免許証とマイナンバーカード一体化するメリットとは?デメリットとは?一体化を上手く活用しましょう。

2022年3月4日に、免許証とマイナンバーカードを一体化する法案として、警察庁が第208回国会(常会)提出法案「道路交通法の一部を改正する法律」の改正案を提出し、閣議決定されました。
 巷では、
①一体化した免許証とマイナンバーカードを紛失したらどうなるのか?紛失した際の身分を何で証明したらよいのか?
②マイナンバーカードは持ち歩かないのが原則なのに、携帯することになっている免許証持ち歩かないマイナンバーカード一体化させるのはなぜ?
という疑問が出ています。
 私も、同様の疑問を持ちました。
 私は、この疑問点(不安点)を解消すべく、一つのアイデアを思いつきました。
 随分大それたことを申し上げますが、この発信が、議論のたたき台になり、政府や国民の意見交換の機会になる事を願っています。
 そして、政府と国民が、ウィンウィンの関係で、理想的な「免許証とマイナンバーカード一体化」ができたらいいなと考えています。
 技術的に可能かどうかは分かりませんが、きっとシステムが良くわかる人ならば、可能ではないかと思います。
 この意見をきっかけに、よりよい、「免許証とマイナンバーカード一体化」が進めば、マイナンバーカードの普及も進むと思います。



  1. 免許証とマイナンバーカードの一体化とは?
    1. 免許証とマイナンバーカード一体化の選択肢
    2. 免許証とマイナンバーカード一体化の時の記録情報
  2. 免許証とマイナカード一体化するメリット6つ!
    1. 免許証を返納する際のメリット!
    2. 免許証の携帯に関するメリット!
    3. マイナンバーカードを携帯すれば免許携帯になる?
    4. 免許更新期限のメリット!
    5. 免許証の住所変更等の手続きに関するメリット!
    6. 免許証をマイナンバーカード一体化した後でも免許証は発行可能!
  3. 免許証とマイナカード一体化するデメリット3つ!
    1. マイナンバーカードと現免許証を併用すると、更新はどうなる?
    2. 免許証とマイナカード一体化したら、紛失時に身分を証明できなくなる?
    3. 他人に見せられないはずのマイナカードを携帯する事になる?
  4. 免許証とマイナンバーカード一体化するメリットとデメリットを理解し上手く運用するには?
    1. マイナンバーカードに免許情報を入れる。なぜ?
    2. 免許証にマイナンバー情報を入れる。なぜ?
    3. 保険証にもマイナンバーと免許情報を入れる。なぜ?
    4. 免許証・マイナンバー・保険証に各々別カードのICチップを入れる!
    5. 免許証・マイナンバー・保険証の外観は現状とあまり変えない!
    6. 「免許証とマイナンバーカードの一体化」を理解し上手く運用するには?  ⑤ 免許証・マイナンバー・の更新期限を一緒にする!

免許証とマイナンバーカードの一体化とは?

免許証とマイナンバーカード一体化の選択肢

※免許証とマイナンバーカード一体化は、2024年度(令和6年度)末を目標に進められています。

更に、免許証と一体化されたマイナンバーカードのスマホ搭載も検討されています。

「免許証とマイナンバーカード一体化」とは、「マイナンバーカードが運転免許証にもなる」ことを指します。

具体的には、

  • 免許情報はマイナンバーカードのICチップに記録される。
  • 返納や更新、住所変更などもマイナンバーカードの情報を変更するだけで完了する。

という事になるとされています。

「免許証とマイナンバーカードの一体化」は、現在進められている、「健康保険証とマイナンバーカードの一体化」と同様とされています。あくまで、国民が必要に応じて「申請」することが原則です。従って、現時点では、希望者のみです。

★「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)にあたって、国民が選択できる「選択肢」は次の3つです。

  1. 「免許証」のみを持つ
  2. 「免許証」も「免許証化したマイナンバーカード(免許情報記録個人番号カード)」も持つ
  3. 「免許証化したマイナンバーカード(免許情報記録個人番号カード)」のみを持つ

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)は、任意ですので、義務ではありません。

免許証とマイナンバーカード一体化の時の記録情報

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)した時に記録する情報は、

  • 免許情報記録
  • 免許の取得年月日
  • 免許情報記録の有効期限の末日
  • 免許の種類と区分
  • 本籍、住所、氏名及び生年月日
  • 優良運転者情報
  • 運転経歴

などの情報とされています。

要するに、免許証に搭載されているICチップの情報が、マイナンバーカードに搭載されると思えばよいと思われます。

勿論ですが、ICチップの無い、「仮運転免許」は対象外です。

 



免許証とマイナカード一体化するメリット6つ!

マイナンバーカードを免許証化するにあたって、現在発表されているメリットは次の6つです。

免許証を返納する際のメリット!

 「いつでも免許証を返納可能」なことが、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)のメリット1つ目です。

詳しく事務手続きが決まっているわけではありませんが、免許センターや警察署に出向かなくても、マイナポータルから免許返納手続きができるようになるという事です。

となれば、役所に行かなくてもできる可能性があるわけです。

免許証の携帯に関するメリット!

 「免許証を携帯しなくてよくなる」ことが、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)のメリット2つ目です。

免許証交付時に、マイナンバーカードを免許証とする申請をすれば、マイナンバーカードの記録情報に「免許情報」を書き込んでくれるようになるものと思われます。

勘違いしないでいただきたいのは、マイナンバーカードを所持していれば、免許証の携帯が不要になるという事です。運転免許証の役割しか果たさない「運転免許証」を携帯しなくても良いという事です。

現在は、様々な手続きでマイナンバーカードの他に、顔写真付きの証明書の提示を求められるケースが残っています。マイナンバーカードが普及していない事と、運転免許証が長年、身分証明書の代表的存在だったことも、影響があるのでしょう。

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2024年度末になれば、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)したマイナンバーカードだけで手続きできるようになっていることでしょう。

となれば、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)したマイナンバーカードがあれば、免許証は、不要になるかもしれません。

マイナンバーカードを携帯すれば免許携帯になる?

 「免許証化したマイナンバーカードを携帯していれば免許携帯になる」ことが、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)のメリットの3つ目です

免許証を携帯せずに運転してしまうと、免許不携帯の交通違反となりますが、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)したマイナンバーカードを携帯していれば、当然ですが、免許携帯したことになるのです。

警察官から免許証提示の請求があった際も、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)のカードを提示すれば、警察官が免許情報を確認できる環境を構築することも、法案に明記されています。

免許更新期限のメリット!

 免許の更新が、通常(住所地で)の免許更新と同様に、住所地以外の免許更新でも「誕生日1か月後」までになる事が、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)マイナンバーカードのメリット4つ目です。
(今までは、住所地以外の免許更新では、「誕生日まで」が更新期限でした。)

 ただし、「免許証」と「免許証化したマイナンバーカード(免許情報記録個人番号カード)」の両方を所持している場合は、今までと変わらず、住所地以外での免許更新は「誕生日まで」が期限であるとされています。

免許証の住所変更等の手続きに関するメリット!

 免許証の記載事項変更(住所変更など)の手続きが不要になることが、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)のメリット5つ目です。

例えば、住所変更や氏名変更であれば、市区町村役場への手続きをすれば、免許センターや警察署での手続きが不要になります。

免許証をマイナンバーカード一体化した後でも免許証は発行可能!

 マイナンバーカードを免許証化しても、後から別途免許証は発行可能な事が、「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)のメリット6つ目です。

今後、免許証を取得したとき、マイナンバーカードに免許情報を記録することで、免許証の発行を受ける人が増えていくでしょう。

何かしらの手続きで、マイナンバーカードのコピーだけでなく、免許証のコピーも求められた場合も、必要に応じて免許証を後からでも発行できます。



免許証とマイナカード一体化するデメリット3つ!

マイナンバーカードと現免許証を併用すると、更新はどうなる?

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)の

デメリット1つ目は、免許証化したマイナンバーカードと免許証の両方を持ちたい場合、両方とも更新が必要なことです。

免許情報を更新したいとき、

  • 免許証化したマイナンバーカード
  • 免許証

の両方を持っていて、今後も併用したい場合は、それぞれの更新申請が必要になります。

詳しい事務手続きは公開されていませんが、このデメリットについては、国民の要望があれば、改善されると思います。まだ、2024年までには、時間がありますから。

免許証とマイナカード一体化したら、紛失時に身分を証明できなくなる?

 「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)の

デメリット2つ目は、一枚のカードで済ませることができる反面、紛失した時に、再発行の身分証明書が無くなるという事に尽きると思います。

現状では、例えば、マイナンバーカードを紛失した際の再交付申請に、免許証で身分を証明できます。

他人に見せられないはずのマイナカードを携帯する事になる?

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)の

デメリット3つ目は、他人に見えないようにしなければなりません。」と運用された当時は言われていました。実際、マイナンバーを隠すようなカバーまで渡されました。

最近は、あまり声高に言われていませんが、不安に思っている方は多いと思います。

実際、ネットでも、

「持ち歩いてはいけないマイナンバーカードと、携帯が義務付けられている運転免許証を一体化するなんてどういう事?」という疑問が呈されています。

 



免許証とマイナンバーカード一体化するメリットとデメリットを理解し上手く運用するには?

 

「免許証とマイナンバーカード一体化するメリットとデメリットを理解し上手く運用するには?」

というテーマで書き始めましたが、ここからが、私の考えです。

それぞれ、運用を円滑にし、且つ、国民の不安を和らげるために、私の考えを述べます。

あくまでも、希望者に対する手続きというのが原則です。

免許証とマイナンバーカード一体化を理解し上手く運用するには?

マイナンバーカードに免許情報を入れる。なぜ?

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)のマイナンバーカードに免許情報(ICチップ)を入れるのです。更に、免許証は、そのまま保有することを是認するのです。

普段免許証を持ち歩く必要がない人は、免許証を自宅に保管するのです。急に車を運転する必要があっても、マイナカードで運転免許証の代わりになります。

免許証にマイナンバー情報を入れる。なぜ?

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)の免許証にマイナンバー情報(ICチップ)を入れるのです。

免許証をいつも持ち歩く人は、マイナンバーカードを、そのまま家に保管するのです。

保険証にもマイナンバーと免許情報を入れる。なぜ?

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)の保険証も新たに交付するものから写真&ICチップ付きにし、マイナンバー情報(ICチップ)を入れるのです。

基本的に保険証を使う事が多い人は、保険証だけを普段持ち歩くのです。

免許証・マイナンバー・保険証に各々別カードのICチップを入れる!

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)の免許証・マイナンバー・保険証にそれぞれ別のICチップを入れるのです。勿論希望者のみです。

①マイナンバーカード、②免許証、③健康保険証、を個別に持っていれば、

運転免許証を主に使う人は、運転免許証を常時携帯しておき、マイナンバーカードが必要な時や、急遽、健康保険証が必要な時は、運転免許証で対応することができます。

その他のカードは、自宅に保管しておくのです。

同様に、健康保険証を毎日のように使う人は、健康保険証を常時携帯しておき、その他のカードは家に保管しておくのです。

そんな、むちゃなこと!!とお思いかもしれませんが、マイナンバーカード普及のために、どれだけのお金を使ったかを考えてみてください。

これだけ使い勝手が良くなると、こぞってマイナンバーカードを作りたくなると思うのです。

これからマイナンバーカード普及のために、どれだけのお金を使うのかを考えると安いものだと思います。

マイナンバーカードによる、金融機関情報の紐づけが怖い人は、マイナンバーカードの機能だけにしたらよいと思うのです。

免許証・マイナンバー・保険証の外観は現状とあまり変えない!

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)に更新した場合も、免許証・マイナンバーカード・健康保険証の外観は現状とあまり変えないのがお勧めだと思います。

免許証の外観は変えずに、マイナンバーカードと健康保険証としても使える。

マイナンバーカードの外観は変えずに、運転免許証と健康保険証としても使える。

健康保険証の外観は変えずに、運転免許証とマイナンバーカードとしても使える。

という事です。

こうすれば、それぞれの警察や役所、病院等での窓口の対応に混乱が起きる可能性も少なくなります。

 

誤解のなきように申し添えておきますが、今回の「免許証とマイナンバーカード一体化」に関する仕様変更はやむを得ないと思います。

少なくとも、免許証にマイナンバーが一体化している事が分からないようにしておくべきだと思うのです。

同様に、マイナンバーに免許証が一体化している事が分からないようにしておくべきです。

これは、盗難時等の悪用リスクを減らすためです。

「免許証とマイナンバーカードの一体化」を理解し上手く運用するには?  ⑤ 免許証・マイナンバー・の更新期限を一緒にする!

「免許証とマイナンバーカードの一体化」(マイナンバーカードを免許証化)の場合は、更新期限が変わることになっていますよね。

しかし、健康保険証は、社会保険から国民健康保険に変わっても、マイナンバーカードで対応できると告知されていますよね。

勤務先の事業者が変わった場合も、可能ですよね。

それならば、「免許証とマイナンバーカードの一体化」でもできなくはないと思うのです。

免許証を取得したら、免許証の更新期限にあわせる。免許証を返納したり、失効したりした時は、マイナンバーカードの更新期間にあわせたら良いと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

素人の浅知恵で申し訳ありません。でも、最近になって発表されたのですから、ほとんどの人が素人です。

この提案が完璧だとは思っていません。でも、こうやっていろんな意見が出てくることによって、多くの人が納得できる制度が出来上がるのだと思っています。



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