オンライン学科教習とは?教習生向けの文書からわかる事!珍教官の豆知識!

自動車学校での、オンライン学科が次々と始まっています。

オンライン学科 って何?とお思いの方も多いかと思います。

オンライン学科の内容を把握して、又、実際、教習所で教習生に配られた文書を元に、オンライン学科への理解を深めていただきたく、この記事を投稿しました。

オンライン学科教習とは何?

ある自動車学校から教習生に渡された文書を編集したものです。かなり大きな組織の会社の中の一つの自動車学校のようですので、多くのリスク管理が想定できていると思われます。(ホームページにもグループ会社の一つであることを公表しています!)

また、組織内の他の自動車教習所では、オンライン学科がかなり以前から始まっているそうです。という事は、オンライン学科を始めた先発組で生じた問題点についても解決がされていると思われます。

 

オンライン学科受講にあたっての注意(文書例)

教習生各位

①オンライン学科教習を受講するにあたって

②オンライン学科は24時間いつでも受講できる学科教習です。

③基本的には、教室で受ける学科教習と同じ扱いです。

④学科教習は基本的に50分間です。(学科の項目によっては55分のものもあります)

⑤この50分間(55分間)を学科教習に専念して確保することが必要です。

⑥それよりも短い時間で受講した場合は、受講したことにはなりません。

⑦本人以外の受講も認められていません。

⑧毎日、受講した時間や顔認証システムにより、厳しくチェックしています。

⑨受講状況は、画像により目視確認しています。(個人情報の観点から、確認後は破棄します)

システム障害・通信障害等によりオンライン学科を受講することができない場合は、対面での学科を受講していただきます。

 

教習生の方のメリットは、密を避けられる事、教習所に赴く回数を減らす事、深夜でも受けられる事等のメリットがあります。

この便利なシステムが使えなくなることになると、多くの人の利便性が主失われます。

ルールを遵守して、受講して下さるようお願いいたします。

オンライン学科受講にあたっての注意(補足説明)

私の補足説明です。

注意事項です。

 これらを守ることを前提にしてオンライン学科を実施しますという事ですね。

24時間いつでも受講可能

ということは、ここの教習所では、ライブ配信ではなくて、録画配信という事になります。従って、タイムリーに質問することはできないと思ってください。

③基本的には、教室で受ける学科教習と同じ扱いです。学科受講の定められた時間内は、受講をやめる事はできません。途中で退席する、或いは、飲食や喫煙もだめだと思ってくださいね。又、他人との私語や受講生の入れ替わりもだめだという事ですね。勿論その場合、受講が認められません。

教習は基本的に50分間です。(学科の項目によっては55分の物もあります)

学科の項目によって、55分の物もあります。という事は、最低でも、55分間は受講できる時間を確保しておかなければ、残り5分を受けられなかったために、受講が認められないという事も有り得るということですね。

⑤この時間内学科教習に専念して確保することが必要です。通常、一コマと言いますが、教室で受ける学科同様に、居眠りや私語、途中での離席も認められていませんね。又、通常の学科教習の時と同じく、学科教習以外での目的でのスマホやタブレット端末の使用や、PCで受講中に、別のンウィンドウを開けてみることも禁止されていますね。

⑥それよりも短い時間で受講した場合は、未受講になります。いわゆる、早退ですね。体調が悪い時も基本的には受けたことになりませんよ。

⑦本人以外の受講も認められていません。(替え玉受講不可)。AIの顔認証は優秀ですよ。顔がはっきり見える状態での受講は勿論ですが、他人にすり替わることも禁止です。

以前に起こった事で問題になりましたが、自分の写真をカメラの前に置いて受講することも勿論禁止です。

最近、聞いた事ですが、コンタクトレンズで顔写真を登録していた方がメガネをかけて受講した時にAIに「顔認証できない」という理由で、動画が消えて受講不成立になったという話もとび込んできましたね。

⑧毎日、受講した時間や顔認証システムにより、又、受講後の動画目視により厳しくチェックしています。

AI認証の他に、翌日、教習所の指導員により、目視でチェックします。受講直後は受講済みになっていても、翌日以降の指導員のチェックにより未受講になる場合がありますので、注意が必要です。

特に、検定前等の深夜に受講する場合は、チェックが追い付かず、又は未受講で処理されて、検定が受けられない事態も起こっているようですので、少なくとも前々日迄には受講しておくことをの勧めします。

⑨受講状況は、有資格者が、画像により目視確認しています。(個人情報の観点から、確認後は破棄します)

この文書を出した教習所では、目視確認後、すぐに破棄すると書いています。という事は、未受講で処理された後、確認を求めてもすでに映像が残っていない可能性があります。疑われるような行動は慎んでくださいね。

⑩システム障害・通信障害等によりオンライン学科を受講することができない場合は、対面での学科を受講していただきます。

この学校では、システム上の未受講の際の対面の学科教習を、オンライン学科が始まる以前のスケジュールで行うそうです。受けられなかった学科が、2週間先にしかない、と言う場合も考えられます。早めに受講することが必要ですね。

オンライン学科教習で顔認証のトラブルを回避するために!

多くの教習所では、説明文の他、以下のような内容の誓約書を書いていただいているようですね。

オンライン学科受講にあたっての誓約書(文書例)

誓約書

 私は貴教習所での学科教習をオンラインで受講するにあたり利用契約に同意し不正な行為は絶対にいたしません。

 また不正な行為をした場合、退所通告されても決して異議は申し立ません。 また、不正行為による退所処分において、一切返金がされないことに同意いたします。
 受講状況を貴所の担当者が画像確認することに関して同意いたします
万が一システム障害や通信障害等によりシステムが稼働できない場合、教習所においての対面の学科教習を受講することに意義を申し立てません。

オンライン学科受講にあたっての誓約(補足)

 

要するに、オンライン学科での不正行為は、ほとんどが顔認証による判断になるという事ですね。

あくまでも、対面による、物理(移動距離)的・時間的(移動時間)的・健康(感染症リスク)的・精神(対人関係)的な面を考慮していますよ。というスタンスですね。教習生の利便性の為のサービスととらえた方が良いと思いますね。

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