運転免許証!近年、若者の運転免許取得者が減少傾向に転じてきました。
若者たちが免許証を取得しなくなったのは幾つかか理由が挙げられています。
①公共交通機関の充実。 (免許証が無くても 不自由しない。)
② 運転免許取得や自動車購入に お金をかける人が 減ってきた。 (様々な 人生の楽しみ方 が 出てきて 免許を取って 自動車に乗って 遊びに行く というライフスタイルが 若者のスタンダードにならなくなってきた。)
しかし、まだまだ運転免許証は様々な場面で重宝されています。
ここでは、運転免許証が必要とされる場面や取得に関する情報をお伝えしたいと思います。
運転免許証を取得しよう!「運転可能」だけでなく「身分証明」等にも有効です!
「運転免許証」とは?
★運転免許証とは?
運転免許証は、原動機付自転車や自動車の運転を、「その都度すべき『資格確認』を免除し、法令に基づき道路での運転を許可する」ものです。
「運転免許証は、運転の適性、運転に必要な知識と技術が一定の水準に達している人にのみ交付され、道路で自動車や原動機付自転車を運転することが許可されているのです」
引用元:学科教本(株式会社 トヨタ名古屋教育センター)
「運転の適性」とは、視力と聴力、運動能力(適正に運転装置を扱えるか)です。
「運転に必要な知識」とは、主に道路交通法に対する理解です。筆記試験で90点以上が必須!
「運転二必要な技術」は、運転の技術です。検定又は試験で70点以上が必須!(減点方式)
★運転免許取得可能年齢
★運転免許は、種類により 16歳から取得できます。
原付・普通二輪、小型特殊自動車は、16歳から取得できます。
普通・準中型・大型二輪・大型特殊・牽引は18歳から取得できます。
以下の免許は、普通免許・準中型免許・大型特殊免許のいずれかを取得後( )内の年数を経過したら、取得できます。
・二種免許(3年)
・大型免許(3年)
・中型免許(2年)
※但し、2022年度から「特例講習」制度が始まり、特例講習を受ければ、経過年数を短縮できるようになりました。
★運転免許証の区分
運転免許証の区分としては第一種免許 第二種免許 仮運転免許 の三つがあります。
★運転免許の区分
・第一種運転免許
・第二種運転免許
・仮運転免許
に分かれています。
・ 「第一種運転免許」は 運転免許証の 元祖といってもいいものです。
【自動車や原動機付自転車を運転する場合に必要な免許】
(第二種運転免許が必要な場合を除きます。)
・ 「第二種運転免許」は、「有償」 で旅客を輸送することができる車両を運転できる免許です。
【タクシーなど旅客自動車を旅客運送のために運転する場合や、代行普通自動車を運転する
場合に必要な免許】
その報酬として対価を受け取ることができることを許された自動車を運転する免許です。
第二種免免許で運転できる車両は多くが公共交通機関に該当します。他のお客さんの迷惑に
ならないよう(不安感を与えないよう)に、危険物の持ち込み禁止等に対する法的知識が求
められます。更に、第一種運転免許よりも、より高い安全運転の技能が求められています。
近年では 第一種免許よりも、より専門的な応急救護のスキルが求められてきています。
・ 「仮運転免許証」は 運転の練習や試験のために必要な免許です。
運転の練習や試験など(検定を含む)のための免許になります。大型自動車、中型自動車、
準中型自動車、普通自動車を練習や試験のために運転する場合に必要な免許です。
自動車学校での教習時以外は、混雑時や高速道路での運転はしないようにしてください。
★運転免許証の種類
運転免許の種類
運転免許は、運転できる車両が厳密に決められています。
★第一種免許
・大型自動車免許
・中型自動車免許
・準中型自動車免許
・普通自動車免許
・大型特殊自動車免許
・大型自動二輪車免許
・普通自動二輪車免許
・小型特殊自動車免許
・原動機付自転車免許
・けん引自動車免許
(大型・中型・準中型・普通・大型特殊)自動車で、車両総重量750kgを超える車
(重被けん引車)を運転する場合に必要。
★第二種免許
・大型自動車第二種免許
・中型自動車第二種免許
・普通自動車第二種免許
・大型特殊自動車第二種免許
・けん引自動車第二種免許
※「大型特殊第二種免許」は、2000年当時、私が取得した際には、北海道で、麓からスキー場内にあるロッジ迄輸送する旅客用雪上車しかないという事でした。
運転免許試験場での一般試験でしか取得できない免許です。某県の運転免許試験場に受験申込に行きましたところ、「君は、北海道に移住するのか?」と笑いながら受付の人に言われました。
※「けん引自動車第二種免許」で運転できる車は、2003年当時、日本に数台しかなかったと記憶しています。これも運転免許試験場での一般試験でしか取得できない免許です。某県の運転免許試験場に受験申込に行きましたところ、
「君は、こんな免許を取って、何をするのか?」と言われました。(笑)!私は、笑顔で、
「けん引自動車第二種免許は私の意志で受けます。お願いします。」と言って受けた覚えがあります。
★仮運転免許
・大型仮免許
・中型仮免許
・準中型仮免許
・普通仮免許
★運転免許間違われやすいミニ知識
★運転免許の携帯義務
・運転免許証は、自動車や原動機付自転車を運転する時に携帯することが義務付けられています。
「携帯」とは、警察官から免許証の提示を求められたときに、速やかに提示できなければなりません。
例えば、海外旅行に向かう際に、トランクに免許証を入れておくと、提示を求められたときに速やかに提示できない可能性があります。
「速やかに」があいまいですが、「提示」の意味を考えると、財布等に入れておくのが良いと思います。
★「運転免許」はその車種や牽引などの状態に応じた免許証を所持
つまり、運転しようとする自動車等の車種に応じた(つまり、運転できる)免許証を所持しなければならないという事です。
当たり前のことですが、よくわかってない人が居ます。
2007年の6月から、中型免許が新設されました。それ以前に普通免許を取得した人は、中型免許を持っていることになりました。しかし、【中型車は8tに限る】の条件付きです。
ある教習生の方が、免許取り消しになり、当時の新普通免許(現在は、準中型免許【準中型自動車は5tに限る】)で再取得されました。
彼の親の会社で働いていましたが、彼は、或る日、別件で警察のお世話になりました。違反なので、「免許証」と「車検証」」等の提示をしました。
ところが数日後、警察から電話があったのです。「無免許運転の疑いがあるから警察に出頭しなさい」と。
彼は、中型8tで免許取り消しになり、その後普通免許(のちの準中型免許)を取得しました。
彼が運転していた車の車検証には「車両総重量5010kg」と記載されていたのです。
彼が新たに取得した「準中型5t限定」免許だと、「無免許運転」になるのです。
満許取り消しになるまで、いつものように乗っていたため、盲点でした。たった10kgの超過でも、駄目なんです。
車種の規定については、学んでいたはずですが・・・
又、運転しようとする自動車等の牽引などの状態に応じた(つまりけん引免許が必要な状態の場合は「けん引免許」)免許を所持しておかなければなりません。
牽引などの状態の「など」については、二種免許が該当すると考えると覚えやすいかもしれません。
ここで気を付けて頂きたいのは、
①「状態に応じた」と
②「免許の条件」は
大きな違いがある事です。
①「(牽引などの)状態に応じた」を守らないと、「無免許運転」になります!「(二種免許)の必要な状態」つまり、主に旅客運賃が発生する場合も、「無免許運転」になります。
当然、他の種類の運転免許(大型や二輪等)全ての運転免許が取り消しになります!
②「免許の条件」を守らないと、
「条件違反」になります。無免許運転ほど重くないですが、違反点数が加算され、反則金の支払い義務が生じます。
運転免許を取得しよう!「運転可能」だけでなく「身分証明」等にも有効です!
運転免許証は、自動車を運転するために皆さん取得します。
しかし、時には、違う目的で取得されている教習生を見かけます。
「僕は、免許取っても自動車の運転はしません」と言い切る方もおられます。
彼らの、言葉を聞いて、運転免許取得の意外な目的を知りました。
免許証とマイナンバーカード一体化するメリットとは?デメリットとは?一体化を上手く活用しましょう。
2022年3月4日に、免許証とマイナンバーカードを一体化する法案として、警察庁が第208回国会(常会)提出法案「道路交通法の一部を改正する法律」の改正案を提出し、閣議決定されました。
巷では、
①一体化した免許証とマイナンバーカー...
★自動車等を運転することができる。
これは、定番の理由ですね。
「行動範囲の幅が広がる。」
「電車やバスなどの公共交通機関 の不便を 解消することができる 。」
時間と場所に制約が少なくなるということです。 出発時間を気にせず、所謂「 door to door」で、自宅から目的地まで、自分の運転で自動車での移動ができるのです。
また、運転できるということは、自動車の中を「居住空間」として使用できるということです。
私の場合、お酒を飲む機会があった時、車内で、翌朝まで寝たこともあります。また 停電が長く続く時等に、エアコンの効く車内で過ごすこともあります。 プライベート空間として使えるのです。 しかも、お酒を飲んでいなければ、そのまま買い物に行けたりもできます。
★交通安全についての 知識が身についていると認められる。
免許を取得すれば、交通の知識を学ぶ事ができます!学ばされます!(笑)
歩く時や自転車に乗る時、運転免許取得で学んだ知識を生かすことができます 。運転免許を取得しておれば、通行している他車の運転の行動(動き)が予測できます 。 運転者の心理も予測できます 。免許取得で学んだ、標識や表示や交通ルールの理解を安全な通行に生かす事もできます 。
歩いている時に 自動車の運転者の気持ちが分かると、危険な 状態にならないようにできます。
ある教習生の方が言っておられました。
「あのじいちゃん、危ない運転するなぁ。車の運転をする人に対しする、気遣いが全然ないなー。免許持ってないんちゃうん。でも私 この前まで あの爺ちゃんと変わらないような 自転車の乗り方してたなあ。反省します。(笑)」
運転免許証取得の教習で知識と技能を身に付けます。交通社会の中で生きていく上で必要な事を学べるのです。
免許取得を、更に運転を経験することで、歩いている時でも車を運転している人の気持ちがわかるようになります。自分がどういう歩き方や自転車の乗り方をすると危ないかも考えられるようになります。
速度を出している車がどのくらいの距離があれば止まれるかも想像できるようになります。歩いている時でも周囲(特に自動車の動き)をしっかりチェックするようになります。
このような視点を持っていれば、交通事故を避けられる場合があるはずです。
免許取得は、安全への意識や知識を確実に高めると言えます。
交通事故の被害者になる可能性も著しく低くなると思うのです。
「わたしは、自転車で走行中に巻き込まれて3か月入院したんです。やっと治って、教習に来ています。免許も欲しいけど、運転する人の気持ちが分かれば、自転車で事故になる前に防げるかもしれません。免許取っても、多分運転はしません。私が加害者になるのはつらいから。」と話してくれた子もいました。
★写真付きの身分証明書として の信頼度が高い。
役所や公共機関をはじめとして、お店での年齢確認や、何かの契約を結ぶときなどにも、身分証明書は必ず必要です。
その時に、定番のように言われるのが、
「免許証か何か、身分を証明できるものをお持ちですか?」です。
身分証明書として、一番使える(スタンダードな)のが免許証なのです。
顔写真のある証明書としては、パスポートやマイナンバーカードがあります。しかし、わざわざ持ち歩くのは、パスポートは大きいし、マイナンバーカードは持ち歩かないように指導がありますね。
免許証は、運転中携帯が義務付けられていますから、忘れることが少ないです。正に運転免許証は万能なのです。
実際、運転免許証を警察に提示するより、その他の場面で提示する事の方が圧倒的に多いです。
私なんか、過去30年間、免許証の更新以外で警察に免許証提示したのは、ほぼありません。
警察以外に免許証提示するのは、毎月1回以上あります。(笑)。
顔写真と生年月日、住所も記載されている免許証は、身分証明書として最適なのです。
私は仕事上必携なので、免許証はまずわすれません。普段使う財布に、定期と免許証とデビッドカード!これだけで、殆ど困る事はありません。
★一定の知識と 技能を持っていると認められる。 就職に有利!
職業の中には、運転免許を必須としているものがと数多くあります。
運送・物流・配達系はもちろんです。営業でも車で回ることが多いです。又、公共交通機関が充実してない地域の職場では必須です。あと、夜勤が多い職場(看護師等)では、交通機関に頼れなかったりします。女性の場合、夜中の一人歩きは不安ですしね。
多くの企業が求人で「要普通自動車免許」となっています。
介護系や福祉系、ホテルなどでも、送迎のために運転免許が必須です。
運転免許があることで、職業選択の幅が広がるのです。
★プライベートに楽しみと潤いと、お役に立てる事が増える。
ドライブする楽しみ。自分の空間でゆっくり・まったりする余裕。時には、送り迎えや荷物運び等々。楽しみながら、充実の時間を過ごせます。
因みに、私は、免許証と仕事と、どちらかを捨てろ!と言われたら、迷いなく、仕事の方を捨てると思います。
免許証があれば、再就職も可能ですしね。(笑)
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