私は、自動車教習所教官の経験が約20年間あります。その間、ほぼ毎日学科教習をしていました。
今回の記事では、この経験を生かして、答えが✖になる問題で殆ど占められた、一風変わった練習問題集です。
数時間前に思いついた方法で、私自身初めての試みですので、まだまだ不完全だとは思いますが、頑張ってみてください。
尚、まだまだ、一部しか出来上がっていませんので、ご了承くださるようにお願いいたします。
解答が✖の問題を出題する理由!
私は二つの教習所で指導員の経験があります。それぞれの教習所では、独自の練習問題を用意しており、その問題を教習生に解いていただき、教官が解説することになっていました。
練習問題を教習生に解いてもらってから、答え合わせと解説をするようにしていました。しかし、おしゃべりが過ぎて(笑)等、時間が不足した時は、時間不足を補うため、最初に✖誤の問題を発表し、「何故、×か?どの言葉が×か?」を聞くようにしました。
瓢箪から駒と言いますか、この方が効果的だという事に気づきました。
正(〇)の問題は、答えを言ったとたんに教習生の聞く態度が消極的になるんです。せいぜい、正解した人が喜び、間違った人が悔しそうにする程度です。
「答えは✖です」」と言ったとたんに、教習生の目の色が変わる事が多い事に気づきました。
「何故、✖なんだ?どこが間違ったのか?」という声が聞こえそうな緊張感が湧き出るのです。
私は、こう言うようにしました。
「皆さんは、✖の理由になる部分を考えてください。個々の問題文を読んで『ここをこのように変えたら、〇になる!』と言う答えを考えてください。あまり時間をかけずに、基本的に自分で考えて下さい。思いつかなければ、教本を読んで答えを探してください。」と。
10年以上前に私自身が受験した運行管理者の試験では、テキストを見ても良い事になっていました。(笑)。でも、問題数が多すぎて、テキストをよく読み込んでいなければ、その答えがどこに書いてあるかを時間内に見つけるのは困難なのです。これは、実際に受けてみてわかりました。(笑)。
私も、学科教習の時、問題を解いてもらう際には、テキストを見ても良いと言っていました。間違った予測を10回して、正解だ!間違った!と一喜一憂するより、正しい知識を1回頭に入れる方が良いと思う事も多くなったのです。
このページは、まだまだ未完成ですが、フライングで投稿します。
練習問題がない項目は、未完成だと思ってください。
練習問題がある記事は、一応の完成だと思ってください。
先に、お断りしますが、回答は基本的に✖(誤)です。
✖の理由を教本で考えてみてください。その後、URL(ブログカード)が貼って有れば、その問題に対する解説が載っていますので、そちらをご覧くださいね。
よろしくおねがいいたします。
教習項目【1】運転者の心得
先行学科と言って、入所してからまず最初に受けなければならない学科です。これを受けないと、学科教習は勿論、技能教習も受けられません。過去には、この時間にスマホイジリをやめずに、ハンコを押してもらえず、その後の予定が大幅に遅れた教習生も居ましたよ。
この教程は、全ての学科のオリエンテーション的な位置づけになっていますね。
道路交通法の趣旨がこの教程の中心になっていますので、後から学ぶことも多いのが特徴です。
くるま社会人としてのモラルと責任
1⃣ゆずりあいと思いやり
2⃣他人に迷惑をかけない運転
3⃣同乗者の安全確保
4⃣チャイルドシートの使用
5⃣交通違反事故と責任
酒気帯び運転の禁止
交通法令の遵守
1⃣道路交通法の目的
2⃣交通規則の遵守と交通安全
運転に必要な準備
1⃣運転計画を立てる
2⃣体調を整える
3⃣運転に適した服装など
4⃣シートベルトの着用の効果
5⃣運転免許証などの確認
6⃣装備品などの点検
7⃣走行中の携帯電話等の使用制限
☆正しい運転姿勢
☆道路でしてはいけないことなど
教習項目【2】信号に従うこと
よく、この教程で教習生に質問してたのが、
「赤信号の意味は?20文字以内で答えて!」
「黄信号の意味は?20文字以内で答えて!」
「青信号の意味は?20文字以内で答えて!」
ですね。
特に、黄色信号と青信号では間違える人が多かったですね!皆さんは答えられますか?
信号の種類と意味
1⃣信号機の信号などに従うこと
Q 道路を通行する歩行者や車などは、信号機が表示する信号と、警察官の手信号にのみ従わなければならない。
2⃣信号機の信号の種類と意味
Q 歩行者や車などは、横の信号(交差する交通の信号)が赤になれば、間もなく対面する信号は青になるので、円滑な交通社会の実現のために、速やかに発進しなければならない。
Q 青色の灯火の信号は全ての車が直進し、左折し右折出来る事を示している。
Q 黄色の灯火の点滅信号では、車は徐行しなければならない。
Q 右折の青の矢印信号が表示されているときは、信号機の信号が黄や赤であっても、右折する車は一時停止、安全確認を行なった上で進むことができる。
3⃣警察官、交通巡視員による手信号などの種類と意味
Q 黄色の灯火の信号は注意して進むことが出来る事を示している。
Q 警察官などが手信号で腕を垂直に上げているときは、警察官などの身体の正面に向かって進行する交通は青信号と同じ意味である。
Q 警察官が手信号で「止まれ」の合図をしていたが、信号機が青だったので交差点に入って左折した。
Q 警察官が灯火を頭上に上げている場合は、その交差点は信号が全部赤と同じである。
☆停止位置
Q 警察官などが、交差点以外で、横断歩道、自転車横断帯、踏切もない所で停止するように、赤信号の意味の手信号をしたときは、警察官などの3m手前で停止しなければならない。
4⃣信号機の信号と異なる手信号など
Q 警察官などが、信号機と異なる手信号をしている時は、警察官の間違いの可能性があるので、より確実な信号機の信号に従う。
5⃣左折可の表示板があるとき
Q 左折可の表示板がある所では、前方の信号が赤や黄色であっても左折できるので、歩行者や自転車は、左折した車を先に行かさなければない。
信号に対する注意
1⃣信号の見かたと対応のしかた
Q 横の信号が赤であれば、対面する信号は青であるので、円滑な発進を心掛けなければならない。
2⃣信号に対するその他の注意
Q 前方の信号が青になったならば、進めの意味なので、速やかに発進しなくてはならない。
※この、教習項目【2】信号に従うこと の答えと解説は、下記をご覧ください。Q に答えてから下記のリンクをお読みいただくと、より勉強になると思います。
標識・標示などに従うこと
道路上を運転中に必要な情報を示しているのが、標識・標示です。
一瞬でその意味をン理解できるように工夫されています。
しかし、その意味が分からなければ、意味がありません。
特に、誤解されそうな標識等、危険に結びつく標識等の意味を理解し、守ることが必要ですね。
標識・標示の種類と意味
警察官などの指示
教習項目【4】車が通行するところ、車が通行してはいけないところ
車が通行するところを、車道 と言います。
車が通行してはいけないところを、歩道 と言います。
歩道に準じる形であるのが、路側帯 です。
車道通行の原則と例外
左側通行の原則と例外
車両通行帯のない道路における通行
車両通行帯のある道路における通行
不必要な車線変更の禁止
標識・標示による通行禁止
歩道・歩行者用道路などの通行禁止と例外
交通状況による進入禁止
教習項目【5】緊急自動車などの優先
緊急自動車とは、消防用自動車、救急用自動車、パトロール・カー、応急作業用自動車、を指します。
緊急自動車などとは、路線バスなどとされています。(笑)
路線バスなどとは、乗合自動車、通学・通園バス、通勤送迎用バス(公安委員会指定)などを指します。
何か複雑そうですね。(笑)
緊急自動車は、一分一秒を争う、赤色の警光灯を点灯して運転中の自動車と思えばよいでしょう。
緊急自動車などは、公共交通機関の用に供される自動車と考えれば良いと思います。
緊急自動車の優先
路線バスなどの優先
教習項目【6】交差点などの通行、踏切
「交通事故を減らすにはどうしたら良いか?」
「交差点を無くせばよい」と言うジョークがあるほど、交差点での事故は多発しています。
自動車同士が通行するのは勿論ですが、歩行者等も通行します。
又、踏切では、基本的に一時停止です。(基本的にはと申したのは、例外もあるからです)
私は、「踏切は、鉄道会社所有の場所を、一時的に通らせていただくのだ」と言う考えで覚えると覚えやすいと話しています。(笑)
交差点などの通行方法
交差点を通行する時の注意
交通整理の行われていない交差点の通行方法
踏切りの通過方法など
踏切上での故障時などの措置
教習項目【7】安全な速度と車間距離
安全な速度とは、安全速度、最高速度、に分かれていると認識しています。
安全速度については、明確な数値が示されていない事が多いです。
最高速度については、きちんと数値で示されています。
最高速度は、法定速度と規制速度に分かれていますね。
法定速度は、車ごとに決められている速度です。
規制速度は、道路ごとに決められている速度です。
車間距離は、停止距離以上を保つことが良いとされています。
停止距離は、空走距離と制動距離を足したものです。
速度と停止距離
安全な速度と車間距離
ブレーキのかけ方
徐行
教習項目【8】歩行者の保護など
歩行者の保護などですね。
以前の教本では、「歩行者などの保護」になっていましたね。
今は、「歩行者の保護など」になりました。
この変更点にフォーカスすれば、理解が深まるかもしれませんよ。(笑)
歩行者の保護そばを通るとき、横断しているときなど
自転車の保護そばを通るとき、横断しているときなど
こどもや身体の不自由な人の保護
初心運転者、高齢運転者、聴覚障がいのある運転者などの保護
他人に迷惑をかける運転の禁止
教習項目【9】安全の確認と合図、警音器の使用
安全の確認と合図については、検定時に、とても減点項目が多いのです。
安全確認は、基本的にー10点、合図については、基本的にー5点です。
これを怠ると、一回の左折を終えた頃に、検定不合格もありうるのです。
警音器の使用!については、使用する場合と使用制限があります。
以前、中型トラックの教習中に、信号が青になったのにスマホいじりの先行車が動かず、警音器を鳴らした教習生が居ました。注意してもキョトンとしていましたよ。普通免許を持ってるのにね。(笑)
安全確認の方法
合図を行う場合と方法
必要以外の合図の禁止
警音器を使用する場合
警音器の使用制限
教習項目【10】進路変更など
進路変更は、二つに分けられて言われることが多いです。
いわゆる、同一車線内での進路変更! と、
車線変更を伴う進路変更です。
ここでも、など が出てきますね。
この項での、など は、横断、転回、横切り、割り込み、ですよ。
進路変更の禁止
横断、転回などの禁止
割り込み、横切りなどの禁止
教習項目【11】追い越し
追い越しは、危険な行為ですので、出来ればやって欲しくないものです。
追い越しと追い抜きの違いも理解しておいてくださいね。
追い越し禁止とはみ出し追い越し禁止の違いも理解しておいてくださいね。
追い越しの禁止
追い越しの方法
追い越される時の注意
教習項目【12】行き違い
行き違いの基本は、言葉のニュアンスに反します(笑)が、相手に対する思いやりですね。これは すれ違いか?(笑)。
でも、自動車の行き違いも、すれ違いとよく似ていますよね。
よく出会うのが、狭い所にわざわざ突っ込んできて、ジリジリと車を動かしながら、ヒヤヒヤして、行違う光景ですよね。一分くらいかけて(笑)。少し手前で待っててくれれば、20秒くらいで、不安なく行違えたのに・・・って思う事はありますね。
側方間隔の保持
障害物があるときの避譲
教習項目【13】運転免許制度、交通反則通告制度
この教程で試験にによく出るのは、運転免許の区分と種類です。これを間違える人が多い!指導員の講習会で助言していた講師の検定員がこれで間違って答えを言ったのには笑いました。
あと、自動車の種類についても覚えておきましょう。
四輪自動車は基本的に、貨物車では車両総重量と最大積載量でほぼ種別が決まります。乗用車では車両総重量と乗車定員でほぼ種別が決まります。
二輪車は基本的に、原動機(エンジン)の総排気量でほぼ種別が決まりますよ。
運転免許証の更新など
点数制度の概要
運転免許の取り消し、停止など
初心運転者期間制度
取消処分者講習制度
交通反則通告制度の概要
教習項目【14】オートマチック車の運転
オートマチック車全盛の時代ですね。AT車が当たり前の時代だからこそ、マニュアル車との違いを認識する必要がありますね。
又、皆さんご存じだと思いますが、AT車はエンストしないので、いくら教官が助手席で補助ブレーキを踏んでいても、教習生がアクセルを踏み続けたら、進んでしまうんです。
MT車ならば、エンストしてくれるのですがねぇ。
エンストしないという事は、操作ミスが事故に直結するのです。
その点をよく理解していただきたいと思いますね。
オートマチック車の運転
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