自動車学校の技能教習時に、必要なものをピックアップしてみました。
教習生がこれだけのものを準備できれば、指導員のやる気が出ます!
逆に、必要なものの準備が充分でなければ、教官も、仕事としての指導しかしません。
指導員に、給料以上の熱意のある指導を受けて、運転上達するには、教習生の準備が大きく影響することを実感しています。
間もなく、教習所は混みあう時期を迎えます。教官のスキルを目一杯引き出しませんか?(笑)
教習所教官の運転教本参考書
このコンテンツでは、運転教本を参考にして書いていますが、私は運転教本の参考書的な扱いで書いています。
運転教本では「堅苦しくて分かりにくい」「受験勉強のように語呂合わせで覚えたい」「裏技的な事を知りたい」という方向けに、私の経験から作成しました。
そのことをご理解いただき、この文章を読んできた抱ければ幸いです。
私がこの記事を書くにあたってスタンスとか、思いについての詳細は、下記の記事をご覧くださいね。
技能教習時に必要なもの!身に着ける物
眼鏡等
※眼鏡等(眼鏡・コンタクトレンズ)
入所前の検査で、「眼鏡等が必要」となった場合は、必ず眼鏡等が必要です。その後見えるようになっても、必要です。見えるようになったならば、事前に視力検査をして「眼鏡等」の条件を消してもらって下さい。
※特に、私的にメガネの人で困ったチャンは、指導員と合流してから、メガネをかける人です。
「そのくらい、教習所の敷地に入ったらかけておいてよ。」と思います。
わずかな時間ですが、時間も無駄です。と言いたいのですが、実は、わずかな時間ではでないんです。
困ったチャンは、私が「メガネは?」と問いかけてから慌ててメガネケースを探す。メガネを取り出してメガネを拭く。メガネケースを片付ける。今どきなら、マスクで息がこもり曇る。又メガネ拭きを出して拭く。・・・と続く場合もあります。他の教習車を待たせることもしばしば。しかも、直前になって、初めてメガネをかけて、きちんと運転できるのか?疑心暗鬼です。
私の方から「メガネは?」って聞かないといけませんよね。これって、最初の出会いから、詰問になるので、人間関係が円滑にならないのです。ここで、かなり教習生は損をしています。
私は、最初の技能教習の人や、初めて出会った人には、「〇〇さんですね。何か不安なことはありませんか?」と聞くようにしているのですが、その質問さえできなくなるのです。私の中でのルーティーンというか計画が狂うのです。
「メガネ」の事で注意しなければならないので、大切なルーティーンを忘れることさえあります。
一度、ある困ったチャン男子に二度目の担当になった事があります。一度目にコンコンと説教したにもかかわらず、二度目も同じ。言われてからメガネの準備・・・。もう二度とその子のン担当にならないでくれと神に祈りましたよ。(笑)&(怒)
履物
履物(靴)はスニーカータイプがお勧めです。踵がとまるから、と自己判断で変わった履物で来られる方がいます。指導員個人では、様々な履物が適しているかの判断が難しい事もあります。
私も、後で上司に指摘されるのは嫌なので、判断に迷うような履物の教習生には、「教習所の貸出しの靴を借りてください。」と言います。
更に困るのが、「前回の先生には何も言われませんでしたけど・・・」とムッとした顔で言われる事もあるのです。
逆に、私が、この履物を許した後、次の先生に指摘された時に、「前回の先生には何も言われませんでしたけど・・・」と言われたら、私の落ち度になるのです。
前回の先生が気づいていなかったのか、許せると判断したのか分かりませんが、ここでも、こんなやり取りの時間が無駄なのです。
後の理由は、メガネの困ったチャンと同じ理由です。
衣類
運転しやすい服装と決められていますね。
最近、ボロ着ファッションというのでしょうか?膝がガッツリ出てくるようなズボンが流行っていますよね。昭和世代からすると「破れたズボン」は、印象からして良くないですよね。膝が出るのを気にしたり、運転中に指を突っ込んでしまい慌てた教習生もおられました。
これでは、運転に適した服装とは言えないですよね。
又、女性に多い超ミニスカートや、胸元の大きく開いた服装とかも注意して頂きたいですね。下着が見えないかと、走行中に気にするしぐさを見せられると、「この人、何をしに教習所に来ているの?」と思ってしまいますね。
又、露出の多い服装をしていると、大きな声では言えませんが、エロい指導員に目をつけられやすいのです。エロい指導員は、そこに注目しますので、まともに技能教習してくれるとは思えません。
実際、エロい指導員に何度も当たってしまった女性が、そのエロ指導員に当たらない対策として、地味な服装に変えたら、エロい指導員に当たらなくなったという話も聞いています。
自称「エロくない指導員」の私でも、やはり目のやり場には困ります。右足はアクセルかブレーキ、左足は基本フットレストに置くのですが、それを確認していると、太ももをじろじろと見ていると思われはしないかとヒヤヒヤなんです。(笑)
袖や襟やすそなどがひらひらしない服装もお勧めです。
NG 長いスカートやマフラー
長いスカートは運転する時に端の方がドアの外に出ている事がありますね。ドアを閉めた時にスカートを挟んでいる光景もよく目にしますよ。運転中ドアの下からスカートがヒラヒラなんて光景もよく目にしますね。見かけても注意しにくいんですよ。
例え注意したとしても、気づいたとしても、運転中にドアを開けることになり、とても危険ですよね。
又、雨の日だったりすると、教習を終えた時には、オシャレななロングスカートは、びしょ濡れになりますよね。
長いマフラーも同様です。更にマフラーがハンドル操作の邪魔になったり、足で踏みつけそうになることもありましたね。一歩間違えたら、大事故になる可能性が高いのです。
装飾品等
・長い付け爪は、ハンドル操作に影響を及ぼしそうですし、教習車に傷をつけられるのではないかと不安ですね。
・大きなイヤリングは、ハンドル操作の補助をするときに、指が引っ掛かるのではないかと不安になります。
技能教習時に必要なもの! 持ち物(携行品)
運転教本
基本的にほとんどの教習所で、「運転教本」に則って教習しています。
これが、指導員同士の指導の統一であり、基本です。
教本の図を見て解説することもあります。
最近の教本にはQRコードが印刷されており、そこから動画で見ることもできます。
この教本を忘れないようにしてほしいのです。
数年前に、こんなことがありました。
最初の一対一の技能教習の時の事です。
(私)「今日は、初めての一対一での技能教習ですよね。よろしくお願いします。」
(彼)「はい、お願いします。」
(私)「今日は何の勉強をするか説明しますので、運転教本を用意しておいてください。」
(彼)「持っていません。」
(私)「先ほど持っていたバッグの中にあるのでは?」
(彼)「バッグの中は空っぽです。家に置いてきました。」
(私)「では、ここの教習所の決まりごとが書いてあるプリントは?」
(彼)「それもありません。バッグの中は空っぽだって言ったでしょ!!」
(私)「なんで、わざわざ家に置いてきたの?」
(彼)「あれって、要るんですかぁ???!!!」
近くで教習車に乗ろうとしている指導員数人が(かわいそうに・・・)という目で笑っています。
(私)「要るから『出してください』と言ったんです。」「教習で使わなくていつ使うのですか?」
このやり取りは、約2分です。しかし、単なる2分間の損失ではないんです。忘れてきた上に、キレた態度に冷静さを失った私は、真面目に指導する気が失せました。
教本が無いのですから、教本通りの事しか教えれません。教本があれば、「教本にはこう書いてあるけど、こういう事なんだよ」と補足説明できます。図で書いたある事を言葉で説明するのは大変なんです。
ある面、マニュアル通りの指導で済んだので、楽でした。しかし、私は、色々な説明方法を試して、自分の指導スキルも上げたいと思って働いていたので、とても残念な一時間でした。
ブログのネタが増えない・・・(笑)
教習所で配っている教習手帳又はファイル・プリント等
教習所から配布されたものは、その教習所独自のコースの説明やらルールやらがが書いてあります。いわば教習所独自のマニュアルなのです。
先ほどの教習生に対して、プリントは私の持っている物を見せましたが、大切な部分に記を付けることもできません。プリント位あげてもいいのですが、あげる気も失せました。(笑)
やり取りは、2分の損失ですが、それ以上の物を彼は失ったと思います。
忘れ物は誰にでもありうることなのです。しかし、そのあとの態度で、指導員がやる気を失うのです。
もし、その教習生が、「すみません、教習に必要なことを知りませんでした。」と素直に謝ってくれていれば、と思います。
更に、「昨日、今日の勉強に何をするのかと見ていたらそのまま寝落ちしてしまいました。朝起きるのが遅くて慌てて家を飛び出したので忘れてしまいました。今後気を付けます。」とでも言ってくれていたら、忘れ物の事よりもその熱意を買っていたと思います。
技能教習時に必要なもの! 予習
自動車学校で予習って?とお思いでしょうね。
予習は二種類あると考えます。
是非覚えておいていただきたい事!
一つは、車の運転に当たって、最低限知っておいてほしい事です。いうなれば、最初の技能教習からよく使われる言葉です。
右(みぎ) 左(ひだり)
右折(うせつ) 左折(させつ)
右手 左手 右足 左足 これは間違えないようにしてほしいですね。
次に、アクセル ブレーキ クラッチ フットレスト の位置と役割は覚えてほしいですね。
それこそ、運転教本で!
是非知っておいていただきたい【教習項目】!
もう一つは、次の技能教習で練習する内容を把握することです。これを【教習項目】と言います。
ほとんどの教習所で、手帳かプリントに実車何回目には何の練習をするかを【教習項目(実施項目)】番号で印刷されています。
その時間の教習項目番号を、運転教本の目次で見ると、
1、車の乗り降りと運転姿勢 2、自動車の機構と運転装置の取り扱い
3、発進と停止 4、速度の調節
5、走行位置と進路
という風に書いてありますので、そこを読んでおくのです。
【教習項目】については、こちらに詳しく書いています。
もう一つ、
学科①教程の「運転者の心得」もよく読んで頭に入れておきましょう。
正直言うと、これらの予習ができている人とできてない人では、圧倒的な差があります。
右・左を間違う人、左足でブレーキを踏む人、シートベルトを付けようとしない人等は、その矯正に時間を要するので、はっきり言ってその日にやりたい練習が充分できません。
技能教習時に必要なもの! 意欲!
運転教本4ページをご覧ください。2段目の一番左のイラストに「やるぞー」というイラストがありますね。これが「やる気」と言えそうですね。
意欲(やる気)
運転練習をするのは教習生です。技能教習の間は、意欲的にどん欲に学びましょう。
特に最初は、教官が見本運転をすることが多いですが、助手席で一緒にハンドルを回す真似をしている女性なんかは、とても好感が持てましたね。必死さも伝わってきますね。
勿論、上達も早い人が多かったですよ。
反対に、「早く運転させてくれよー」と言いたげで、全く教官の運転を見ようとしない人は、上達が遅い事が多いですね。
質問する意欲
今現在練習していることに対しての質問は大歓迎ですね。3分経ってから、「さっきの場合、どうしたらよいのですか?」なんて質問されても、思い出すのに時間がかかりますが。(笑)
しかも、具体的な質問ですと答えやすいですよね。予習してきていて、その時感じた質問など出されたら、「信頼されているんだなぁ」と嬉しくなります。
逆に、「先生は何歳ですか?」とかは関係なさ過ぎて、あきれますね。私の年を聞いてどうするんだ」と。
又、教習に関係のない内容で、ネットですぐ調べられるような質問もうんざりですね。
失敗から学ぶ意欲
失敗しても、私たちの助言を求めて、では、次はこの方法でやってみます。という前向きな教習生は、こちらもやる気が出ますし、自分で考えるので上達が早いですね。
技能教習時に必要なもの! 聴く力
あえて、聞くと書かずに聴くと書きました。
一般的に言うと、大好きな歌があったとします。歌詞の意味も覚えたい・理解したい。メロディーも覚えたい。そんなときの聴き方ですね。一言も聞き漏らさないという考え方ですね。
聴くという言葉は、カウンセリング用語で、傾聴 という言葉にも使われますね。
耳を傾けて、言葉だけでなく、言葉に出てこない、心の奥まで聞き取るという気持ちですかね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
必要なもの以外でも、教習を効果的に進めるためのヒントが次の記事にあります。宜しければご覧ください。
「自動車学校」でお悩みの方、次の投稿記事一覧をご覧ください!。
「自動車学校」関連の記事が増えてきました。
この記事を読んでくださった方は、下記の記事もご覧になっています。
自動車学校について詳しくお伝えできれば光栄です。
・学科教習・筆記試験
・技能教習(一段階・二段階)
・検定
・教官
・口コミ
・ハラスメント
今まで私が質問された事や、悩んでいる事などについて、投稿しています。
よろしければ、お読みください。
一覧ですので、今、お読みの記事が含まれている場合もあります。
ご了承ください。
自動車学校への疑問!不安!知りたい事!珍教官が答えます!関連の投稿記事一覧!
コメント