路変更可否の最終確認

例えば、

①進路変更可否の安全確認

ルームミラーだけで良い。

②進路変更を行う時の合図!

ルームミラーでの確認後すぐに出す。

③進路変更可否の最終確認

サイドミラーと目視だけで良い。

等です。

教習所のコースの広さ等の事情により変わっている場合があります。

その時は、教官の指示に従ってくださいね。

勿論、教本に則って手順を守る方がより安全です。

進路変更可否の安全確認

①ルームミラーでの確認!(真後ろ)

②サイドミラーでの確認!(曲がる方向)

③直接目視による確認!(ミラーの死角)

ですね。

※ハンドルは基本、直進状態を保ってください。

この段階の確認は、進路変更が可能かどうかの確認の要素が強いです。

進路変更を行う時の合図!

合図を出します!

※ハンドルは基本、直進状態を保ってください。

進路変更可否の最終確認

①ルームミラーでの確認!(真後ろ)

②サイドミラーでの確認!(曲がる方向)

③直接目視による確認!(ミラーの死角)

ですね。

※ハンドルは基本、直進状態を保ってください。

進路変更のハンドル操作!

①他車に不安を与えないように、緩やかにハンドルを回します。せいぜい1/4回転程度。

②進路変更が完了(走行中の縁石や線と車体が平行になった)ら、合図を戻します。



進路変更の時、ハンドル直進(まっすぐ)状態で保つコツ!珍教官

ハンドルを直進状態で保つには、基本的に9時15分の位置を両手で保持するのがお勧めです。

9時15分の位置を保持。

 基本的に直進状態の時のハンドルを保持する位置は 時計で言えば9時15分の位置、角度で言えば、0度と180度の位置になります。
 ほとんど全ての国産車のハンドルは0度と180度の位置でハンドルの中心軸 からほぼ真横に伸びた バーのようなものが存在します。
 ハンドルの上半分の半円系の筒の部分と中心から左右に ほぼ真 横に伸びている部分とが交わるところの角の部分に親指の第一関節が乗るような形でハンドルを保持しておくとこれからお話しする合図が出しやすい 保持の位置になります。

 

親指の第一関節を、窪みに軽く添える。

「親指の指紋をハンドルに残さない」と言うイメージで、持つといいですね。

 

ハンドルを強く握り込まない。軽く押すように持つ!

ハンドルを強く握り込まないようにすると、肩の力も抜け、急なハンドル操作がしやすいと言われています。

そもそも、急なハンドル操作は危険な場合が多いです。危険な状態になった時、すぐにハンドルで避けようとする人が多いですが、とても危険です。

危険を避けるのは、基本的にブレーキで! と言う意識付けにもなります。

 



進路変更の合図は、ハンドル直進(まっすぐ)状態で!珍教官

結構居るんですよね。ハンドルを回しながら進路変更の合図や確認をする人が…。

ハンドル直進状態だと、合図は指一本で出せる!

合図は指一本で出せます!というか、指一本で出した方が良いです。

ハンドルを保持したまま指一本でウインカーを操作する方法!

 親指がほぼ真横の円形のハンドル内径の位置にあると 、ウインカーを出す時に人差し指か中指でウインカーを操作すれば ハンドルから手を離すことなくウインカーの操作ができるわけです。
 逆の言い方をすると、ハンドルから手を離して ウインカーを操作するとハンドルが知らぬ間に(運転者が意識しないうちに)回ってしまう状況になりかねないのです。
 ハンドルを保持したまま ウインカー出せば、ハンドルを持つ手はその位置から動かないことになります。
 指一本で出せるというのは、例えば 右にウインカーを出す時は、人差し指で上から下に軽く押し下げる形になります。
 左にウインカーを出す時は、中指で上に軽く押し上げるような形になります。
 これが 指一本で操作ができるという理由になります。

指一本でウインカーを操作するメリット!力が入りすぎない!

 指一本でウインカーを操作することに慣れると、肩にも力が入りにくくて、精神的にも肉体的にも疲れません。

指一本でウインカーを操作するメリット!ライトを点灯しない!

指一本で操作すると、ライトを点灯することが少なくなります。一々ハンドルから手を離して、ウインカーレバーを握って操作する人は、無意識のうちにライトスイッチを点灯してしなう傾向が強いです。更に、ライトを上向きにして教官からきつく叱られる人も見かけます。

実際、教習生でウインカーレバーを握る人には、「このウインカーレバーを大好きな人の指だと思って握ったらだめだよ。」と言います。(笑)

「このウインカーレバーを、教官の私の指だと思って操作しなさい。操作しないと注意されるから操作しないといけないし、教官の指になるべく触りたくないから、恐る恐る触るという感じで…。」と言うと、よく理解してもらえました。(笑)

更に、人差し指の中指の側面(指紋が付かないところ)で操作するとより、確実です。この時も、「指紋が付く場所は、この後何かを食べる時に触れる部分でしょ。誰が触ったかわからないところで操作すると不潔でしょ。」と言ったりしましたね。

ハンドル直進状態だと、合図は消えにくい?

 ハンドルは直進状態でウインカーを出した時に、簡単には消えない構造になっています。
 当然運転者が意図的にウインカーを消そうとしない限り 基本的には、ウインカーは消えないことになります。
 ただし ハンドルを急激に切ると、基本的にウインカーは消えやすくなります。同じ角度でも 緩やかにハンドル操作をするとウインカーは消えないことが多いのです。

ほぼ直進状態で合図を消した教習生!

 以前私が目撃?した、教習生のお話を例に出してみましょう。
 その女性は右に進路変更を緩やかにした後(私が緩やかにハンドル操作をするように!と指示しました。)、「ウインカーを戻して!」と、指示したところ、「ウインカーを戻すにはどうしたらいいのかわからない!」と言うのです。
 そこで私が横から手を出してウインカーを戻しました。 そこで、私は疑問に思ったので、
「今までどうやって ウインカーを戻していたのか 試しに戻してみてください!」と言ったところ、彼女のウインカーの戻し方が特殊だったので驚いたことがあります
 多分家族や、ボーイフレンドの戻し方がそうだったのでしょうね。(笑)
 なんと彼女はウインカーを戻す時に、ハンドルを右と左に30度ずつ キュキュッ と 小刻みに回すのです。 急にハンドルを回す形になりますので、例え30度前後でも ウインカーは消えるのです。
 よく 今まで 教官に指摘もされずに来られたものだと感心しました。(本当は呆れました)
 進路変更の教習をするのは、AT車でも最初の技能から6時間目 あたりが普通です。
 それまでに ウインカーを出す機会は何度もあったはずです。当然 ウインカーを戻す機会も何度もあったはずです。
 そのたびに彼女は、ある面教官にバレないように、教官に気付かれないように 実に良いタイミングでハンドルを小刻みに切りながら ウインカーを戻していたのだと思われます。(笑)。

 

ハンドル直進状態だと、合図を落ち着いて出せる?

 ハンドルを直進状態に保つと、親指が ハンドルの内径に収まっていますので、ハンドルがどれだけ回ってるかをあまり気にしなくて済みます。
 直進状態ですので 車が進む方向が予測できますのでウインカーを落ち着いて出すことができます。
 一呼吸置いて 右に出す時は人差し指で軽く下向きに押す。 左に出す時は中指で軽く上向きに押す 。



進路変更の確認は、ハンドル直進(まっすぐ)状態で!

ハンドル直進状態で確認すれば、ふらつかない!

 確認をする時にハンドルが直進状態ですれば ふらつきが少ないです。
 確認時にハンドルがふらつく 理由は いくつかあります。
 例えば 右に合図を出して、右方向に進路を変えようとするところを想定してみましょう。
 右に合図を出した後確認する時に右後方を確認しようとする時に、目の向きと同時にハンドルまで 右方向に少し切ってしまう 傾向の人がいます。
 人間というのは本能的に目が向いた方に自分の進路を向けようとする傾向があります。
 また 本能的に目が向いた方に ハンドルを切ろうとすることを避けるために、逆方向の左側にハンドルを切る人も多く見られます。

ハンドル直進状態で確認すれば、確実な確認ができる!

 ハンドルを直進状態に保って確認をすれば、ハンドルがブレる 心配が少ないので、丁寧で確実な確認ができると私は思っています。

 

ハンドル直進状態で確認すれば、落ち着ける?

 上の甲の内容とよく似てきますが、ハンドル 直進状態で確認ができるようになれば、不安なく落ち着いて確認ができます。
 人間 焦っていれば確実な確認は無理だと思います。
 落ち着いて確認ができれば、確実な確認につながると信じています。
 実際問題焦っている時ほど確認は2の次になって ハンドル操作に集中してしまう 傾向が多いということを実感しています。



確認時のふらつき防止のための珍教官の珍指導!

 確認している時にふらつかないために珍教官は、このようにして指導しました。 結構効果がありましたので ちょっとお知らせしておきます。
 これも 9時15分の位置でハンドル保持できていればこそできることなのですが。

①ウインカーレバーを指で軽く挟む!

 確認時にウインカーレバーを右手の人差し指と中指で軽く 挟んでおきます。
 すると確認時にハンドルが動くと、ウインカーレバーを人差し指か中指が動かそうとして負荷がかかります。 それで本人に気づいてもらうという方法です。
 しかしこの方法ですと、本当にウインカーが消えてしまったりすることがあって危険です。 力を抜いて ハンドルを保持することができない人には危険すぎるということがあります。
 そこで 同じ人に 第2の方法を試してもらいました。

②ウインカーレバーの先に指をあてる!

 確認時にウインカーレバーの先っぽに人差し指か中指を軽く当てておくのです。 基本的に直進時に確認をするように言ってますので、ハンドルを回す必要はありません。
 もし、先ほどと同じように確認時にハンドルを動かすことがあれば、ウインカーレバーの先っぽから人差し指か中指が外れて気づくはずです。 これで ウインカーレバーが動くことはほぼありません。
 ちなみにこの提案をした教習生の男性は、①の方法でやった時にウインカーが消えたりしたことがあったのですが、
②の方法に変えたところ、3回ぐらい 進路変更のしたら、うまく自分をコントロールすることができました。
 「先生、もう僕は勝手にハンドルを回すことはないと思うので、指を ウインカーレバーから離してやってみていいですか?」と言われたので、「自分から そのように言ってくれて嬉しいです。そう思うなら自分で指を外してやってみてください。」と言ったらとても上手にやってくれました。私も達成感があって嬉しかったことがあります。

 



進路変更後、どれくらい寄せるのか? この記事の肝です(笑)

左折時は、「あらかじめ、できるだけ、左側に寄せる」と書かれていますね。

右折時は、「あらかじめ、できるだけ、右側に寄せる」と記述されていますね。

という事は、進路変更終了時には、「あらかじめ、出来るだけ、曲がる方に寄せる」のですね。

皆さんわかりましたね。

本当にわかりましたか?

私には理解できませんでした。

これで、教習生を指導する自信はありませんでした。

私は、この疑問をある検定員にぶつけてみました。

「『できるだけ、左に寄せる』と言っても、教習生に教えることはできません。」

「教習生が『私は、できるだけ 左に寄せた!』と言い切れば、検定員は減点しないのですね。」と、聴いたのです。変な教官でしょう。(笑)

そうすると、私が聞いていた検定員はしどろもどろになりました。すると、ある態度のでかい検定員が割り込んで言ったのです。

「右折する時は、中央線から50cm以内。左折する時は、縁石か白線から1m以内に決まっとんじゃ。これは道路交通法に書かれとんじゃ。そんなの常識じゃろうが。」と言ったのです。

よっしゃあ~。今後は、あの偉そうな「S検定員が言った」と言えばよいぞ!って思いましたね。

皆さんも、これを覚えておいてください。

S検定員ではないですよ。50cmと1mですよ!

更に、私はこのように教えていました。

右側に寄せる時

私は「この教習所のコース内に描かれている中央線の幅は何cmだと思いますか?」とまず聞きますね。

答えて頂いた後に、正解を言います。

「実は、15㎝なんですよ。という事は、中央線と車体の間が、白線3本分以上空くと、50cmを超える可能性が高くなるのですよね。かといって、中央線を越えるほど右に出ると、右側通行で検定一発アウトになる可能性が高まるのですよ。」

「従って、中央線から二本分以内に寄せることをお勧めしています。」と言っています。

左側に寄せる時

「この車(教習車)の幅は何cmだと思いますか?」と聞くことが多いですね。

「実は、約170cmなんですよね。左折の時は1m以内で、出来れば50cmはあけた方が、脱輪しそうな恐怖が無くていいんですよね。」と付け加えますね。

因みに、S検定員は、30cm以内に寄せないと減点していましたが・・・。

「170cmの半分、つまり、車体の半分(約85cm)あければよい事になりますよね。」

 

何故?右が50cm以内?左が1m以内?

右折は、対向車が居たら待ちますよね。延々と対向車が続く時は、長時間待つことになりますよね。後続車が延々と続く場合があります。

 なるべく右に寄っていれば、後続車が横を通り抜けられる可能性が高まるのです。(これは、教習所では推奨されていません。あくまでも一般の車がこうしているという実態です)

一方、左折の時は、教習生からは車体感覚がつかみにくく、脱輪の恐怖が付きまといますよね。後続車が居ても、基本的に左折は優先なので、長々と待たされる可能性は減りますよね。

 更に、対向車が居なければ中央線を越えて抜いていくこともできますよね。(これは、教習所では推奨されていません。あくまでも一般の車がこうしているという実態です)



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